僕は色々な種類の楽器を始めるのが趣味なんですけど、色々な楽器を始める中で
楽器を買ってすぐ上達する方法、というものを見つけました。それは、
『すぐ録音する。そしてSNSなどに公開する』
ということです。
もちろん、一番はじめは音自体を出す練習はしなきゃいけないんですけど。多少音が出はじめたらすぐ録音しちゃう。そうするとすぐ上達します。
なぜ録音して公開するといいのかと言うと
・目的意識がはっきりする
・練習はすぐ飽きるけど録音は飽きない
・集中する
ということがあるから。
客観的にサウンドを聴ける
楽器の初心者って手元に一生懸命になっちゃって客観的に耳で聴くっていうことがやりにくいんですよね。
一旦録音して、聴くことだけに集中することによって、客観的に改善点を見つけることができます。
で、さらに公開しよう、聴かせよう、という段階になると、音を整えてミックスダウンをしないといけないんですよね。
そうすると、息の音が大きすぎるとか、演奏ノイズが入ってるとか、リズムがふにゃふにゃしてるなとか、ニュアンスが合ってないなとか。細かい部分まで気になってくる。
あと、ピッチ修正ソフトを使うことで「ここのピッチが悪いな」とか、そういうことも正確に分かるわけです。
実際になんとなく弾いてるよりもフィードバックがすごく多いんですよ。
あと、最初のうちは正しいフォームで弾いてないかもしれないんですけど、録音して聴いていく自然と正しいフォームになっていくんですよね。
正しいとされているフォームっていうのは合理性とかサウンドの良さがあるので、客観的に聞いて改善していくと結局そういうところに落ち着いていきます。
さらに、実際に録音しているので、どこにマイクを立てたらいいかとか、どうイコライザをかけたらいいのか、リバーブをつけたらいいのか、ということも楽器の練習をしつつ同時に習得できます。
みんなに聴かせるってのは別に大勢の人間聴いてもらわなくてもいいんですよね。とりあえず公開をするってのが大事で
公開しようと思うだけで、きちんと整えて出そう、っていう意識が生まれるんですよ
公開した後にも、反省点が見つかったりもするので、なので、実際に公開していくことが大事ですね。
目的意識がはっきりする
1つの曲を弾くにしても目的がないと、なんとなく音を出しちゃうんですよ。
リズムと音程を間違わずに音を出せればオッケー。みたいになっちゃうんですよね。
そうなると、なんとなく弾けてもニュアンスがふわふわしちゃう。
で、それでゴールもないから「これでもうこの曲の練習は終わり!」っていう感じになっちゃうんですよね 。
録音してみんなに聞かせようとすることで、この曲はしっとり聴かせたい、とか元気に聴かせたいとか、そういう目的ができます。
そうしたら、サウンドをもっとこういう風にしたらいいんじゃないか、というふうに、きちんとコントロールして改善しようっていう意識が生まれるんですよ。
一回録音し終わった後も、もう少しニュアンスを詰めたいな、ということで録り直しをしたりとか。
そういうふうに目的のために試行錯誤して、結果技術が高くなる、ということも生まれるんですよね 。
練習はすぐ飽きるけど録音は飽きない
これ個人差があるかもしれないんですけど。
僕は楽器の練習がすごく苦手で、限界で30分くらいしかできません。早い時は10分ぐらいで飽きちゃいます。
でも録音なら6時間とか8時間とかやっていても平気だったりするんですよね。
やっぱり初心者は長時間楽器に触ることが一番大事なんですよ。
長時間楽器に触ると、単純に練度が上がります。
あと、練習はすぐ終われるけど録音は終われないっていうのもあるんですよね。
「ここのワンフレーズだけ残ってるから、今日録音して終わりたい」みたいな。
翌日になっちゃうとセッティングが変わっちゃって音が変わっちゃうかもしれなかったりして。
そういう要素があるので、録音って一区切りつくまで終われないんですよね。
できるまで終われません、っていう状態なので、強制的に練習ができるんですよ。
あの録音する曲っていうのはすごく短くてもいいんです。ワンフレーズとかでもいいし。
最初から長くて難しい曲をやろうとすると諦めちゃう原因にもなるので。
短いフレーズからちょっとずつ広げていくっていうのがいいですね 。
集中する
録音する時って毎回、なるべく失敗しないようにOK テイクがでるように弾くんですよ。
なのでなんとなく指を動かして音を出して練習してるよりも断然サウンドに集中します。
常に本番の状態の集中力が出せるんですよ。
やっぱり、なんとなく練習するっていうのが一番上達しないです。
僕もギターとかベースを10年以上練習してきたんですけど、なんとなく練習してきたせいで全く上達しなかったんですよね。
ダニエル コイルさんの「才能を伸ばすシンプルな本」の中でも語られてましたけど、自分のスキルだとちょっと難しいなっていうところに背伸びしてチャレンジしていかないと上達しないんですよね。
録音も自分でギリギリできるかなというくらいの難易度のものを録音してそれを集中してクリアしていくっていうのがおすすめです 。
作曲もおすすめ
これはみんなができるわけじゃないと思うので、おまけなんですけど 。
僕の場合、既存の曲のカバーはあまりやらなくてオリジナルの曲ばかり作ってます。
そうすることで自分が弾けるフレーズになるし、楽器の特性を理解できるし、あと短い曲にしやすい。
あとおまけに売れるっていう。
僕みたいな初心者が弾いたものをAudiostockで売ってるんですけど、別に初心者でも売っていいんですよ。審査に通れば。まあダメなら買われないだけであって。
わざとこう楽器が下手な楽曲みたいな感じで作ったりとかして、初心者をあることを生かしたりして。
でまた上達した時にもっと上達してよくなったものをまた登録すればいい。
そういうふうに、売り物にすることによってさらに集中してサウンド作っていかなきゃいけなくなっちゃうから上達するんですよ 。
おわりに
楽器だけじゃなくて歌をはじめたいという人にも応用できると思います
音だけじゃなくて動画をとるのもいいですね。
この方法の欠点としては、すぐ音が出ないような楽器はしんどいです。
例えば、僕はトランペットの音がうまく出せなくて録音まで行かないんですよね。
そういう楽器は録音ができないんで、毎日地道に音を出すしかないんですけど。
あと気軽に録音できる環境ではないよ、っていう人もいるかもしれないんですけど。
まあ、一つの方法として参考になればと思います。
ではまた。
動画もあります。