オーボエのような、オルガンのような、時にはヴァイオリンのような音を出す、バグパイプ(bagpipe/bagpipe)の打ち込み方法について。
打ち込み難易度 ☆☆ やや簡単
強弱がなく、ドローン音を除けばソロのみ。
装飾音を含む、メロディの組み立て方に気を配りましょう。
バグパイプ(bagpipe/bagpipes)とは
リードの取り付けられた数本のパイプをバッグに繋ぎ、溜めた空気を押し出す事でリードを振動させて音を出す。
バッグの押圧でパイプに送る空気の量を調節し、区切りなく音を出し続けることができる。旋律を演奏するチャンターの他に、しばしば一本ないし数本のドローンが付き、同時に鳴奏される。
楽器の起源は定かではないが、古くはローマ時代にまで遡ると考えられている。日本ではスコットランドのものが有名。
SCOTLAND THE BRAVEという曲が有名っぽいですね。勇敢で荘厳な雰囲気。
フィドル奏法っぽい音使いをすると放牧的で楽しい、民族的な響きになります。
2:00あたりから。
ギターのチョーキングのような音も出せるようです。最後の手全体を使ったトリルも印象的。
打ち込みのポイント
・音域をうまく使う
・息継ぎがないフレージングをする
・ミクソリディアンスケールを使う
・強弱はつけない
・頭の音を引っ掛けるような、装飾音符を入れる
音域はB♭2からD4までと、1オクターブちょっと。かなり狭いので、バグパイプを中心にキーやフレーズを組み立てていくことになります。
区切りなく音を出し続けることができる、というか、止めるのが難しいらしいので、音を出し続けるフレーズを作る。
これは色々な曲を聴いての憶測になりますが、一度キーを決めたら、そのキーのミクソリディアンスケール以外の音階が出せない。逆に、ファンタジー作品向けの曲だったらスケールを変えて、その縛りから外れてみると面白い効果が出せそうです。
音域も狭く、フレージングも幅がなく、強弱もつかないので、バグパイプ自体よりも、アンサンブルでサウンドを差別化していくことになりそうです。
装飾音符については、こちらの動画が参考になります。
かなり入れるようですね。装飾音符の入れ方を身に付けるのが一番大変そう。
打ち込んでみたもの
Wavesfactryのバグパイプ音源「W-Bagpipes」を使用して作ってみました。リコーダーと重ねてます。
おわりに
なかなか取り入れるのが難しいですが、音が特徴的なのでうまく使っていきたいですね。