篠笛、スズキの『童子 七本調子 SNO-02』を買ってみました。
なぜ買ったのか
篠笛を買った動機としては
・篠笛のソフト音源がない、打ち込みがリアルにならない
・和風の曲は音階や奏法が限られているので簡単に吹けるのでは?
・安い
笛系の音源って、単純そうなわりにリアルに鳴らないんですよね。和風の曲は味わいが大事だったりするし。
しかも、篠笛の音源はほぼないので、Dizi Fluteの音源で代用したりしていて。
とりあえず生の篠笛を手軽に自作曲に入れてみたい、というのが大きな動機です。
DTMerはどの篠笛を買ったらいいか
我々DTMerが買うのに最適な篠笛は
・西洋音階に合わせられている「唄用」
・キーは六本調子(B)、七本調子(B)、八本調子(C)のいずれか
・メンテナンスが楽なプラスチック製
まずは西洋音階で音が出せる「唄用」のもの。伝統芸能で使われている「囃子用」だと西洋音階の音が出ません。
チューニングは明記されてないんですが、ピッチは吹き方で調整していくことになりそうです。修正ソフトもあるので大丈夫かな。
キーは七本調子(B)のもの。
基本の運指でB、C#、D#、F、G#、A#の音が出ます。
なぜこのキーがいいのかというと、鍵盤の黒鍵ベースで作ったほうが和風の曲が作りやすいからなんですよね。
しかし、この笛は半音高く音が出てしまうようで、完全にCのキーになってしまいます。まだ吹き方が悪いのかな…
ちなみに、音域は三オクターブ弱。
素材はプラスチック製を選びました。気軽に水洗いしやすく、経年劣化もしにくい。
ちょこちょこ色々な楽器を買うので、メンテナンスが必要なものを買ってしまうと、負担が増えていくんですよね。
新しい楽器を買うときは、こういった気軽なものから買うことにしています。
選ぶときに、わかりやすく参考になったサイト
安い
篠笛は安いものが多い。
僕が買ったものは千円ちょっとなので、例えすぐ吹かなくなっても、吹いた経験としての値段だけで十分元がとれます。
他の和楽器って数万円からだったりするので、結構勇気がいるんですよね。
写真
長さは41cm程度。布袋もついていました。
七本調子なので「七」の文字が。違うキーのものと混ざってもわかりやすいですね。
袋にも。
初心者の練習方法
初心者の練習ですが、歌もののメロディよりも、祭囃子のように、同じようなフレーズを繰り返すようなもののほうが吹いていて楽しいような気がします。
高いオクターブなので少しだけ吹くのが難しいですが、反復して吹くので上達もしやすいでしょうし。
動画を検索すると運指込みのものがたくさん出てくるので、それをマネして吹いていく、というのがいいかなと。
囃子用の笛なので、音程感が違ったりもするんですが。
いくつか紹介。後ろから撮っているものがわかりやすいですね。
調べてみると、驚くほどバリエーションがありますね。祭りごとにフレーズが違うのかな。
息の吹きこみ方にコツがいるので、音が出せるようになるまでにはちょっと時間がかかります。1日練習すれば、とりあえず音は出るようになるかなと思います。
篠笛を試しに録音してみたけどなかなかいい感じじゃない? pic.twitter.com/i4xDoQhEhy
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2018年5月1日
おわりに
自作曲に入れられたらいいなーと思ってただけなんですが、吹いてみたら思いのほか楽しく、小さいから机の上に置いておけるので、しょっちゅう吹いてます。今のところ。
わりと早めに自作曲に組み込めそうです。