30バンドのグラフィックイコライザープラグイン Waves『GEQ Graphic Equalizer』を買ってみました。
実はグラフィックイコライザーってほとんど触った事なかったんですよね。ミックスよりPAっていうイメージがあるし。
でも何となく使った事ない物を買ってみようという理由で購入しました。これをこの世界では散財と言います。
ざっくり
・繊細な効き具合
・左右別の処理が簡単に出来る
・ハイパス/ローパスフィルターと1バンドのみついてるパライコが何気に便利
・リアルタイムアナライザーが見やすいんだけどピークホールド欲しかった
・使う場面は複数の音が混ざったトラック、マスタートラックがいいのではないか
サウンドについて
まずは音ですよね。Modernはヌルヌルと繊細な利き方で、余計な色がつかない感じです。Classicはちょっとガサッとした感じですが、そこまでじゃないです。Qが広いからそう聴こえるだけかも。グライコは元々音質補正用に使うので色が付いてないほうがいいんでしょう。
18dbまでブースト/カット出来るのでかなり大胆にも使えます。
ModernとClassicでプラグイン自体が2つに分かれてるんですけど、大きな違いはQのカーブです。
Modernは先が尖ってなくて台形の形。こういうのは他のプラグインだと出来ないですよね。間が凹まないので精神衛生上もよろしいです。
極端にやってみました。
Classicはゲインを上げるほど鋭くなります。こちらはカーブを弄れます。上げたいポイントと微妙にズレてると気持ちわるい…
こちらも極端にやってみました。あまりQをするどくしない方がいい気がする。
あと左右別々に処理出来るのもいいですよね。後はローパスフィルター、ハイパスフィルター、パラメトリックイコライザーも1つついてて便利。
リアルタイムアナライザー
最近当然のようについてますねこれ。僕はWavesのアナライザーがすごく好きです。細かすぎず大雑把すぎず見やすい。別のEQを立ち上げてWaves H-EQでアナライザーを見てる事も多いです。
GEQのアナライザーはH-EQよりちょっと機能が少ない印象。特にピークホールドとL+RのIn-Outを同時に表示する機能は欲しかったです。いつもは反応速度を遅くして使ってます。
しかしやっぱりアナライザーあると安心感ありますね。
使う場面は複数の音が混ざったトラック、マスタートラック
GEQは複数の音が混じってて、ステレオで、弄るポイントが複数あるトラックに有効だと思います。ループものやステムミックス、マスタートラックですね。
パライコのようにピンポイントで処理出来ないので、ピークを削るのはパライコのほうがいいです。音色をざっくり変化させるのもパライコでいきたいところ。
おわりに
という感じで、なんだかんだ言って最近マスタートラックには必ず挟んで、少しだけ音を整えてます。
グライコに馴れてくるとこの周波数はここの音っていうのがいままでよりきちんと把握出来る気がします。気がするだけですかね。
文中にも出て来た姉妹品?のパライコ「H-EQ」もMS処理が出来たりして相当おすすめです。
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