最強のソロ・ヴァイオリン音源を探しています。こおろぎです。
2016年4月に発売されたクリス・ハインの『Chris Hein – Solo Violin』を買ってみました。略してCH-Violin。
評価★★★★☆
・ボディの鳴りが多い、あたたかな音色
・機能、奏法がめちゃくちゃ多い
・音域が広い
音域も広く、奏法も多く、様々な便利機能も盛り込まれていて、使いやすさもスペック的にも現状では最高峰だと思います。さすがは新しい音源。
あとは音色そのものが気に入るかどうかというところ。
ボディの鳴りが多い、あたたかな音色
ボディの鳴りが多めで、枯れたあたたかい音。ドライです。
好みが分かれそう。
公式デモ
僕も作ってみました。
Friedlander Violinバージョンも作ってみましたが、この曲にはこっちのほうが合いそう。
機能、奏法がめちゃくちゃ多い
奏法や機能的なことについては、できないことがないというくらい充実しています。
高音のオリジナルサンプルはE6まで。この高さまで出る音源はほとんどないと思います。
低音はB1まで出るようになっていますが、サンプルを引き伸ばしただけなので、若干不自然ですね。なるべく使わないほうがよさそうです。
奏法一覧。 コル・レーニョやリコシェ、フラジオレットもあります。
一番多く使う普通のアルコやスタッカートのバリエーションが多く、変化が少ない曲でも表情がつけやすそう。
レガートパッチを発音中にトリルやトレモロに切り替えられるのも便利です。
エディット画面。奏法ごとにいじれます。
NOTE HEADという機能がユニークで、レガートにスタッカートやスピッカートをブレンドすることでアタック感を出せます。
マルカートはこれで再現することになりそうです。
トレモロやトリルともブレンドできますが、あまり使わないでしょう。アンサンブルモードもおまけ感があります。
グライドはちょっと不自然さがあるので、うまく調整して使いたい。
僕は「DYNAMIC」は「X-Fade」にしてます。ベロシティはなく、11、エクスプレッションで音量と音色が変化するモード。
ビブラートも細かい。
エフェクトもいくつかあります。かかりがいいので案外面白いです。
あとは、弾いている音に合わせてグラフィックも変化するという演出も。
おわりに
音色がいまいち気に入らなかったので、あまり使わないかもしれない。
意外とエフェクトは良かったので、そっち方面で使っていこうかなと思ってます。
■CHRIS HEIN SOLO VIOLIN | Rock oN eStore
■CHRIS HEIN SOLO VIOLIN | Chris Hein