iLoud SubとiLoud Precision MTM MKIIで最高のホームスタジオ・モニター環境が完成しました【DTM・音楽制作・レビュー】

レビュー

こんばんは。作曲家のこおろぎです。

音楽制作用のサブウーファー、IK Multimediaの『iLoud Sub』が届きました。

サブウーファーとは、100Hz以下の重低音再生に特化したスピーカーです。

このiLoud subをメインスピーカーである iLoud Precision MTM MKIIと合わせ、 さらに音響補正ソフトのARC Xでキャリブレーションをすることにより、

最強のホームスタジオ・モニター環境が完成しました。

調整をした後の最終的な周波数のバランスはこんな感じになっています。

ローエンドは25Hz付近、ハイエンドは20kHz付近まで、ほぼフラットに聴こえるようになりました。

見た目でフラットなだけではなくて「タイムアライメント」という補正も入ってます。

タイムアライメントというのは、複数のスピーカーからの音が人間の耳にぴったり同時に届くように、音の聴こえるタイミングと位相を調整すること。

それにより、メイン2つとサブの3つのスピーカーのサウンドが一体になったように聴こえます。

このシステムのサウンドが素晴らしすぎるので、今の環境でこれ以上モニターの音が良くなるイメージがもう湧きません。

ついにホームスタジオのスピーカーの到達点に来たなという感じがします。

というわけで今回は『最強のホームスタジオモニター環境の紹介』ということで、それを構成する以下についてそれぞれ書いていきます。

・メインスピーカー iLoud Precision MTM MKII 
・サブウーファー iLoud sub
・iLoud sub+iLoud Micro Monitor&MTM聴き比べ
・音響補正ソフト ARC X
・おまけ:失敗談と対策

iLoud Precision MTM MKII (メインスピーカー)

iLoud Precision MTM MKIIはIK Multimediaのフラグシップのニアフィールドモニターです。

今まで私はiLoud Precision 5を使っていました。2ではない旧バージョンのほう。

2025年9月にprecisionシリーズのMKIIが出たということで、この機会にiLoud Precision MTM MKIIに買い替えてみました。

前にiLoud Precision5を購入した時に動画を出したんですけれども、その時にMTMについては色々な懸念点があったんですよね。

まずは、 設置場所が非常に狭いホームスタジオなので、MTMのような大型スピーカーは出力が大きすぎて、アンプが本来の性能を発揮できないんじゃないか、という不安がありました。

しかし、実は大丈夫らしいという噂を聞いて実際に設置してみたところ、出力が大きすぎるという問題は全くなく、5よりもサウンドがクリアになりました。

このiLoud Precision MTMは、MTMと言われる、上下のウーファーがツイーターを挟む見た目が特徴的です。

このMTMという構造は音の指向性が狭まるので、スピーカーからダイレクトに聴こえてくる音が大きくなり、壁や天井から反射して聴こえてくる余計な音が小さくなる。

というわけで、実は狭い部屋はMTMの方がいいということなのです。

PrecisionのMKI(初代)とMKIIはどのくらいサウンドが違うのか

実は、PrecisionシリーズのIIが発売されたとき、最初”5”のMKIIを買ったんです。
結果、MKIとMKIIの音の違いはほぼほぼ感じませんでした。すこーしだけ変化はしてるかもなというくらい。

確実に変わった点としては、前面にカラーLEDが付いてかっこよくなったことくらいです。(写真はMTM MKII)

その後、さらに上位モデルのMTM MKIIに買い替えたという流れです。

個人的な感覚としては、旧モデルのPrecision 5で私の作曲家としての仕事上では全く問題ないと感じました。

MKIIかつMTMの方がさらに良いんですが、劇的に良くなったかと言われると、そこまでではありません。

対数関数的成長曲線と言われるようなものですね。90%以上の段階になると、品質が高くなってもグラフの伸びは少なくなる、みたいな。
サウンドを追い込む余地がほとんどなくなってきたなと感じています。

手持ちのiLoud Precision MTM MKII、iLoud Precision 5、iLoud MTM(初代)、iLoud Micro Monitorで図を作るとこんな感じ。あくまで私のイメージですが。

iLoud MTMとiLoud Precision 5のサウンドの差は大きいですが、iLoud Precision 5とiLoud Precision MTM MKIIの差はそんなに感じません。

あとは、おそらくスピーカーの性能に対して私のスタジオ部屋と耳が追い付いてない。
これ以上音を良くしたいならスピーカー以外にどこかにボトルネックがあるんだと思います。

iLoud Precision MTM のデメリット

iLoud Precision MTM のデメリットの1つは、
「スイートスポットが狭まる」ということ。

音の指向性が高まり、反射の音が少なくなるのがメリットですが、指向性が狭くなることで、逆に気持ちよく聞ける「スイートスポット」が狭まってしまいます。

なので、移動したり、複数人で聴いたりする時には、聴こえ方がバラバラになる可能性があります。逆に、個人で、固定された場所で聴くのであれば問題はないです。

また、iLoudシリーズの特徴として、ハイエンドの機種になればなるほどサウンドがクリーンになるという特徴があるんですが、iLoud Precision MTMは本当にサウンドがクリーンです。特に低音。

楽器を演奏するモニターに使うとか、単純に音楽を聴く、などのシチュエーションであれば、小さいサイズの機種の方がドライブ感があり、気持ちよく感じるときがあります。

特にiLoud Micro Monitorは独特の気持ちよさがありますね。

なので、スピーカーは作曲や演奏のみで使用して、ミックスやマスタリングまでしっかり追い込まない、という方は、小さい方のMTMや、iLoud Micro Monitorの方が聴いていて気持ちよく作業ができるかもしれません。

iLoud Sub(サブウーファー)

次は今回新しく導入したiLoud Subについて。

結論から言うと、最高です。
iLoud Precision MTMと組み合わせは公式には推奨の記載はないのですが…最高です。

まず、なぜこの iLoud Sub を導入しようかと思ったのかというと、

導入前、すでにメインのPrecision MTM MK IIのローエンドは35Hzまで出る。かなりの低域です。

スペック上で見ると、普通に業務で使う分には十分な周波数のカバー範囲です。

しかし、問題はサウンドの質。

30Hzくらいにピークがあり、音響補正ソフトのARC Systemを使っても、30Hzがどうしても抑えられませんでした。

実際に聴いている時も、ローエンドがボウボウ鳴っていて耳障りでした。

バストラップも入れ、定在波を可能な限り減らしている状態で、物理的には限界の状態です。それでもコントロールできませんでした。

そこでiLoud Subが出るということで、「ローエンドをサブウーファーに任せれば、このピークをコントロールできるんじゃないか?」という仮説によって導入してみました。

結果としては、導入して改善できました。

まずは30Hzぐらいのピークが解消し、周波数がフラットに近くなりました。

周波数がフラットになっただけではなく、ローエンドのサウンド自体もクリアになりました。

特にキックの締まりがものすごく良くなり、見えやすい。

今までボワッと聴こえていた低音が、形としてはっきり見えるようになった、という感じです。

ローエンドの再生はメインスピーカーの負担になっているので、ローエンドをサブウーファーに任せることでメインスピーカーのほうのウーファーの解像度が上がる、という効果もあるようです。

これも加わり、相乗効果で低域がクリアになったのだと思います。

実はサブウーファーの効果は、低音を追加してただ大きく出すということではなく、メインスピーカーのローエンドの再生負担を肩代わりして、メインスピーカーの性能をも引き上げる、ということでした。

メインスピーカーとの一体感がすごい

iLoud Subの最もすごいと思ったところは、メインスピーカーとの一体感。

iLoud SubはARC Xによってタイムアライメントをしてくれるので、「サブウーファーを追加しました」というような、わざとらしい感じが全くありません。

耳が慣れてくると、サブウーファーがついているのかどうかを意識しなくなります。

加えてiLoud Subの効果として、単純に35Hzから25Hzまで聴こえるローエンドが拡張された、というのもあります。

体感はそこまで違いを感じないんですが、ローエンドに意図しないサウンドが入ってたりもするので、それをきちんと確認できるようになったのがいいなと思います。

あとは音量を下げても、音のバランスがあまり崩れないというのもメリットです。

一つのスピーカーで全部を鳴らそうとすると、音量を上げないとそのスピーカーの性能が出てこなかったりするんですが、

MTMも加え、複数のスピーカーがあることによって音量を下げてもバランスが崩れにくくなっているというのが、このシステムの良いところです。

また、iLoudシリーズだけでなくて他社製のスピーカーとも組み合わせてシステム構築が可能です。
iLoudシリーズの方が最適化はされていると思いますが。

実はこの iLoud Precisionも公式では推奨リストには入っておらず、以下のの3つの機種が推奨されています。

iLoud Micro Monitor、iLoud Micro Monitor Pro、iLoud MTM MKII

あとはサイズ感ですが、iLoud Subはプロ用のモニターとしては最小クラスのサブウーファー。
30cm×30cmということで、結構小さいです。これでサイズ感が伝わるのか…?

私のデスクの下には、バストラップや電源タップなど、いろいろなものが置いてありますが、そういったものが置かれている中の隙間にうまく収まりました。

地面に置いていると子供が触ってしまう可能性があるので、ちょうどいいゴールドのワイヤーラックを見つけたのでそれを買っておいて、さらに金網を貼り付けたものを被せています。

私はこれを世紀末仕様と呼んでいます。

これで子供の指も入れられず、ガードは完璧です。私が蹴ってしまっても大丈夫でしょう。低音は通過性が高いのでサウンドにはほとんど影響しないはずです。

後ろは入力端子の邪魔になっていたので頑張って切りました。

ついでに入力端子に触れますが、XLR、フォン、RCA、 Bluetoothで接続できます。

注意点としては、スピーカーへのアウトプットはフォンが使えない、ということ。

ARC Studioの代わりに使用できる

iLoud Subはメインスピーカーとオーディオインターフェイスの間に接続します。

音響補正の情報はiLoud Subに保存されます。それにより、他社製のスピーカーもARCで補正できます。

これってもしかして、ハードウェアで音響補正をするARC Studioの代わりにできるのでは?と思いました。繋ぎ方が全く同じなのです。

ARC Studioの導入を検討しているかたはiLoud Subを選択肢に入れてもよさそうです。価格は3倍くらい違うのですが…!

iLoud Subはオーディオインターフェースとしても使用できるので、実は一台三役をこなすことができるハードウェアなんですよね。

スタジオ用途だけではなく、外に持ち出して接続するシチュエーションも想定しているのかもしれません。

持ち運ぶにはちょっと大きいかもしれませんが…

iLoud Subの注意点

iLoud Subの注意点として、
まず動作が不安定です。

これは発売延期の理由なのかもしれないですが、ARCX上の動作が不安定です。
USB接続が認識されなかったり、認識しても設定が反映されにくかったり。

しかし、ソフト的な問題なので、これはぼちぼち解決されるでしょう。

あとは、サブウーファーを使うと帯域がローエンドまで出るので、他の部屋に音が漏れやすくなります。

そのぶん同居している家族や近隣の方に気を遣わないといけないかもしれません。

私の環境だと、床に直に置くと建物への共振が気になったので、手持ちのインシュレーターをかましました。

オーディオテクニカのAT6099です。

別の部屋で低音を聴いてみると、インシュレーターをかました方がマシになりました。

あとは、夜に作業をしないようにしたり、小さい音量で作業をしたりすることで対策しています。

iLoud SubをiLoud Micro MonitorとMTMで試す

公式ではiLoud Micro Monitor、iLoud Micro Monitor Pro、iLoud MTM MKIIが推奨されています。

これらはもともと低音があまり出ない機種なので、サウンドが大きくアップデートされそうな期待があります。

なんと、iLoud Micro Monitorと初代のiLoud MTMを持っているので、iLoud Subとの相性を聞いていこうと思います。

iLoud Micro Monitor+iLoud Subはリスニングにもおすすめ

まず、iLoud Micro MonitorとiLoud Sub。

ARCXで補正した結果がこちらです。青が補正前で、オレンジが補正後。

100Hzから大きな波々になっているディップがあるんですが、おそらくそれは天井の定在波由来のディップだと思います。

今回は適当に置いているので、そのあたりは目をつぶってください。

サウンドを聴いてみると、低音の一体感がものすごいです。サブウーファーの存在感を感じず、スピーカーのローエンドがそのまま拡張したかのように感じられます。

「サブウーファーでガンガン低音を鳴らしてやるぜ」といういやらしい感じではなく、サウンドがリッチになるような方向性。

ダンスミュージックみたいな曲をガンガン鳴らすのもいいかもしれないんですが、落ち着いた曲も合うんじゃないかなと思います。

例えばLo-Fi系とか。チルな楽曲に合いそうなイメージ。

ですので、リスニング用としてiLoud Subを導入しても結構楽しいんじゃないかなと感じました。

iLoud Micro Monitor+ iLoud Subなら価格もわりと?抑えられるので、リスニング用にもおすすめです。映像作品はかなり楽しめそうな感じがしますね。

設置場所の関係上、距離が前後に1mほど離れているんですが、これがARCXで問題なく補正できます。
ディレイが16msくらい入っていますけどね。

なので、サブウーファーの最適な設置場所がなく、妙なところに置くことになってしまうという人も補正でなんとかなりそうだなと思いました。

iLoud Micro Monitorは元々はPCに繋げない機種なので、システムにARCが組み込めるという点でも大幅にアップデートされる感覚があります。

iLoud MTM+iLoud Subとにかくマイナスにならない

今度はiLoud MTMについても聴いていきます。

こちらもMicro Monitorほどではないですが少しディップはできています。

こちらもMicro Monitorと印象は同じで、スピーカーのローエンドがそのまま伸びたという方向で、サウンドがリッチになったように感じます。

iLoud Subを追加してもマイナスにならない。シンプルにサウンドのアップデートという印象です。もはや「ないよりはあったほうがいい」くらいの感じ。

感想:スピーカーをアップデートするならiLoud Subからでもいいかも

iLoud Sub+iLoud Micro Monitor Pro or iLoud MTMを聴いてみて、やはりハイエンド機種のPrecisionと組み合わせた時が最もいいなと感じました。

メインスピーカーの良さもあるんですけれも、加えてサブウーファーとのシナジーもあり、全体のサウンドとして素晴らしく仕上がります。

iLoud Micro MonitorやiLoud MTMにiLoud Subを足しても決してマイナスにはならないので、これらにまずiLoud Subを足してから、メインスピーカーを後でPrecisionにする、のようなアップデートの順番もいいんじゃないかなとは思いました。

ARC Xについて

ここで改めて ARC Xのお話もしたいんですが、
ARC XはIK Multimediaの音響補正システムです。

ARCの使えるiLoudシリーズのスピーカーを購入すると付属するはずです。

これを使って音響補正をすることでiLoudシリーズの性能を最大限に引き出すことができます。

周波数特性だけでなく、時間軸のズレも同時に補正してスピーカーから出る音のタイミングと位相が揃います。

逆に、ARCを使わないと、特にiLoud Subの性能は全く引き出せないと思います。

以前、10年かそれ以上前なんですが、サブウーファーを入れてみたことがありました。
結局、それはうまくいかなくて手放してしましました。

原因としては、まずメインスピーカーとサブウーファーの音のつながりが悪かったこと。

どう調整してもサブウーファーを取って付けたようなわざとらしい音になってしまいましたし、音質もただモコモコするだけでした。

また、音を切り分けてクロスオーバーさせるために、クロスオーバー専用のアウトボードを買い、それを通していたんですども、
オーディオインターフェースからスピーカーまで直に繋いだ方が絶対に音はクリアになるので、クロスオーバー専用のハードウェアを通すというのが、音質的な部分での精神衛生的な嫌さがありました。

この「音が馴染まない」「音が悪くなりそう」という2つの要因があり、結局サブウーファーを手放すことにしました。

その2つがARCXだと瞬時に解決されます。

1,時間軸と位相のズレを自動で補正する
2,クロスオーバー周波数を自動で設定する

スピーカーを精密に設置していないホームスタジオでも、きちんとそのズレを調節してくれるというのが最高です。

ARCの設定のしかたは「付属のマイクで複数のポイントの音を測定する」これだけです。
その複数のポイントの音を測定するのも緻密じゃなくていい、というのもすごい。

私の環境だとこんな感じになってます。

青の線が元々の音響で、オレンジの線が修正後の音響になっています。
元の音響もなるべく追い込んでるんですが、補正でさらにフラットに近づいています。

音量(Gain)と音の遅れ(Delay)も補正されてますね。

周波数バランスは好みのバランスにも調整可能です。
ただ、極端なバランスにしすぎると、制作した音源を他のスピーカーで鳴らしたときにバランスが崩れる可能性があるので、なるべくフラットめにしたいところです。

また、スピーカーのプリセットを切り替えられたりもするんですが、ユーザープリセットを複数設定できないので、ユーザープリセットを簡単に切り替えられるようにしてほしいなとは思います。

サブウーファーの追加によって、低音だけをカットした「近隣配慮モード」や「夜間作業用モード」のような機能が欲しくなってきました。

クロスオーバーは80Hzで、上がメインスピーカーの周波数。下がサブウーファーの周波数です。

結構ガッツリとメインスピーカーのローを削っています。メインスピーカーはこの削った分の負担が減っているということですね。

クロスオーバーをいじると、リアルタイムに周波数のカーブが変化します。その都度最適な設定になるように計算をし直しているようです。

設定はiLoudシリーズのスピーカーに直に保存されるので、パソコンのCPUに負荷がかかりませんし、レイテンシーもなく、DAW以外でも、ブラウザやパソコンでのあらゆる音にしっかりと補正がかかった状態になります。

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おまけ:失敗談と対策

おまけの話もしたいんですが、
音響補正をする前に、環境をなるべく整えておくのも大事です。

実は、私は現在進行でものすごい失敗をしております。現在スピーカーを置いている所って、もともとクローゼットなんですよね。

クローゼットになっている部分に作業机を入れ、スピーカーを置いています。

そうしたら、狭さとスピーカーからの壁の近さにより、ものすごく低音が膨らむ、という環境になってしまいました。

ただ、このレイアウトは部屋がかなり広く使えるので、このまま何とか音響を追い込んでいこうということになり、苦労しています。

バストラップを置いたり、Vicousticの高いパネルを置いたりして、なんとかまともな音響に持ってきているという感じです。

スピーカーを置く場所を工夫すれば、こういう高いパネルとかもあまりいらない気がしてます。というか、以前は使ってなくて十分だったんですよね。

なのでまずは、スピーカーを置く場所に気を配りましょう、というところです。そうすればお金もかからない。

定在波や壁の背後からの反射でのキャンセルなど、大きなピークやディップを発生させる要因があるため、まずはそれらを改善してから音響補正をした方が良いです。

何も環境に気をつけずに、とりあえず音響補正しても何とかならないことが多いです。

今回、冒頭で紹介したローエンドのピークも、この狭いクローゼットに入れているがゆえに発生した物なので、本当はきちんとした場所にMTMを置けば、もっと簡単にローエンドをコントロールできたはず。

しかし、今回iLoud Subによってそのダメな部分の補正ができつつ、それを超えてさらに音が良くなりました。

苦し紛れで購入したこの iLoud sub ですが、怪我の功名という感じで逆転できました。

Vicousticのパネルにもお世話になっております。
スポンジだけの吸音材に比べてサウンドの詰まった感じがなく、サウンドがクリアになりつつ余計な反射を抑えてくれます。さすが価格が高いだけあります。

・Vicousticトライアル・パック

終わりに -どんな人がiLoud Subを買うべきなのか

今回は新発売のiLoud Subを起点にして書いてみました。

改めて、どんな人がiLoud Subを買うべきなのかというと、以下の3つ。

1,ローエンドが重要なジャンルの音を作っている人
ベースミュージック、劇伴など。効果音や映像作品を作る方もいいかもしれません。

2,他社製スピーカーを使っていてARC Studioの導入を検討している人
他社製スピーカーにARCの補正をかけたい場合、これまでは専用の「ARC Studio」というハードウェアを買い足す必要があったんですが、

iLoud Subをメインスピーカーの間に入れることで音響補正の情報を iLoud Sub の方に保存することができます。

そうすると「サブウーファー + 音響補正ハードウェア」という2役を1台でこなせることになります。オーディオインターフェイス機能もありますので一台三役。

3,家族や近隣や作業時間などの環境が大丈夫そうな人
「サブウーファーを入れている状態」と「入れていない状態」を切り替えるのは少しめんどくさいので、基本はサブウーファーを入れっぱなしにすることになってしまう。

なので、スピーカーで作業をするときには常に低音を出しても問題ない環境が必要です。

というわけで「iLoud Precision MTM MKIIとiLoud Subを組み合わせたら最強のホームスタジオ・モニター環境が完成しました!」という話でした。

これでスピーカー探しの旅は完結です。

もうスピーカーは買わない!!!

では。

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