どうも、こおろぎ(@kohrogi )です。寝起きです。
去年の誕生日プレゼントににオカリナを頂きました。
これです。
オカリナと言えば悪魔くんの「ソロモンの笛」や
ゼルダの伝説「時のオカリナ」
など、頭がないガチョウのような形のオカリナが昭和世代のイメージだと思いますが、今回頂いたのは「バランス式白井オカリナ」という、らっきょうのような形のものです。
表
表に4つ、裏に1つ、合計5つの穴が空いています。手前の小さな穴から息を吹き込みます。
####裏
親指の穴と空気の出口があります。音域はF3から1オクターブ上のF4くらいまで。約1オクターブ。分類はソプラノ。
素焼きっぽいので色を塗っても面白そうです。らっきょうとか書いちゃいましたけど、涙型と言ったほうがかっこいですね。
付属品
今回のオカリナはケースと楽譜がついていました。
70曲収録されてます。多いな。
詳しい解説もあり、内容はしっかりしてます。完全にプロの仕事。色々サイズがあるらしい。
他にも音域表など、盛りだくさんの内容でした。
さて、せっかくなので色々調べてみたいと思います。
オカリナの由来は「小さなガチョウ」
オカリナに似た楽器の起源はマヤ文明にまでさかのぼることができる。16世紀にアステカの楽器がヨーロッパに伝わり、1860年頃にイタリアのジュセッペ・ドナティの手で改良されて、ほぼ現在の形となった。
オカリナという名称は、イタリア語の「小さなガチョウ」に由来する。
音域が1.5オクターヴ程度と狭いため、楽曲によっては移調したり、音域の異なるオカリナを使い分けるなどの工夫も必要になる。また、息の強さや気温により音高が変動する。
オカリナは木管楽器に分類されるが、笛と違い「つぼ状の空洞」という特異な共振系を持つ。
発生した振動に対して、リコーダーやフルートの場合は管の内部にある空気の柱が共振して音が出るのであるが、オカリナの場合は大きな空洞内部の空気が共振して発音する。この点でオカリナの共振系は、リコーダーよりもギターやヴァイオリンに近い。
大きな空洞に速い息を吹き込んでもエネルギーが分散してしまうので、細い管状の管楽器に比べて十分な振幅を持った倍音が発生しにくい。このため、指穴の数とその開口部の面積がそのまま音域の広さを決定することとなり、倍音を利用して高音域を得る一般的な管楽器と比べて音域が狭い。
– Wikipadia | オカリナ より抜粋、編集
ペルーからイタリアに行ってるんですね。
演奏自体は容易だけれど、音域は狭く、音程も不安定で、音の強弱もつけにくい楽器ってことですね。
作曲、編曲する側としてはとても扱いづらい楽器です。
アンサンブルには向かない楽器である
オカリナは音が小さく、音色が素朴で、表現力もあまりないので、大編成のアンサンブルには向かないみたいですね。
オカリナ同士のアンサンブルが多いようです。
やはり、孤独にメロディを吹くのがメインになるのでしょうか。
と思ってたらオーケストラアンサンブルを見つけてしまいました。オカリナのスタンダード「コンドルは飛んでいく」ですね。
他にもいくつかありましたが、音域が狭いため既存の曲ではなく、オカリナ向けに作曲されたものがメインになるようです。
日常生活ではほとんど見かけないと思うんですが、YAMAHAにもレッスンコースがあったりして、実は割とメジャーな楽器なんですよね。
様々な形がある
オカリナはある程度自由な形で作れる。ということで色んな形のものを探してみました。
「つぼ状の空洞」ということで壺っぽいもの
元々ガチョウ型だからか、素朴な音だからか、動物モチーフも多い。
動物型のもののほとんどが口になっている所から息を入れるようになっているので、なんだか複雑な気持ちです。
絶対吹きにくいこれ。
陶器、プラスチックがほとんどなんですが、まさかの木製を見つけました。
YAMAHA制。このとんがり方は技巧派が使うやつだこれ。バンドで吹く人もいそう。
絵柄も色々ありますね。インカ柄。おみやげ感すごい。これちょっとすき。
曲を作ってみた
寝起きですが、一応僕も作・編曲家なので曲を作ってみました。
オカリナとガムランとオーケストラのアンサンブルです。寺院のような、仏教の世界の神聖なイメージ。
笛の音色で仮のものを打ち込んでみました。ほとんどの音階を使用しています。
完成もこういう感じになる予定でしたが、実際にオカリナをレコーディングして完成したものがこちら。
全然うまく吹けませんでした。難しい…
音程、音量の安定感とか全然出せないし、運指が難しいド♯、レ♯を使っちゃったので最高に演奏しづらいです。ビブラートも一朝一夕では無理ですねこれ。でも最後のほうはちょっとうまくなってる。
おわりに
アクセサリーとして常に身につけておくと、HPが少なくなった時に仲間を呼べそうです。
もしもの時はあなたを呼ぶかもしれません。ではまた。
参考
頂いたオカリナ「バランス式白井オカリナ」のメーカーはこちら