【アナライズ】バルトーク 舞踏組曲 (Bartók Béla Tanz-suite Sz.77) その3

アナライズ

その1その2に続き、その3です。

このビデオを元に分析していきます。

第5舞曲 Comodo

”非常に原始的な舞曲でどこに由来するとも言えない”ということ。

11:20〜 本当にRPGの原始時代に使われてそうなメロディ。pのトロンボーンがメロディと逆に動く。弱いから演奏しづらいと思うんだけどどうなんだろう。音域が高くないから大丈夫なのかな。

11:40〜 メロディの上に平行の4度インターバルの音を3つ詰む。弦のスライドも印象的。

終曲 Allegro

12:18〜 これFINAL FANTASY で絶対聴いたw4度を8つ重ねてる。単純だけど効果的。よく見る細かく弦が動いてる。

トロンボーンが1パートだけでもちゃんと聴こえる。しかも低い。

12:31〜 突然のffだけど音域が高いので強く聴こえない。

12:41〜 なんでここcol legnoにしたん・・・木管の装飾が印象的。

12:46〜 バルトークらしいマジキチ対位法。四重奏だとこういうの多い。1つ1つは単純なフレーズ。

13:14〜 弦、木管が主線、金管が合いの手を入れる。

13:33〜 オーボエ、クラリネット、ファゴットで6連の上下。

13:36 上の方の音域。割と不穏な和音で締める。

13:37〜 民族調。クラリネット似合う。

13:56〜 変拍子が続く。3/4、2/4、3/8、3/4、2/4で進行。ここの上行、下降のモチーフを使いながら進行。

14:13〜 2度インターバルで和声付けされたメロディが印象的。ハッとするような使い方。

14:18〜 Presto(急速に)。からのMolto tranquillo(非常に静かに)。ここの移り変わりの色彩をよく研究したい。と思ったけどそんなに複雑じゃなかった。

14:57〜 今までにない雰囲気。ヴィオラのソロ。ハープで伴奏。楽器を足しながら急速に盛り上がる。

15:44〜 変拍子。弦の動きが活発になる。楽器を出し入れして、ダイナミクスをつけながら最後へ。

16:16〜 案外あっけなくオーケストラヒット1発で終わる。

 

ページが厚かったので時間かかるかなと思ったんですが、構造などは単純で、既出のアプローチも多かったのでそんなに掛かりませんでした。

最終楽章はストラヴィンスキー「春の祭典」でも出てくるようなものも多かったです。参考にしてるってレベルじゃない。

パクリながら勉強するのが一番効果的なのかな(違

この舞踏組曲では3度和声以外のアプローチを学べたのが一番良かった。和声付けの幅が広がった。と思います。

 

あと、もうそろそろ自分のクラシック曲も世に出せそうです。ご期待ください。ではでは。

 

その1、その2はこちら

【アナライズ】バルトーク 舞踏組曲 (Bartók Béla Tanz-suite Sz.77) その1

【アナライズ】バルトーク 舞踏組曲 (Bartók Béla Tanz-suite Sz.77) その2

舞踏組曲 (バルトーク) – Wikipedia