質感のよい民族楽器の総合音源「MOTU Ethno2」

ソフトウェア音源

実はこの音源をしょちゅう使います。

基本的にはインスト曲で使うような音が多いんですが、歌モノで変化をつけるためにさりげなく入れたり、たまにはがっつり入れたりします。民族楽器はクセが強いんだけど、それを無理やりいれちゃうのがきもちいい。

というわけで、民族楽器の総合音源「Ethno2」をちょっと前にアップグレードして、適度に使い込んで、その感想。今回のアップグレードでは和太鼓なんかが追加されてますね。

音質

とにかく1番大事なのが音質。野太くて、ワイルド。個人的にはかなり好きな音質です。

ドリーム シアターのジョーダン・ルーデス氏の動画。

音色

とにかく音色単音、ループ共に多いです。21GBあるんですが、今出ている民族楽器の音源では最大の量です。(2012年7月4日現在)。

太鼓は2で追加されましたけど、なんか、こう…ハリウッド!!!!って感じの音です。ドンっていうよりもBANG!って感じ。

琴もハープに近い。僕のイメージだと「カラリン」なんですけど、「ポロリン」なんですよね。やっぱり外国の人が作ってるんだね・・・・っていう。

あと、僕が愛用してるのがガムランの音。意外と和風な曲に合う。アニメ「蟲師」でも使われてましたね。

色々な機能

地味に便利すぎるのが、ドラッグでフレーズを直接トラックに貼り付けられる機能。切り貼りでフレーズを作る時に楽です。気になったフレーズを片っ端からトラックに放り込んで、後で試行錯誤するのが便利。

ライブラリから直接ドラッグして・・・・

ドジャァァァン!

ドラッグした時、キーはそのままなのでキー、リズムを変更したいときは一度書き出した方がいいです。タイムストレッチ、ピッチ変更の音質はかなりいいので、後で変更するよりそっちの方がオススメ。

検索機能もかなり便利。地域別や楽器別、ループだけ、直接入力などで検索できます。

ダメな所

音色の多さを重視してあるせいか、一つ一つの音色としての完成度が低いです。特に管、弦楽器でレガートが出来ないのはつらい。どうしても打ち込みくさくなっちゃう。ベロシティも音色が切り替わらないし。

ここら辺は他のサンプラーが多機能になってきたので見劣りしますね。なのでフレーズを作る時はループを転調したり、切り貼りしたりして新しいフレーズを作った方がはるかにいい感じに出来ます。でも正直めんどくさい。

あと、和モノが少ない。これはしょうがないけど。もっとバリエーションが欲しい。

Ethno2はアッデートで名称が「World Suite」になりました。UVIWORKSTATION用のライブラリです。

■UVI World Suite | beatcloud

■World Suite | Rock oN eStore

created by Rinker
UVI
¥36,720 (2018/09/03 23:29:12時点 Amazon調べ-詳細)