周波数の戦いは終わった!同じ周波数の音を住み分けてくれるプラグイン「TrackSpacer」 レビュー

プラグイン

“The fight for frequencies is over”(周波数の戦いは終わった)

TrackSpacer_sam

TrackSpacerは、サイドチェイン専用マルチバンドコンプレッサーです。

ギターとボーカル、キックとベースなど、同じ周波数でケンカしちゃったりマスキングされちゃう音を聴こえるように住み分けてくれるプラグイン・エフェクト。

サイドチェインからの入力に応じた周波数がコンプレッションされます。キックを入力すればキックの周波数、ボーカルを入力すればボーカルの周波数だけ。

似た動作をするプラグイン・エフェクトとして、Waves C6がありますね。こちらもサイドチェインで特定の周波数だけにかけられます。

C6

しかしまあなんと、TrackSpacerは32バンドでかかるので 6バンドのC6よりも遥かに多いバンド数なんですよ。

公式では”ダイナミックEQでもマルチバンド・コンプレッサーでもない”と書いてありますが、動作的にはコンプレッサーと言ったほうが伝わりやすそうなのでそういう事にして書いていきます。

ざっくりレビュー

・調整が難しい
・重い
・Cubaseでは使えない

書き出してみたらなんか印象悪いですけど、結構使えますよ。質感は悪くないです。

公式デモではギターとベース、キックとベース、アルペジオとパッドの組み合わせで使ってます。

試してないんですが、ボーカルと2MIXのオケを合わせる「歌ってみた」にも良さそう。

調整が難しい

すぐ潰れた感じがでちゃうので、バランスをとるのが難しいです。普通のコンプレッサーと同じく、アタック、リリースタイムをこまめに調節する必要がありそう。

M/Sモードなど、他にも色々なパラメータがあるんですが、なかなか面白そうではあります。また、C6のように周波数ごとの調整は出来ないぶん見た目はスッキリとしています。

TrackSpacer_3

ちなみに、上の青いラインが入力された信号、下の白いラインがリダクションされてる量です。ラインがぐにゃっとしてるのは周波数を表しています。この画像ではキックを入力してます。

TrackSpacer

重い

僕の環境だと12%くらいCPUを使用します。大体リバーブ系のプラグインと同じくらいです。

オーケストラ系の、がっつり重ねたサウンドに使おうと思うんですが、そういう時に限ってCPUがいっぱいで使えなかったりしますね。

まあ、32バンドでコンプレッションしてれば重いですよね。

Cubaseでは使えない

Cubaseでは、Vst3以外のサイドチェインは使えません。

実は、このプラグインはVst3版もあるんですけど、使えませんでした。StudioOne最高です。

動画デモ

公式の動画デモがあります。聴いていきましょう。

アコースティックギターとベース

実は、本命はこの使い方なんじゃないかと思ってます。ギターとベースという、上下の帯域をくっつける役割をしてもらう。

アコギがソロの時は低音まで入ってて、ベースが入るとその部分だけだけコンプレッションされる、みたいなのもアリかなと。

アルペジオとパッド

M/Sでかけているみたいです。アルペジオがパッドに埋もれないようにしてますね。

キックとベース

映像の最初の方では違和感がありますが、調節してなじませてますね。僕もやってみましたが、慣れないと不自然になっちゃいます。

スネアとギター

壁のようになっているギタートラックからスネアを分離するのによさそう。

まとめ

まず、周波数がカブらないアレンジ、音選びをするのが大事だとは思います。

その上で隠し味的に使っていくと良いのかなーという感想です。年末に買ったものの全然使いこなせてないので、研究したい。

絶対必要、っていう感じではないので、余裕があれば試してみるのもいいんじゃないでしょうか。デモもあります。

ではではー

購入、デモ

€59ですが、たまにセールをやっていますので、その時を狙ってもよいと思います。

購入、デモは下記より。

・Wavesfactory – TrackSpacer