YAMAHAの『ギタレレ』(ブラック)を購入しました。
ざっくり評価 ☆☆☆★★
・初心者におすすめ
・上記以外の用途には半端かもしれない
・サウンド、弾き心地はクラシックギターに近い
・サイズはウクレレに近い
感覚としてはクラシックギターがウクレレサイズになった楽器、というイメージ。
チューニングはクラシックギターのそのまま4度上。6弦からADGCEA。
なぜ買ったか
ウクレレはサウンドが乾いていて好み。
でも、
・音域が狭い
・ピックで弾きにくい(サウンドホールがないモデルなので)
・ギターとチューニングが違う
クラシックギターはサウンドがしっとりしていて優しい 。
でも
・もっと乾いたナイロン弦の音がほしい
と思っていて、中間くらいの楽器がないかなと思っていたところ、Twitterの動画でギタレレを見かけたので購入してみました。
名前が中間っぽいし。
サウンド
サウンドは想像していたよりもクラシックギターに近いです。
ウェットなサウンドなので、個人的にはもうちょっとウクレレに近い乾いた感じがほしかった。
あと、純粋に楽器として質は高くないように感じる。
そもそも価格が1万円ちょっとなので、やはりそれなりの音、という感じです。
最高に悪く言うと、ベニヤ板をただ張り付けて楽器にしている感じの、楽器として鳴ってない感じ。
つくりはしっかりしていて、パーツの質感などはとてもよい。特にネックやヘッドは通常のクラシックギターと変わらないです。
音量が小さくてウクレレくらいなので、気軽にクラシックギターのようなサウンドを鳴らしたい人にはよさそう。
普段クラシックギターを弾いていて、持ち運んだり、寝室などで静かに練習したいシチュエーションによさそうです。
あと、価格が安いので、クラシックギターをやってみたいな、っていう初心者のかたにもおすすめです。このギターで慣れておけばクラシックギターも違和感なく弾けます。
逆にそれ以外の用途だと厳しい感じはあります。レコーディングには使わないかな。サウンド的にはクラシックギターの下位互換のような感じで、これでないといけないという個性がない。あと、音量も小さいので、録音が難しい。
音量を出すような合奏、ライブも難しいかなと思います。
サイズなど
ウクレレのコンサートサイズ、YAMAHAのクラシックギターと比較。
全体の大きさははウクレレに近いです。
クラシックギターよりだいぶ小さい。厚みは70mm。
ヘッドはクラシックギターの大きさとほとんど同じ。
指板の幅は
・ウクレレ(コンサート) 35mm
・ギタレレ 48mm
・クラシックギター 56mm
弦のピッチ(間隔)はだいたい
・ウクレレ(コンサート) 10mm
・ギタレレ 7mm
・クラシックギター 8mm
18フレットまで。
左手の感じはクラシックギターとほとんど変わらない。ほんの少しだけ小さめかな、という印象。
細かいコードは弾きにくいかも。
チューニングはクラシックギターの4度上。ADGCEAです。
ストラップピンがないのもクラシックギターっぽい。
クラシックギターは足に乗せるとボディの位置がちょうどいいんですが、ギタレレは足に乗せてもちょうどよくはないので、ストラップが欲しいです。
あとで穴を開けようかな…
ブリッジもクラシックギター。
サウンドホール内に「Guitalele」の文字。
おわりに
制作には使用せず、しばらく寝室に置いてみようと思います。
YAMAHA ( ヤマハ ) / GL1 BL ギタレレ アコースティックギター | サウンドハウス