ラベリア(ピン)マイクのIK Multimedia『iRig Mic Lav』を買いました。
カメラ「FUJIFILM X-A7」につけて使用するため。
X-A7を使うシーンは大体手持ちになるので、声の遠さが変わらないようにしたいな、ということで。
あと、プラグインのIK Multimedia『Mic Room』でプロファイルのあるマイクなので、モデリングでコンデンサーマイクのようなサウンドにできるか試してみたい。というのもあり。
しかし、X-A7にはiRig Mic Lavは使えませんでした!
売り文句を見ても、どこにもカメラに使えると書いてなかった…端子が同じだから勝手に使えるかと思ってた…
iRig Mic Lavはモバイル専用のマイクでした。
– おわり –
と、一旦なったんですけど、
カメラでiRig Mic Lavを使う方法!
もうひとつピンマイクを買ったら、変換プラグが付属していたので、その変換プラグをつけたら使うことができました。
変換プラグ単体だとなかなか売ってない。
iRig Mic Lavは
3.5mm 4極 TRRS
なので、
3.5mm 3極 TRS
に変換すれば使えるということです。
iRig Mic Lav自体には変換プラグは付属していません。
聴き比べ!
音質をチェック。DELUXEFOXは、あとで買った1300円くらいのラべリアマイクです。
なぜか夏目漱石「吾輩は猫である」の朗読。ほとんど加工をしていません。
■iRig Mic Lav+iPad(無印)第7世代+ボイスレコーダー ■DELUXEFOX+iPad(無印)第7世代+ボイスレコーダー ■iRig Mic Lav+YAMAHA AG03 ■DELUXEFOX+YAMAHA AG03 ■SHURE『WH20XLR 』+RME Fireface UC ■iRig Mic Lav+FUJIFILM X-A7素の状態だと、この中ではiRig Mic Lav+iPadのバランスが一番いいですね。
やはり、モバイル用にチューニングされている印象。AG03も低域が豊かに聴こえて、落ち着いていてよいです。iPadのほうはところどころガザガザしています。
DELUXEFOX+iPadも悪くないですが、iRig Mic Lavに比べるとサウンドが軽い。
あと、DELUXEFOXは入力レベルが大きすぎて、iPad本体の入力レベルも変更できないので、20cmくらい距離を離して録音しました。そのせいもあって低域が少ないかな。
こちらは逆にAG03のほうが相性がよさそうな印象でした。
比較としてヘッドセットマイクSHURE『WH20XLR 』も試したんですが、ヘッドセット特有のゴソゴソという音が不快ですね。
音質も低域がバッサリ切れたような音になってます。
iRig Mic Lav+X-A7はひどい。隣で線香花火をやってるのかな?ノイズが多いのと、ガザガザしてる。
Mic Roomを通すとコンデンサーマイクのサウンドになるのか
iRig Mic Lav+YAMAHA AG03にMic RoomでNeumann® U87をシミュレートしてみたものがこちら。
iRig Mic Lav→Neumann® U87Neumann® U87の音になったでしょうか?
ちょっと雰囲気がよくなりましたが、U87には聴こえない気がしますね。さすがに無理があるようです。
ギャラリー
箱!四角!
本体。
ケーブルの長さは160cm。
プラグから10cm付近のところにボックスが付いています。
このボックスの中からカラカラという音がするんですが、仕様なのかはわかりません。
付属品は収納ケースのみ。
小さいので、雑にしまえないのが難点。
IK Multimediaの説明書って文字なしで、絵だけで説明してある部分があるんですが、わかりやすくてよいです。
iRig Mic Lavを複数台繋いだり、イヤフォンを繋いだりという機能も付いています。
X-A7について
ここで最初にマイクを使おうとしたFUJIFILM X-A7のサウンドについて言及しておきますが、
「元の音が悪すぎてどのマイクを使ってもたいして変わらん」
というのが結論です。ノイズレベルが高すぎるのと、ガビガビしすぎ。
まとめ
・他のラベリアマイクより圧倒的に音質がよいのかというとそうでもない
・複数台繋いだり、イヤフォンを繋いだりできる
・変換プラグがあるといい
・ケーブル長さ160cm
動画で使う時にはZOOM Q8に挿して使おうと思います。が、それはそれでXLR/フォンへの変換ケーブルが必要なのであった。
これでいいかな。
デスクトップの場合、YAMAHA AG03はこういうときに入力しやすくて便利だなと、改めて思いました。
AG03で使うにはヘッドセット用の変換ケーブルが必要です。
では。