制作データのバックアップ用にベストなyottamasterの外付けHDDケースを購入。そしてNASをやめた理由

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作曲家のこおろぎです。

制作データのバックアップ用に、yottamasterの外付けハードディスクケース 2bayを購入しました。

Yottamaster (2Bay) HDDケース 3.5インチ USB3.0接続 SATA 2台搭載可能 外付けハードディスクケース アルミ ドライブケース シルバー[PS200U3]
Yottamaster

yottamasterのこのモデルはアルミのシルバーで、デザイン的にもスッキリしていていい感じだったので購入。色合い的にはMacの方が合うんでしょうけど。

値段は7000円くらい。

このHDDケースの1つの特徴はRAIDが組めること。裏面のスイッチを使って物理的にRAIDの設定ができます。

このHDDケースと6TBのHDDを2つ買ってそれをRAID1で組みました。

RAID1というのはHDDのミラーリングですね。同じデータを2つのHDDに同時に書き込むようにすることです。

こうすることによって1台のHDDが壊れても、まるごともう1台にデータが残っている状態にでき、データが消失しにくくなります。

同時に同じデータを書き込むので、2台で1台ぶんの容量しか使えません。

HDDがいっぱいになったら2台同時に交換します。

取り出したほうのHDDは設定なしで単独でそのまま使えるので、バックアップを取り出したい時にはHDDスタンドに1台だけ挿して取り出す、ということもできます。

Amazonのストアを見たらこのRAIDのスイッチがあるモデルがなくなっていました。

もしかしたらこのRAIDスイッチが付いてるモデルは終売になっちゃったかもしれない。

なので、このモデルが欲しい方はRAIDスイッチがついているかどうか確認したほうがよいです。

スイッチが付いてなくてもパソコンのほうで設定すればRAIDの設定ができるらしいんですが、どのHDDケースでも可能なのかどうかはわからないです。

4BayのモデルだとRAIDがついているようですが。

で、実は4Bayのモデルを最初に買っちゃってたんですよね。

単純に4スロットあれば容量を大きくできるし、相当長い期間使えるだろうなって考えちゃったんです。

あと4BayだとRAIDの選択肢もひろがるんですよ。

例えばRAID5。

RAID5は複数台のHDDにデータを分散して保存します。そうするとHDDが1台壊れても大丈夫だし、データの転送速度も速くできる。

ただ、RAID5は運用が複雑なんですよね。

僕がHDDの組み換えをミスっちゃって全部データが消えるとか、そういうオペレーションミスが発生する可能性があるなと思いました。

RAID1にするにしても、4Bayあったら入れ替えのミスが起きそう。

そういう事故を確実に防ぐために2Bayに買い替えました。

この4Bayのものを売ってもいいんですけど、今までのHDDを入れて、ただのHDDケースとして運用してもいいのかなと思ってます。

電源がパソコンと連動しない

細かいところを見ていきます。

このHDDケースを購入する際、一番注意しなければいけないのが電源がパソコンと連動しないところです。

通常のHDDケースは、パソコンの電源を切ったらケースの電源も切れ、パソコンをつけたらケースの電源もオンになる場合が多いと思いますが、

このYottamasterのケースは電源がパソコンと独立しています。パソコンを切ってもケースの電源が切れません。

なので、常にパソコンと同時にハードディスクを起動させたいという人はこのケースはやめたほうがいいです。

逆に、僕のようにバックアップ用としてたまに起動する用途で使う人は、
パソコンと連動しない方がUSBケーブルを直に繋ぎっぱなしにしたまま個別にON/OFFできていいですね。

なので、バックアップ用途として使う人にはおすすめです。

RAIDのスイッチは4パターンの切り替えができます。

電源などと一緒に後ろについていて、電源をつける時に触って切り替えてしまいそうなので、テープを貼って固定しておきたい。

ハードディスクの入れ方は正面のパネルを押すと開いて、
トレイにネジでハードディスクを取り付けて挿す、という感じです。

空けるときはワンタッチですが、そのまま直接挿すタイプではないので、取り付けにひと手間かかります。

NASからハードディスクケースにした理由

以前、データ管理法という記事を出したんですけど、今まではこの役割をNASでやっていたんですね。

僕の音楽制作データの管理方法

今までのNASは2018年1月に買ったSynology DiskStation DS218j というモデルです。

今回、NASからただの外付けHDDケースにしました。

なぜNASをやめたのか。

・転送速度が遅すぎる
・ログインが必要だったり、データが直に見れなかったりと使い勝手が悪い

大きくこの2つ。

転送速度がとにかく遅く、バックアップするときは夜中にパソコンつけっぱなしにしてデータ転送していたりしたんですが、それでも朝には途中でエラーで止まっていたりして、ストレスを感じていました。

転送速度が遅いと制作時間も圧迫します。

転送速度を比較してみました

■NAS
Synology DiskStation DS218j
RAID1
接続 LAN
読み込み ~80MB/s
書き込み ~50MB/s

■HDDケース
yottamaster [PS200U3] RAID1
接続 USB3.0
読み込み 190MB/s
書き込み 175 MB/s

LANが不安定で測定するたびに速度が違うんですが、どっちにしろHDDケースのほうがかなり早いです。

NASをやめた理由のもう1つは、

データ見るときに管理画面を通す必要があり、画像等が一覧で表示できず、毎回クリックして見ないといけなかったり、音がすぐ聴けなかったりと、データを探すのが大変なところ。

NASじゃなくて単純に外付けHDDにすれば、普通のパソコンのフォルダと同じように扱えるわけですね。

写真なんかも一覧の表示ですぐ見れるし、音もDAWのブラウジング機能を使えばどんどん音を出しながら探していけるんですよね。

今使ってるパソコンの操作感のままっていう点でも外付けの方がめちゃくちゃ便利。普通に。

逆にNASのメリットとしては、

デスクトップだけでなく、スマホやノートパソコン、外出先からでもデータを取り出せるというものがあるんですけど、

僕の場合、NASから他の機器や外でにデータを取り出すというシチュエーションがほぼないんですよね。

しかもDropboxの契約をしているので、Dropboxでそれらのことができます。

もう一つのメリットはパソコンとの距離を離せること。

NASのLANケーブルはかなりの長距離でもデータを渡せる。無線でも接続できるので、別の部屋などに設置しておくことで、火災、水害などの物理破壊リスクを減らすことができます。

HDDケースはUSB3.0なので最大で3mまで。同じ部屋に置くことになります。

しかし、全体的な利便性を考えるとHDDケースがよいな、という結論に。

また、NASというよりもRAIDが組めるかどうかが大事で、RAIDが組めるHDDケースを買えばいい、ということになりました。

おわりに

バックアップ用のデータ管理のためにNASを止めて外付けHDDケースを買ってみた

という話でした。

なぜこのタイミングでケースを買ったのかというと、NASに入ってるHDDの容量がいっぱいになってきたからなんですよね。4TB。

今回HDD自体を買うついでに買ってみた、という感じですね。

6TBで数年は戦えるだろうと思っております。

音楽だとデータが少ないのでけっこうもつんですが、映像を撮るとすぐいっぱいになっちゃうんですよね。どれだけこれからYouTubeを撮るかで決まる…!

前書いたデータ管理法にこのHDDケースを加えて、データ管理は完成系に近くなったんじゃないかなと思ってます。

ではまた。

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[RAID機能]Yottamaster HDD/SSDケース 2.5インチ 2台搭載可能 RAIDケース USB3.0 5Gbps接続 RAID0/RAID1/SPAN対応 2BAY 外付けハードディスクケース アルミ製 高放熱 ドライブケース シルバー[DR2RU3-25]
Yottamaster

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