モバイル用途に最適化されたシンプルなオーディオI/O『Studio 2|6』レビュー

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「Studio Oneをもっとよく知ろうの会 第三回オフ会大忘年会」に参加したのですが、その時にじゃんけん大会があり、景品として

オーディオインターフェイス、Presonus(プリソーナス)『Studio 2|6』を頂きました。

(いつもの会ではそういったイベントはなかったようです)

せっかくなのでレビューします。頼まれたとか、じゃんけんの八百長とかはありません!勝手にやります。

ざっくり 評価☆☆☆☆

・モバイル用途に最適化
・シンプルな構成
・クリアな音質
・ドライバの更新がやりやすい
・付属ソフトが豪華

周辺機器が少なく、セットアップや操作がシンプルでわかりやすいです。

オーディオインターフェイスを初めて買う人や、2台目以降のモバイル用途としておすすめです。

公式の動画でもモバイルソリューションゆうてますね。

スペック 必要な周辺機器はUSBケーブルだけ

最大ビット、サンプリングレートは24-bit/96kHz

・マイク、インストゥルメント、ライン兼用の入力端子×2
・48Vファンタム電源ボタン
・ラインレベル切り替えボタン
・キューミックスA/B切り替えボタン
・ダイレクトモニタリングボタン
・メインボリューム
・ヘッドフォンボリューム
・イン1のボリューム
・イン2のボリューム

インプットは、規格やインピーダンスを気にせず何でも差し込めるのはよいですね。

ファンタム電源供給やダイレクトモニタリングをパソコンのソフトで操作するのではなく、パネルで操作するのが見た目にもわかりやすくてよいです。

後ろ

・メインアウトのフォン×2
・ラインアウトのフォン×2
・ヘッドフォンのステレオフォン×1
・MIDI IN/OUT
・USB

シールで隠れている部分にUSBポートがあります。

電源はUSBから供給するタイプで、ブレイクアウトケーブルもありません。

必要な周辺機器はUSBケーブルだけで、それも安価でわりとどこでも買えるので、周辺機器を忘れて作業できない、といったよくある失敗がなくなりそうです。

音質 クリア

手元にあるRME Fireface UCと音質を比較してみます。

ちなみに、Fireface UCは約13万円、STUDIO 2|6は約2.5万円です。10万円以上の金額差。

Fireface UCのスペックはSTUDIO 2|6よりも上位版のSTUDIO 6|8に近いです。それでも金額差は全然縮まってないんですが。

STUDIO 2|6は全体的にはクリア。高域、低域は伸びていて、解像度も粗い印象はないです。

中域が少しコワっとしていて、薄い感じはありますね。

Fireface UCのほうが中域を中心に詰まっている感じがあって、ダイナミクスがはっきり再生され、特に打楽器のアタックが目の前に出てくるような感覚があります。

STUDIO 2|6はアタックのエッジが聴き取れず、少しぼんやり感じます。

ただ、10万円でこの差かー、と思うくらいには大きな差を感じないですね。

録音の傾向も同じで、少し中域が薄く感じます。基本的に品質は全く問題ないと思いますが。

音質以外の評価として、モバイル用途として使うなら間違いなくSTUDIO 2|6を選んだほうがいいですね。操作性がよく、周辺機器が少ないので。

付属ソフトが豪華

・Studio One 3 Artist
・Plugin Alliance SPL Attacker
・Plugin Alliance Mäag Audio EQ2
・Plugin Alliance Brainworx bx_opto
・Lexicon MPX-i Reverb
・Eventide H910
・Eventide 2016 Stereo Room
・Arturia Analog Lab Lite

が付属しています。

どれもがおまけ程度ではなく、かなり使えるプラグインです。合計が本体価格をかなり上回っている気がする…

セットアップ

Macはドライバーなしで、繋いだら作動します。

WindowsはPresonusのマイアカウントから製品登録をして、ドライバをダウンロード。

ドライバの更新などもStudioOne上からできるようですね。楽ちん。

ちょこちょこ繋がってない、みたいなエラーが出るんですが、僕が他のインターフェイスを使っているせいかもしれません。

リンク

スタジオに据え置きで使うなら外部電源や光の入出力があるStudio 6|8を検討してもいいかもしれません。

プラス1万円程度だし、電源がきちんとするだけで音が違ったりしますからね。

僕が使っているのはRME Fireface UC。