口笛音源『Whistler』と『The Little Whistler』を同時レビュー【デモあり】

ソフトウェア音源

口笛が吹けません。こおろぎ(@kohrogi34 )です。

今回は口笛音源を贅沢にも2つ同時に紹介します。

Best Serviceの『Whistler』とT.D. Samplesの『The Little Whistler』。どちらもKontakt用音源。

ざっくり両方

・響きが暗い
・アタック感がない
・音がピーキー

・スタッカート、レガート収録

響きが暗い、アタック感がない、のっぺりとしてる、というのは2つとも共通してます。

元気がなく聴こえるので、サチュレーターやエキサイターを入れて明るめの倍音を出していったほうがいいのかもしれません。

あと、中域だけ出てるピーキーな音です。ちょっとミックスで苦労します。

2つの音源を使って作ってみました。

2つの音源を重ねて、すこしピッチを揺らして厚みを出しつつ、元気を出すためにSonnox Oxford Inflatorを入れてます。さらに、アタック感と輝きを出すためにグロッケンを重ねてます。

イメージとしてはこういう感じ。

では、1つずつ書いていきます。

The Little Whistler | T.D. Samples

口笛音源なのに鼻のほうが目立つイラスト。

big nosed man cartoon

デモ

若干息の音が入っている感じ。ビブラートは効きませんが、元から少しゆらぎがあります。

レガートのタイミングで「ブチッ」というノイズが出る時があるので、レガートを切ったり、前の音を伸ばしてきちんと繋げたりして、ノイズが出ないように調整する必要があります。

Whistler | Best Service

口笛音源なのに口がないキャラクターのイラスト。

whistler

デモはリンクから

■Whistler | Best Service

こちらは、値段が高いだけあって、T.D. Samplesのものより若干音質がいいです。

ビブラートが細かいので、そこはちょっと使いにくい。それと、実音が1オクターブ高いです。

リバーブが結構深めなんですが、表のパラメーターでは消せなかったので、KONTAKTの設定から消しました。

スクリーンショット_020916_025445_PM
スクリーンショット_020916_025331_PM

もしかして、他のウェットな音源もここでリバーブかかってたのかもしれないですね。今度から見るようにしてみよう。

あと、おまけで鳥の鳴き声とか、エフェクトがかかってるパッチも入ってるんですが、あまり期待しなくていいです。

おしまい

やはり生録のほうがいい感じにできるっぽいです。音源の研究より口笛の練習をしたほうが早そう。

リンク

購入はこちら

■The Little Whistler | T.D. Samples

■Whistler | Best Service

Vienna製のもありますね。よさそうですが、さすがにいいお値段。

■Vienna Whistler | Vienna

こちらを参考にして買いました。

■ありそうで無かった口笛の音源探してみた

口笛を生っぽく打ち込むための方法まとめ