買って失敗した機材WORST5【2020年】

プラグイン

前回「買ってよかった音楽機材TOP5【2020年】」というエントリを出したんですけれども、逆に買わなければ良かったなーっていう、失敗した機材もたくさんあるんですよね。

なので、今回は2020年に買って失敗した機材WORST5をご紹介したいと思います

まだ11月でちょっと早いので、2019年の11月ぐらいから2020年の10月終わりくらいまでに買ったものになってます。

失敗したと言っても製品自体が悪いというよりも、僕自身のシチュエーションに合わなかったっていうのがほとんどなので、単純に製品が良くないっていうことではないです。

第五位 AKG(アーカーゲー)『K240 STUDIO』

まずはヘッドフォン。

ずっと使っていたSONYのMDR-CD900STが壊れちゃったので、新しいヘッドホンが欲しいなと思ったんですね。

ヘッドホンって、僕はそんなに使わないので、コスパ重視で行こうかな、ということでこのヘッドフォンにしました 。

このK240は安い割に評判は高かったんですよ。でも僕の使用用途には合わなかったかなという感じです。

細かい理由を言うと、主な用途のノイズチェックでノイズが見えにくいっていうのがひとつ。

あとは、解像度が低いので、もちろんミックスにも使えないと。レコーディング用としてもセミオープンで音が漏れるので使えないと。

ボイスチャットに使おうとしても、セミオープンなので音が漏れちゃってマイクに入っちゃうので使えない。

ゲーム用にしようとしても、今まで持ってた安いヘッドホンの方が良かったんですよね。

こっちの方が超低音が迫力ある感じで出て、ゲームやる時に気持ちいい。で、サウンドも柔らかくて長時間ゲームしても疲れないんですよね。

安いんだけど、こちらのほうが用途にハマる感じ。

AKGのほうは、全てにおいて立ち位置が中途半端になっちゃったかなっていう。

で、これを買った後にやっぱりきちんとしたものを買おうと思って、前回紹介したヤマハのHPH-MT8を買ったら最高でした。

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第四位 KOMPLETE KONTROL M32


小型のMidi キーボードですね。

机の上に常に置いてあるちっちゃい鍵盤なんですけど、今は電源を入れてなくて、完全に使ってないですね。

プラグインのKOMPLETE KONTROLを使う時に音色を選ぶのが楽になるのかなと思いきや、

操作が直感的じゃなくて、何度かボタンを押さないと音色を切り替えられなかったりして、あまり恩恵を感じないです。

サブの小さいキーボードだから、あまり良くないのかな、っていうのもありました。

というか、元々小さいほうで試して、良かったら大きいモデルのほうを買おうかなって思ってたんですけど、

いまいちね僕が想定してる操作性ではなかったので、大きいほうも買うのも見送ろうかなと思ってます。

買うなら多分ディスプレイがついてて大きいほうのモデルの方がいいと思います。

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第三位 中古のアコーディオン

まず、1台目、中古でアコーディオンを買ったんですよ。そしたら修理が必要で。

4万円で買ったんですけど、+4万円の修理代がかかって、結局2倍の値段になったんですよね。それが1台目ですね。

で、フリマアプリで新しめに見えるアコーディオンあったんで、二台目を買ったんですよ。

そしたら1台目より中がボロボロで 全然音が出なくて。

これはもう修理に出すのもしんどいなと言うことで諦めました。

アコーディオンは一般人が売ってる中古で買ったら絶対ダメな楽器だと思いました。

なぜかと言うとアコーディオンのの中身って必ず劣化するということと、

修理代も高いし、素人は修理できないということ。

なのでメンテナンスをしているお店の中古か新品を買った方がいいです。

構造がもっと単純な楽器、笛とかはまだフリマで買ってもいいと思うんですけど、本当にアコーディオンだけは内部が見えないので駄目ですね。

新品で買うとそれはそれで高いんですよね。そこがちょっと悩ましいところではあります。

普通に数十万とかしたりしますからね。

アコーディオン自体は好きなのでボタン式とか、音色が違うものも欲しいなあと思ってます。

アコーディオンを中古で買って修理に出してみた。その金額は…!

第二位 モデリングマイク『ML-1』と専用プリアンプ『VMS-ONE』

マイクとプリアンプのセットです。

これはモデリングマイクと言いましてですね。いろんなマイクのサウンドをシミュレートできるんですね。

一旦マイクで録音したものを、DAWのプラグインでいろんなマイクの種類のサウンドに変化させることができます。

マイクのサウンドはめちゃくちゃいいんですよ。

ただ何が良くなかったのかと言うと、

マイクをシミュレートするVMRというプラグインがバグり散らかしてて、全く使えないっていうことですね。

基本的に重いし、DAWがすごく落ちるんですよね。なので全然もう使う気にならなくて。

マイクの素の音で全部とるようになっちゃって、プラグインのソフトは使わなくなりました。なのでモデリングマイクの意味ないじゃんって言うことなっちゃったんですよね。

マイク自体の音はいいんですけど、加工前提の音なので色付けのないそっけないサウンドです。

それだったら、最初からいい感じに色がついたマイクとプリアンプを買った方がいいんじゃないかと思いました。

ただ、ちきんと動いたとしても、りプラグインをいちいち挿さなきゃいけないので、結局めんどくさくて使わなくなっちゃったんじゃないかな、っていう気もします。

これが上位に来た理由としては、金額が高かったっていうのがあります。

モデリングマイク『ML-1』と専用プリアンプ『VMS-ONE』のレビュー。高級マイクが使い放題!

第一位 セールのプラグイン、音源

特定のものじゃないんですけれども、

今年もセールをしているプラグインや音源を買いすぎてしまったなと反省です。

毎年不動の一位ですね。

例えば、$200が$29になる、みたいなセールが多くて、買っちゃうか、みたいなことがあるんですよね。

特にこの$29あたりが一番気をつけなきゃいけない価格帯ですね。俗にいうWavesセールゾーン。

29ドルは日本円で3000円ちょっとで、まあ一つだったらそんな高い金額ではないんですけれども 、それが積もり積もるとかなりの金額になっちゃうんですよ。

何百円とかだったらまだいいんですけど、3000円って微妙に痛い金額で、結局大して何もならないみたいなことが結構あるんですよね。

やっぱりセールだから買うていうのは本当に良くないです。セール関係なく欲しいものを買うってのは正解ですね。

あと、無料で配ってるとか、90%OFFで何百円で売ってるものもよくないんですよね。

やっぱり無料とか何百円って結局価値がないっていうことなので。 価値がないものに時間をかけさせられてるって言うのは結局マイナスになってるんですよね。

あと、エンジニアさんならまだしも、作曲家がコンプとかEQとかを変えたところで音楽に対する影響ってのはもう1ミリぐらいしかないんですよね。

なのでプラグインエフェクトに関してはなるべくこだわらないようにしたいとは思ってます。

かといって、徐々に新しいものとかをは試していきたいな、っていう気持ちはもちろんあるんですけれども、そういうところのせめぎ合いですよね 。

今年はそういう無駄な出費は減らせたと思うんですが、まだまだ減らせるなと思ってます。

・もう道具は足りてる
・みんなが使ってるからって自分の使いかたに合うとは限らない
・プラグインを買い足しても音は変わらない
・セールをやってるモノは価値が低いもの
・無料のサンプルは時間が取られるだけ

このことを頭に刻んでいきたいと思います 。

おわりに

というわけで、今回は買って失敗したものでした 。

一位は皆さん心当たりがたくさんあると思います。

自分のやりたいこととか、いろんなバランスの中で機材を買っていくものなので、難しいですよね。

ただ、中古のアコーディオンだけは絶対に買わない方がいいです。それだけは間違いない。

来年も失敗しないように散財していきましょう。

ではまた。

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