おもしろサウンド作成器として『MASCHINE MK3』を導入した!

プラグイン

Native Instruments『MASCHINE MK3』を導入しました。

Maschine とは

PCと連携させて、トラックやビートの制作、パフォーマンスを行える機材。

サンプラー、シーケンサー、Native InstrumentsおよびNKS規格に対応したプラグインが使用でき、ダンスミュージックの制作に向いている。

MASCHINEでなにができるのか

・取り込んだサウンドを素早くむちゃくちゃにできる
・プリセット、単音サンプルを早く選べる
・MIDIコントローラー、PADとして使える
・DAWのプラグインとして使える
・DAWやMASCHINEのパラメータを素早くツマミでコントロールできる

なぜ買ったのか

今までとは違うアプローチで音を作りたいなと考えていて、PAD系の機材がいいなとふんわり思っていたのですが、

ちょうどRock oNのセミナー、「30TH Keep Evolving Rock oN × Native Instruments Presents『Creation Everywhere Feat. 横山克』〜 未来を切り開くグローバルな音楽制作の今 〜」に行って、

最後の10分間で、横山克さんがMASCHINEを使用したトラックメイクを実践したのですが、

演奏したピアノを取り込む → 途中の和音を切り取り → ループさせる → それを和音で演奏 → エフェクトをかける → オーディオ書き出しして楽曲に入れる

という一連の流れがとても早く、かつクリエイティブだったので購入することにしました。

おまけに、KOMPLETE 12 ULTIMATE Collector’s Edition付属の50個あるEXPANSIONSも活用できるので。

取り込んだサウンドを素早くむちゃくちゃにできる

Maschine本体やPCからオーディオファイルを選び、

スライス、リバース、ピッチ変更、ピッチベンド、モジュレーション、リピート演奏、アルペジオ演奏、各種エフェクトをかける、というのがハードのほうですぐできる。

なので、僕の使い方としては、ビートメイクをするものというよりも「おもしろサウンド生成器」。サウンドやビートを作ったら、すぐDAWに書き出して使います。

PresonusのPAD『ATOM』も最近発売され、Studio Oneだとこちらの選択肢もあるのですが、なぜMaschineにしたのかというと、上記のように、すぐサウンドに変化を付けられるから。

ATOMのほうはどちらかというと、PAD+フィジカルコントローラー、という感じで、今までのやりかたと比べてあまり新規性がないなと思ったわけです。まあ、MaschineはMIDI操作に切り替えが必要だったりするので、ATOMも導入するかもしれませんが…

プリセット、単音サンプルを素早く選べる

プリセット、単音サンプルは選んでいるときに音色がプレビューされ、さらにパッドで鳴らして音を確認できる。

いちいちプリセットを読み込んだり、再生ボタンを押して音色を確認する手間がないので早い。

単音サンプルとKontakt音色の場合、MASCHINEからDAWに直接ドロップして読み込ませることもできるので、ただの音色選び機としても優秀。

ループに関しては、StudioOneの場合テンポに同期してくれるので、そこはStudioOneのほうがいいですね。

プラグインについて

パラメータが見やすい。

ツマミ、以前はBEHRINGERのBCR2000を使っていたんですが、どこがどのパラメータになっているのかが把握しづらいので、1つか2つくらいのエフェクトに特化させて使う必要があったんですよね。

MASCHINEの場合、ツマミでコントロールできるパラメータが表示されるのでわかりやすい。

プラグインはNKS対応のものしか読み込めない

プラグインはNKS対応のものしか読み込めません。

特に、iZotopeのものが指定ファイルに紛れているとフリーズしてしまうので、MASCHINE用のエフェクトフォルダを作ったほうがいいです。

今後はMASCHINEで使えるかどうか、というのもプラグイン選びで気にするポイントになりそう。MASCHINEで読めると2度おいしいので。

Wavesは安定して読み込める感じです。

SUGAR BYTES の「Turnado」は少し前に購入したのですが、MASCHINEのために作られたんじゃないか、というくらい使い勝手がよいので。めちゃくちゃおすすめです。

8つのエフェクトをアサインしてツマミでコントロールするプラグイン。

■Turnado | SUGAR BYTES

DAWとの連携はあと一歩

DAWで制作する場合、MaschineはDAWにプラグインとして挿して使用します。

直接DAWには打ち込みづらく、基本は一旦Maschine内で打ち込んでエクスポートする形。DAWの中にさらにDAWがあるようなイメージ。

アップデートのたびに連携が強化されているみたいですが、もうちょっとなんとかならんかな、という感じではありますね。

なので、Maschineでは作りこまずに、都度DAWに書き出すほうがよさそう。

最初がわりとしんどい

ボタンが多いので、他の機材よりも覚えるのがしんどかったですね。新しいソシャゲをやりはじめたときみたいな。

こういうツールって、はじめが一番大事で、最初で一気に操作方法を手に馴染ませたほうがいいんですよね。

最初でダラダラしてしまうと、めんどくさくなって触らなくなってしまうし、これは特に直感的にいじりたい機材なので。

最初に触る段階で、ある程度直感的に触れるようになるまでいじりました。超基本の触り方と、自分のやりたいことだけを覚え、

あと、公式のチュートリアルがあるので、自分が思ってもみなかった使い方を探したり。

■TruTorials | Native Instruments

ライブラリもうまく読み込まれず、そこも少し苦労をしました。

ギャラリー

ロゴ。

買ったばかりのお餅のようなパッド。はじめて買うのでいいかどうかよくわからない。

Maschineを追加した制作環境。下のモニターが左にズレた感じ。BEHRINGER BCR2000は見た目を派手にするためだけに置いてみた。

真正面。

おわりに

Maschineを見せるためにはカメラが必要なので、カメラ周りの機材も揃えようかな、とか考えだしてしまって非常にまずい状況です。

でも、静的になりがちなDTMで、動きをみせられる、というのはなかなかよさそうです。

ネタ的なものはサクッとできるしね。

■MASCHINE MK3 | Rock On Line eStore

■MASCHINE MK3 | Soundhouse

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Native Instruments
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PCの画面に全部表示されるので、MASCHINE MIKROでも問題ないような気がする。

僕は機能を持て余して後悔するより、足りなくて後悔するほうが嫌だな、と思ってでっかいのを買いましたが。

■MASCHINE MIKRO MK3 | Rock On Line eStore

■MASCHINE MIKRO MK3 | Soundhouse