駆け上がりをかっこよく聴かせるコツ | オーケストラ打ち込みの技

公開日: : 最終更新日:2014/03/05 テクニック , , , , ,

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駆け上がりをかっこよく聴かせるコツ | オーケストラ打ち込みの技Violin

「駆け上がり」とは連続した音符の速い上昇フレーズの事です。

今回はその中でも「盛り上げる時の駆け上がりをかっこよく聴かせるコツ」について書きます。

曲の頭とか、展開の頭とかの所ね。

ざっくり

・奇数音符を使う
・ハモらない
・ハープを重ねる
・その他上昇音を重ねる
・金管は駆け上がらない

この曲で解説します。最初の所が駆け上がりの部分。

奇数音符を使う

駆け上がりはなるべく元のリズムからハズしたほうが勢いが出ます。4/4なら3、5、7、11連符、みたいに。

今回は6/8で8分の3連符。駆け上がりの部分はこちら。
駆け上がり3

ハモらない

上昇させる旋律は1つ。ハモり(同時に動くハーモニー)をつけない。たまにハモることもありますが、3、6度が一般的です。

駆け上がり以外のフレーズはルート重視、白玉で入れる。4、5度のような色彩のない音を使ったほうがごちゃっとしない。

また、音が駆け上がりより上に来ないほうがよく聴こえます。

駆け上がり、その他の音はこんな感じ。
駆け上がり1

ハープを重ねる

到達する音が同じで上昇カーブが違うハープのグリッサンドを重ねます。
音源を使った不自然な駆け上がりも幾分か緩和されて聴きやすくなるのでおすすめ。

駆け上がりの開始地点よりも遅く、到達点を同じ音にするのがコツ。

オレンジの部分がハープです。
駆け上がり2

その他上昇音を重ねる

ハープが似合わない時は他の楽器で主線とは違う上昇カーブを入れてみます。
トロンボーンのスライドや弦のグリッサンド、ウインドチャイムでもいけたりする。
音程がリニアに変わっていくフレーズが向いてます。

大体特殊奏法なので音源自体を持ってない場合も多いかと思いますが…

金管は駆け上がらない

金管はあまり駆け上がらないほうがいいです。音がごついから。伴奏にまわって白玉でクレッシェンドしてくるパターン、駆け上がった頂点にスタッカートで重複させるパターンはよく見かけますね。

 

そして、オーケストレーションしたのがこちら。低音、高音をオクターブで広げております。
駆け上がり5

それも踏まえてもう一度聴いてみましょう。

参考曲

冒頭と、曲中にも使ってます。

こちらは40秒あたりから。駆け上がりではないんですけど、単音の上昇にハープを合わせてます。

あとがき

今回書いたコツは基本パターンであり一例に過ぎません。僕が無理矢理テンプレ化したものです。

伴奏が白玉じゃないとか、駆け上がりが金管とか、駆け上がりの上に音があるとか、そういうのも普通に使います。

曲調や編成に合わせて自由にやっていきましょう。まあそれが難しいんですが…

という感じで、今回からはじめてみた「オーケストラ打ち込みの技」いかがだったでしょうか。たまにやっていきます。しかも思いついた所から。アバウト。

ではまた。

今回駆け上がりに使用している音源

駆け上がりはレガートができるものがいいですね。

◇ストリングス
・La Scoring strings 2.5

◇木管
・VI SPECIAL WOODWINDS / STANDARD

◇ハープ、伴奏のストリングス

◇ハープのグリッサンドを打ち込む時に使ってるアプリ。おすすめ。

 
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Comment

  1. t-taro より:

    いつも拝見させてもらってます!勉強になります!
    ブラス編も聞かせて欲しいですね^_^!

  2. DashArrow より:

    突然コメント失礼します!いつも参考にさせて貰ってます。
    駆け上がり術なんですが、楽器によって非常に難しい運指になってしまうとか、シンプルに聞こえてまったくありえない演奏になっていたと言うを考えるとなかなか使うのに躊躇してしまいます。
    この際DTMと割り切るべきで、気にしすぎなんでしょうか?

    • kohrogi より:

      生演奏に置き換える前提であれば考慮する必要があると思いますが、運指の制約を受けないのがDTMのいい所なので、気にしなくていいです。

      ハープなんかはペダル踏み替えを考えなくていいので楽すぎますね。

      しかし僕も奏者に聴かれて「演奏できねーよこれ」って突っ込まれたらどうしようかなとビビってますが…

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  • フリーランスの作・編曲家。ドラマ、舞台、CM、Youtube、VRなどの映像やゲーム、アプリの音楽を作ったり、歌モノの編曲をしたり、ワインを飲んだりスプラトゥーンで遊んだりしてます。ファンタジーな音楽が好き。→詳しく

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