Sonarworks(ソナーワークス)のキャリブレーションプラグイン『Reference 3 Speaker Plugin』と『Reference 3 測定用マイク』、『Reference 3 Headphone Plugin』に続いて
今回はSonarworks(ソナーワークス)のキャリブレーションソフト『Reference 3 Systemwide』のレビュー。
OS全体の出音を較正(キャリブレーション)して、フラットなモニター環境にしてくれるソフト。
ざっくり
・OS全体をキャリブレーションしてくれるソフト
・これを使う場合、『Reference 3 Speaker Plugin』『Reference 3 Headphone Plugin』は不要になる
・Windowsでは使えない
・制作者だけではなく、リスナーにもちょっとおすすめ
Macであれば、確実にIK ARCよりもこっちを買ったほうがよいです。書き出し時に外す手間もなくなるし、DAWを含む、すべての出音を較正してくれるので。
OS全体をキャリブレーションしてくれるソフト
OS全体をキャリブレーションしてくれるソフトです。
YoutubeやTwitterなどのブラウザの音声、iTuneなどのプレイヤーの音に加え、DAWそのものの音も較正されます。
このソフトの素晴らしいところは、『Reference 3 Speaker Plugin』や『Reference 3 Headphone Plugin』のように、いちいちDAWのプラグインとして挟んだり外したりしなくてもよいということなんですよね。
『Reference 3 Speaker Plugin』『Reference 3 Headphone Plugin』は不要
説明を見るぶんには『Reference 3 Systemwide Standalone』と『Reference 3測定用マイク』だけ買えば、
『Reference 3 Speaker Plugin』『Reference 3 Headphone Plugin』は不要です。
デモで確認してみてください。
Windowsでは使えない
Windowsではインストール自体はできますが、ASIOに対応しておらずDAWからの音を較正できないのと、環境によってはビデオプレイヤーがうまく動かなくなる不具合があるので、まともに動きません。
ここは本家のフォーラムで質問して確かめました。
ビデオプレイヤーの問題はおそらく修正されると思いますが、ASIOへの対応は、検討してはいるけれど、リリース予定は今のところないようです。
制作者だけではなく、リスナーにもちょっとおすすめ
OS全体の音を較正してくれるので、DAWを持っていない、PCで音楽を聴くだけの方にもおすすめです。
フラットな音って、単純に聴くのも気持ちいいんですよね。作り手が聴いている音に近くなる、というのもドキドキしますし。
リスニング用としては、EQの設定が広くないのが難点ではありますが。
おしまい
Macの人には相当おすすめです。Windowsへの対応は願うしかない。
デモも一瞬いれたんですが、最初は動作するので不具合がわからなかったんですよね。かなしい。