激狭レコーディングブースを徹底改良した!!!!!!

楽器・ハードウエア

頻繁にレコーディングをするようになったので、レコーディングブース(防音室)をかなり改造しました。

一区切りしたので、書いておこうと思います。

ポイントは、最近動画や写真も撮るようになったので「見せる」ということも意識した内装にしたということ。

奥行き100cm 幅80cm 高さ190cm。半畳ほどでかなり狭いんですが、できるだけ広く使える工夫をしたことです。

全体

紹介している状態とはちょっと違いますが、こんな感じ。

壁、デスク、カーペット等

基本から変えました。
色はなるべく緑と黒で統一。正面だけ白が見えます。

緑のペンキで塗りました。壁が暗すぎると絵自体が暗くなりそうだったので、やや明るめの緑にしたんですが、もうちょっと暗くてもよかったかな。

カーペット

白のものから黒に。色を変更した以外の意味はないです。
ぴったりのサイズのものがあったので切らずに使用。

二重にして、もし楽器を落としても壊れにくくなっています。吸音も兼ねている。

吸音材

右側の壁、天井、正面の上側にはびっしりと吸音材。

かなり反射が減りました。あまりよい反響ではなかったので、完全にドライにして、プラグインでアンビエンスを足しています。

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毛布

正面に毛布を吊るしているのは相変わらず。

吸音材になっているし、これに照明を反射させてレフ版代わりにしているので、白のまま変えようと思っていません。

インテリア、収納

デスク

ミキサーとプリアンプを置くための机。
ちょっとでも広く使えるように端を切って、つや消しの黒ペンキで塗りました。

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その上にはウォールラックを設置し、小物を置けるように。

スツール

椅子を高めのスツールにしました。

高さ65cm。

高めにすることによって立ち上がりやすく、レコーディング中にブースとPCの前を行き来しやすくなりました。

あと、座面が柔らかいものなのもポイント。

ギターや三味線を弾くときには折りたたみ椅子に足をかける感じです。

まだ買ってないですが。こういうのを買うつもり。

録音機材

マイク

マイクはSlate Digital ML-1。

モデリングマイクで、録音した後にそれぞれのマイクとプリアンプをシミュレートしたサウンドにできます。

ほとんどの楽器をこれで録っています。

動画の時はオーディオテクニカのAT4040。

マイクケーブルはOYAIDE PA-02にノイトリックの金プラグをつけて自作したもの

オヤイデは素直なサウンドなので好きです。あと金プラグは色付けがあってそれもすき。

ちょっとだけケーブルが太いので、この狭いブースでは取り回しが面倒だったりはしますが。

ウインドスクリーン

ウインドスクリーンはSTEDMANのPROSCREEN 101

布のものよりも高域のヌケがよいです。

マイクケーブル2本目

何かあったときのために、直接オーディオインターフェイスに繋がっているケーブルを引っ張ってきています。

アップライトベースの録音で、マイクが2本あったほうがよさそうだな、というのを感じたので。

マイクブーム

ブームスタンドではなく、デスクに取り付けるタイプのマイクブームを試してみています。

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ブームスタンドだと、狭くて取り回しが大変なのと、下向きにしたときに落ちてきてしまうんですよね。

このマイクブームだと、下のほうにしたのときに安定していい感じです。逆に声のために上のほうにするのが難儀ですが…

レコーディングに合わせて普通のスタンドとショートスタンドを入れ替えるのもアリかもしれない。

ちなみに、グースネックも試しましたが、コンデンサーだと重すぎて下に垂れ下がってダメでした。

しばらくこれで試してみます。

プリアンプ

プリアンプもSlate DigitalのVMS-ONE。

手元で入力レベルを操作できます。色付けのないキャラクター。

アウトはオーディオインターフェイスのFireface UCに直接繋がっているのと、チューナー、ミキサーにも流しています。

ミキサー

ミキサーはYAMAHA MG06Xにしました。

マイクで拾った音と、DAWからのオケ、モバイル機器からの音を混ぜて聴けます。

なぜこれを選んだのかというと、リバーブがついているから。

レコーディングでも、練習でもリバーブをかけて雰囲気を出しながらモニターできる。

ブース内はドライな環境にしてあるので反射音が少なく、練習では気持ちよくなれないので、リバーブをかけることで気持ちよく練習できます。

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ここを通して録音することはないので、音質には特にこだわっていません。

録音小物

ヘッドフォン

ブースの左側奥には安定のSONY MDR-CD900ST。

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右側のミキサーからケーブルをグルっと回してきています。

左入り口前で接続。

900STのケーブルをカールコードにしました。

オーディオテクニカのものを買って、切ってはんだでくっつけました。

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これでコードが下に垂れて足に引っかかることが少ないし、離れたPCの前にヘッドフォンをかけたまま移動できる。

あと、これで線を固定してます。

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チューナー

薄型のラックマウントチューナー。奥行きは5cmほど。

録音用のマイクから拾って、ミキサーから出力したシグナルを使っているので、高い精度でピッチを検出できます。

ずっとスマホアプリを使っていたんですが、持ってくるのを忘れたり、精度が悪かったり、スリープになったりしたので、据え置きにしました。

楽譜、モバイルスタンド

照明のスタンドに取り付けるタイプの楽譜スタンド。

裏には防振ゴムを張ることで「ビン」という響きをなくしました。

カメラ

動画用のカメラはZOOM Q8。

画角160°の広角なので、半畳ほどのブース内でも広く撮ることができます。

もし万が一、他の人がレコーディングに来たとき、このカメラから室内モニターに繋いで、ブース内の様子を見ることもできます。

マイククリップアダプタとグースネックで取り付けてます。すぐ外せて便利。

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照明

動画用に照明を整えました。

天井には相変わらず蛍光灯。

正面は顔用のライト。

左側用ライト。

後ろを向けて、反射させて使っています。

あと、この照明のスタンドに色々ととりつけることでスペースを節約しています。

後ろで色を加えるライト。

壁に直接つけてます。

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電源

主電源のタップはデスクの下に貼り付けました。

コードをまとめすぎるとノイズの発生源になるので、なるべくバラバラにしています。

余裕があったらオーディオ関係のケーブルはもっと短く加工したい。

デスクの上にはよくon/offするものを個別スイッチで。

動画を撮るときに消す上の蛍光灯と、レコーディングなどで消す換気扇、ノイズが出るZOOM Q8のアダプタ。

このスイッチ付き電源タップは光る部分が控えめですきです。家に3つくらいあります。

その他

ゴミ箱

笛を入れる箱を普通のゴミ箱から100均のゴミ箱にしました。柔らかい素材になって傷がつきにくい。はず。

やや四角になってこの場所にもフィット。

小物入れ

デスクの下には細かい小物入れ。これも100均。

その下には余った吸音材をまとめていて、なにかしら吸音してくれることを祈っています。

つっぱり棒

布団をかけているものに加え、つっぱり棒をもう一つ追加しました。

クロスジョイントで照明のスタンドを固定。

これで照明スタンドは足を広げなくて省スペース。かしこい。

あとはケーブルをかけてます。充電のケーブル、マイクケーブルなど。

ここはもうちょっとスマートな方法がありそう。

おわり

とりあえず完成!したはいいものの、電源と照明が多くなったことでめっちゃ暑い。

その対策をどうしようかな、という感じです。工業用のスポットクーラーでも買うか…

あと、インパクトドライバとタッピングネジさえあれば色々なアイデアが試せるので、持っておいてよかった。

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どれか参考になればうれしいです。

ではまた。

ブースそのものの話はこちら。

防音室を作りたい方のためにうちの防音室のスペックとか費用とか設計図とか道具とか色々書いてみます

動画もとりました。