フリーの作曲家へ制作依頼をする場合のメールの書き方 【テンプレートあり】

ゲーム、動画製作者向け

 
writing
SNSで魅力的なフリーの作曲者を見つけることも多くなってきましたね。

今回は、フリーの作曲家にメールで依頼するときのテンプレートを作ってみました。

有償で、企業からの依頼を想定しています。
歌モノではなく、インストゥルメンタル(器楽曲)です。

はじめまして。

私、 【所属・肩書】 の 【名前】 と申します。

【聴いた場所】 で 【聴いた曲】 を拝聴し、ご連絡させて頂きました。

弊社は 【業務内容】 をしています。

つきましては、【作曲者】 様に 【著作財産権】 オリジナル楽曲の制作をお願いできないかと思い、ご連絡させていただきました。

【使用用途】【デモ】

【曲の長さ】【納期】

また、その際のご予算をお聞かせ願いますでしょうか?

以上、ご検討をよろしくお願いします。

【署名】

このテンプレートを元に【】内を適切な言葉で置き換えていきます。

【聴いた場所】【聴いた曲】
闇雲に依頼している印象を避けるため、書いておいたほうがいいです。また、作曲者がクライアントの好み、求められてるものを把握しやすくなります。

【業務内容】
自己紹介、請ける際の判断材料に。

【著作財産権】
買い取りか、そうでないものか。買い取りの場合は作曲者が使用することはできません。

【使用用途】
どの場面で使用するのか。

【デモ】
今まで作成したもののサンプルがあればわかりやすいです。

【曲の長さ】
料金の計算に必要です。大体30秒単位で料金が決まっています。

【納期】
作曲者さんで大きく違いますが、1分程度で3日~1週間、という感じでしょうか。

【予算】
秒数や難易度で決める場合が多いので、作曲者さんに聞いたほうが無難ですね。あらかじめ予算が決まってる場合は提示してもいいでしょう。
作曲者さんによっては前金で半額いただく、という方もいるようです。

【署名】
通常のビジネスメールの署名で。

2通目以降

【著作財産権】【ファイルフォーマット】【ループ処理】【使用場面の詳細】等

詳細を確認していきます。

【著作財産権】
トラブルにならないよう、念を押しておくといいです。
買い取りでない場合リリース後に公開してもらう、なども。

【ファイルフォーマット】
WAV、もしくはmp3が標準的な音声ファイルフォーマットです。

■WAV
高音質、大容量(1分10MB程度)

映像のBGM、CDに収録する場合など。標準は44.1kHz 16bitです。

■mp3
低容量(1分1MB程度)レートによって気にならない程度の音質に。

スマホアプリなど、低容量にしたい場合はこちら。レートで音質と容量が違いますが、単に「mp3」と発注すれば作曲者側で適切なレートにしてくれる場合がほとんどです。個人的には192kbpsがおすすめです。

納品完了後

【振込先】【領収書】

納品が完了したあとは、振込先はもちろんですが、領収書についても指示してもらえると助かります。

【領収書】
住所に送付するのか、それともPDFでのデータでいいのか。源泉徴収の計算は入れるのかそうでないのか。

 

それでは以上です。依頼がうまくいくといいですね。

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