1つのノブだけで操作するプラグインエフェクトシリーズ、Waves OneKnob Series。
今回は、その中の『OneKnob Louder』がすごすぎるので全力でおすすめしていきます。
OneKnob Louderは、マルチバンドコンプ+マキシマイザーの機能をもっていて、トラックの音圧を簡単に上げる事ができるプラグインエフェクトです。
評価★★★★☆
・マルチバンドコンプ+マキシマイザー
・超ソフトニー
・かなり軽い
・各トラックに挿して少しづつかけることで全体の音圧を美しく上げられる
・簡単
音圧が必要なジャンルの曲を作っている人はとりあえず持っておいていいんじゃないかと思うくらいいいです。
ミックス全体にマキシマイザーをかけるより、これで少しずつ潰していったほうが美しく音圧を上げられるはず。
マルチバンドコンプ+マキシマイザー
ピーク・リミッティングとローレベル・コンプレッション、オート・メイクアップを組み合わせることで、トラックのサウンドを『よりラウドに』することができます。全体的に小さいレベルのトラックで、ピークをブーストする代わりにLouderを使えば、RMSを最大で24dBまで増幅することができます。すでに充分な音量が得られているトラックでも、緩やかにブーストを加えることができるでしょう。 Waves – OneKnob Louder | Media Integration, Inc.
公式の動画ですが、わかりにくい!
まあ、変化がよくわからないくらい音が破綻しないということです。実際、ノブを上げていってもコンプ臭さが出てきません。
全体の印象はあまり変わらずに、リリースの音がむわっと伸びて、サイドにもむわっと広がります。
かなりソフトニーで、滑らかな効き方。多くかけるほどアツさが上がってくるような印象。
滑らかですが、かけ過ぎると飽和感が出てきたり、音の芯がぼやけてきたり、のっぺりとした音になったりする。
単体で聴くと変化がないように聴こえても、他の音と混ぜるとのっぺりと聴こえる、ということがあるのでかけすぎには注意が必要です。
軽い
マキシマイザーでこれくらい軽いものは他にないと思う。
CPU使用率1%程度。
同社L316の20分の1。標準のコンプと変わらないくらい。
そして、ミックス全体をマキシマイザーで一気に潰すよりも『OneKnob Louder』で各トラックの音圧をそれぞれ上げてミックスしたほうが自然なサウンドになるし音圧も上げられます。
簡単
L3と違って、操作できるパラメーターが1つしかないので音作りで悩みません。
きちんとしたメーターもないので、聴感のみを頼りに調整していくことになります。
おわりに
OneKnob Seriesの、パラメーターが1つしかないっていう特徴が個人的に好きです。
余計な事を考えずに挟めばいいし、合わなかったらはずせばいい。感覚的に使えるという点で、エンジニアではないクリエイター向けの製品だなと思います。
購入
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