ビンテージ・ディレイのエミュレーション、Nomad Factory「ECHOES」のレビュー。
早速ですが収録モデルは
・PLX-1:Maestro® Echoplex 1(真空管テープ・ディレイ)
・PLX-3: Maestro® Echoplex 3(トランジスター・テープ・ディレイ)
・Oilcan:Tel Ray® Echo(オイルカン・ディレイ)
・EHX-DM:Electro Harmonix® Deluxe Memory Man(アナログ・ディレイ・ペダル)
・ADM-2:Boss® DM-2(アナログ・ディレイ・ペダル)
となってます。外見のせいで音もいい感じに聴こえてくる系プラグインです。
ざっくり
・音がなめらかで柔らかい
・ざっくり使えるのがいい
・ギターに馴染む
今までディレイはほとんど符点8分しか使ってませんでしたが、他の使い方にも気づかせてくれた一品です。
音がなめらかで柔らかい
実際なめらかで柔らかい音。こもってるだけの音と違って、存在感あるのにウザく聴こえません。
短いディレイをピアノに足したのがこちら。かなりかかってるんですがいい感じです。
ディレイというより、濃いリバーブっぽい雰囲気で使えるんですよね。ディレイってこういう使い方も出来るんだなと。
洞窟っぽいのも作ってみました。こういうのってやりすぎると70’s感出過ぎるから気をつけたい。
センドに送って使うのもいいんですけど、インサートに挿してトラックと一体化させるのもいいし、隠し味的に短いディレイをうっすらかけるのも音が太くなります。
Nomad Factryって独特の素朴さがあるんですけど、このプラグインはそれがいい方向に作用してます。
こちらの1:12~のギターソロにも使ってます。ギターにはよく馴染みます。
ざっくり使えるのがいい
パラメータ自体は標準的でシンプル。直感的でわかりやすい。あと、回すほど左右に広がるピンポンのツマミが面白い。
モデルとかパラメーターとかかなり絞ったんだろうな。プリセットも面白いです。
今までディレイはあまり使わなかったんですが、これなら積極的に使っていきそうです。