ストラヴィンスキー 春の祭典(Igor Fyodorovitch Stravinsky – Rite of Spring)第1、第2、第3、第4、第5、第6、7楽章の続き。
今回は第8楽章 「The Dancing Out of the Earth (大地の踊り)」
この動画を元にアナライズをしていきます
5:41〜 来ましたよみなさん。Prestissimo(極めて速く)。テクスチャーは単純だけどとにかく速い。特にコンバスが大変そう。基本は3拍子で、違う調の和音による複雑なリズムでのアクセント。
コードはC#11の第二回転形かな。バスのGが多めに重ねてある。また、F#とGをトップでぶつけてるのも面白い。クラリネット-オーボエの所だけ重ね合わせ。スクショでは入れてないけど低音でF#-G#-B♭の違う調のメロディが鳴ってる。
5:46〜5連、3連、7連符のコンボ。スピード感を出すには奇数連符がいいね。
6:07〜16分音符での低音での細かい動きでチェロが死ぬw解放弦を交えたフレーズだから案外弾けるのかな。ここは3連の方が強いかも。フレーズ自体もポリリズムになってる。イーブンな音符と混ざって勢いがある。
6:15〜トランペットとヴァイオリンの掛け合い。少しずつもりあがっていく。
6:39〜木管も戻って来て盛り上がる。ピッコロが飛び抜けて聴こえる。ここもF#とGをぶつけてある。このアクセントには金管も参加。
ホルンが細かくディヴィジされてる。音程の動きは少ない。動くヴァイオリンとクラリネットは4度で装飾。低音のF#-G#-B♭が多めに重複されてる。
と、今回はこんな所です。春の祭典の盛り上げ方がある程度パターン化されてますね。ポリリズム、ポリコードで最後は全部いっぺんに鳴らすっていう感じ。
自分でも応用できそうな感じがしてきました。
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