ちょっと前に急に思い立って、アコーディオンを買ってみたんですよね。
新品でアコーディオンを買うと、どのアコーディオンでも最低2桁万円なので、フリマアプリで4万円程度のアコーディオンにしてみました。
現行品に一番近いものは「TOMBO TB-32S ソプラノ アコーディオン」。
買ってからそのまましばらく使っていたんですが、
意外とレコーディングで登場する機会が多いのと、長期保管していたもののようで、色々な不具合があったので、一旦修理に出してきちんとした音にしよう!ということにしました。
ということで、今回はアコーディオンの修理や音に関して色々なメモを書いていきます。
見積もり
まず修理したい箇所をメモ
・鍵盤が押し込みにくい場所がある(見たところ、金具の受け部分がズレている)
・押したときに途中で音が変化するような音の感じがある
・鍵盤の不揃い
・サブタ革が反っている
・サブタ革がない場所がある
「イケベ鍵盤堂アコーディオンリペア」に見積もりの電話。
他のブログなどで10万円くらいかかる、的なことを書いていたので、そのくらいかかったらやめておこう、と思ってたんですが、3、4万円くらいとのことだったので修理することにしました。
見積もり料金のページを見逃していたんですが、ここにありました。
サブタ革がある程度反っていてもサウンドには問題ないかも、的なことを電話で言われたので、同梱するメモに
「音はそこまで気にならないので、問題ないようだったら革はそのままでよいです。」
と添えました。たぶん、ここで料金がかなり変わるので。
アコーディオンのことが全然わからないので、伝えるのが難しかった…前から使っていたらどう悪くなったかがわかると思うんですが、中古だと変化しているのかどうかもわからない。
あと、イケベ鍵盤堂さんは電話でのやりとりが多かったので(たぶん4回くらい)メールとかフォームとか使ってもらえるともっと確実に伝えられて楽なのにな、とは思いました。
確定した金額
確定した金額は
・鍵盤引っかかり修正
・鍵盤並び調整
・鍵盤バルブ調整
・トレブル調律
※パーツ代 5,500円
合計 39,600円
修理後に支払い。
期間はスケジュールが詰まっているとのことで、1ヵ月程度かかりました。
購入4万円+修理4万円で、結果的に定価の14万円よりは安かったんですが、中古のアコーディオンはなかなか高くつくということがわかりました。
やはり楽器は新品か調整済のほうが品質を読みやすくていいですね。
ちなみに、この後に登場するYAMAHAのアコーディオンも中古で買ったら中身がボロボロでした。
サウンド
このTomboのアコーディオン、サウンドも気に入っていて、リードが一方にしかないタイプなんですが、そのせいか、いい意味で音に倍音がなくて、暗い表情が出しやすい。
こんな感じ。
実はもう一つYAMAHAのアコーディオンも買ったんですが、そっちはリードが双方についてて、音に倍音があって明るすぎるんですよね。
Tomboのほうは合奏用らしくて、それで倍音が付いてないのかなと。追加で買うならこのモデルのアルトが欲しい。
聴き比べてみて、このTomboのほうを修理して使おうということにしました。
ギャラリー
ワンチャン自分で修理できないのかなと思い、開けてみたところ、
各リードについているサブタ皮といわれるものが反ってたりなかったり。
全部の鍵盤にリードがいくつかついてるんですよね。そりゃ値段も高い。
他の部分もいじくってみたんですが、自分では全く直せる気がしませんでした。
古いサブタ皮も同梱されていました。
修理後はいじりたくないので開けた写真はないです。
鍵盤の不揃いも治りました。
前の写真を撮ってなかったけど…かなりバラバラだった。
おわりに
複雑な楽器はフリマアプリで買わない!
アコーディオンは弦交換などの細かいメンテナンスがほとんどいらないので、購入費用や調整費用がある程度高くても長期で運用したら案外費用はかからないのかも。
修理、丁寧に対応していただきありがとうございました。