先日、セミモジュラーシンセのMother-32を購入したんですが、それに加えてエフェクターを入れることができるケースを作ってみました。
名前は「Pandora’s Bento Box(パンドラの弁当箱)」
なぜこの”弁当箱”を作ったのかというと
・常設するスペースがないので使う時だけ出したい
・かつすぐ使いたい
・ぴったりな箱を持っていた
Mother-32は趣味で触っているシンセサイザーなので、配線が多いと心理的ハードルが上がり、触らなくなるはず。たぶん。
そこでなるべく移動や配線を簡単にしたボックスを作ってみようと思いました。
全体重量は約6.6kgでそこまでは重くない。配線はステレオの音声と電源1本のみ。
持ち運べて、中にぎっしり具が詰まっていて、フタもついているということで弁当箱というわけ。
おぼろげに考えていたところ、買ったばかりの箱馬が目に付き、サイズがちょうどよさそうだなと思いました。
外寸:奥行30.×幅45×高さ15cm
重量:約3.0kg
というわけでこれをベースにケースを作りました。
外のサイズが決まっていて自由度が制限されているぶん、逆に中の構造を考えやすい。
メインのMoog Mother-32は操作パネルが水平になるように側面のパネルを自作。100均一の板。
エフェクター部分は2重底にして操作部分の高さをシンセに合わせるのと同時に、配線を隠してスッキリ見せています。
エフェクターはディレイのD-SEED II、リバーブのFLAMMA FS02。
このエフェクターを選んだ理由としては以下
・Mother-32には内蔵されていない空間的な味付けをしたかった
・ステレオで出力したいので両方ステレオのもの
・見た目が好きなもの
・サウンド自体はそこまでこだわりがない
あとでオシロスコープのKORG NTS-2を追加したいので右上はスペースを空けています。現在品切れ中。
他にもエフェクターを入れるかもしれないので、拡張性を考えた構造にしています。
二重底の下は主に電源。
エフェクター用のパワーサプライと電圧の違うMoogのアダプタ。
パワーサプライはコンパクトなのと、通常のコンセントもついているのでこれを選びました。
フタ上部はベニヤ板に100均の桐の棒を取り付けていて、上に載せたケーブルを落ちにくくしいます。
一箇所だけ空けていて、ここからケーブルを入れる。
裏も角棒。フタがズレないようにするためです。角を落としてハマりやすくしています。
というわけで、持ち運び簡単ですぐ使える、弁当箱式シンセボックスの自慢でした。
これからもアナログシンセを趣味として楽しんでいけたらいいな。
すでにドラムマシンも欲しくなっていますが、それはまた後日考えよう…
動画
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買ったときの動画