本日のフリープラグインレビューはlkjb-pluginsのEQ「Luftikus」です。
評価★★★★★
・Maag Audio EQ4のモデリング
・20kHz以上の超高域をブースト出来る
・Qがめちゃめちゃ広い
・ザラっとした質感
たぶんMaag Audio EQ4のモデリングです。「SUB」はないですが。オリジナル機の説明はこちらに載ってます。特にボーカルに使うといいみたい。
バンドは固定の40/160/640Hz/2.5kHzと、HIGH Boostの2.5/5/10/20/40 kHz。EQ4で言う「AIR BAND」の超高域ブーストが特徴的。
このEQ相当効きがいいんですよね。0.5db上げるだけでも結構音が変わります。音質はザラッとした感じ。
効きすぎるのが気になったので、実験してみました。
まずはホワイトノイズをほぼフラットにした状態。ゲインを保つ「KEEPGAIN」はオフで。H-EQのアナライザーを使います。
160Hzを10dB上げたんですが、かなりブーストされる範囲が広いです。Qが広いだけでなく、全体の音量も底上げされます。160Hz自体も10dB以上あがってますね。
StudioOne付属のEQ、デフォルトのQカーブで10dB上げてみたのがこちら。数字通りです。
40kHzを上げたのがこちら。20kHz以上を見れるアナライザーを持ってないので、見た目にはわからないんですが。ボーカルの40kHzを上げると空気感が出ますね。下の帯域も影響しているので気のせいかもしれないですけど。HIGH Boostは全部シェルビングです。
負荷はかなり低いです。普段使いできるのが嬉しい。
「MASTERING」のスイッチを入れると、、ノブが1db単位になります。ノッチ式のイメージなんでしょうけど、このEQで1dB単位でかけるのは勇気が必要ですね。音が変わりすぎるので。「ANALOG」は違いがよくわからないです…
Qが広いので、味付けにブーストする使い方がメインになるかなと思います。ゲインを保つ「KEEPGAIN」を入れて操作しないと、全体の音量が増して音が良くなったように聴こえちゃうかもしれないですね。
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