AKG『K240 STUDIO』レビュー。解放感があり聴き心地のいいヘッドフォン

楽器・ハードウエア

ヘッドフォン、AKG『K240 STUDIO』を買ってみました。

十数年使ったSONY「MDR-CD900ST」が断線した上に全体的にボロボロだったので、違うものを試してみようかな、ということで。

普段、ヘッドフォンはほとんどノイズチェックにしか使わないので、ノイズチェックができれば十分ということで、この安価なモデルにしました。

ざっくり

・柔らかいサウンド
・空間を広く感じて、気持ちのいい音
・ダイナミックレンジが広いので映像作品の迫力を感じる
・細かいチェックには向かない

サウンドは柔らかく、空間を広く感じ、リッチに色づけされていて、聴いていて気持ちいい音です。

奥行き感もあるし、左右の広がりも大きい。

音量のダイナミックレンジも広いので、小さい音は小さく、大きい音は大きく聴こえ、映画などの映像作品で迫力を感じやすいです。

気持ちよく聴けるので、作曲作業や楽器の練習用によさそうです。

セミオープンエアー型なので、外に音が漏れやすく、レコーディングには向きません。

また、よくない部分が聴こえにくいので、ノイズチェックなどにもあまり向きません。

MDR-CD900STとの比較

超王道スタジオヘッドフォンであるSONY『MDR900ST』と比較してみます。

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サウンドは900STのほうが固く、分離感が強く、音源が近く感じます。

悪い部分が聴こえやすい。ノイズのチェックはこちらのほうがしやすいです。

リズムもくっきり聴こえるので、レコーディングもこちらのほうがよさそうです。

音が固いので、音量を上げて聴き続けると、聴き疲れします。

また、モニターコントローラーの「SPL 2Control」から聴くとノイズが乗ります。

ボリュームを0にしても聴こえる。

その点、K240はまったくノイズが発生しません。インピーダンスの違いのせいらしいですが。

ギャラリー

ヘッドバンド、伸縮型で頭の形に合わせやすい。

頭側のケーブルはミニXLR-3.5mm。着脱式です。

接続は3.5mmステレオケーブル。付属のフォンケーブルを取り付けられます。色々な機器と繋ぎやすいのがうれしい。

おわりに

というわけで、K240はゲームや作曲、楽器練習に使用し、ノイズチェック用のものは別に買い足そうと思います。

ではまた。