Cubaseでマウスオーバーしたパラメーターを操作出来るフィジコン Steinberg『CMC- AI 』を買う前に読んで欲しいレビュー

楽器・ハードウエア

マウスのポイントを乗せるだけでそのパラメーターを操作できるフィジカルコントローラーSteinberg『CMC-AI Controller』を買いました。

スタインバーグから6種類のコントローラーが発売されたんですが、そのうちの一つです

ざっくり

✓サードパーティ製のプラグインには基本使えない
✓わりとコンパクト
✓USBハブとの相性がある
✓コストパフォーマンスはよくない

サードパーティ製のプラグインには基本使えない

これから買いたいと思う方にこれだけは読んで欲しいんですが

メーカーHPには”マウスでポイントした GUI 上のほぼすべてのパラメーターをノブで操作できるデバイスです。”とありますが、

スタインバーグ純正じゃないもの、純正でもVst3じゃないプラグインのパラメーターは基本動きません。

スタインバーグ製以外のものが動かないって致命的な気がしますよね。

一度クイックコントロールにセットしていじるか、モノによっては一回クリックするとそこのノブを動かせて、枠外を一度クリックして他のツマミをクリックすれば他のも動かせるので、そうやって頑張って動かす。っていう感じです。要するにめんどくさいことになっちゃっています。

プラグインじゃなくて、パンやボリュームを調節する用途で買うのならいいのかもしれませんが。

iPhone4 3個分くらいの大きさ

上部の面積はiPhone4 3個分くらい。

厚さは1.5cmくらい(ツマミ除く)角度をつけられる足も出てきます。

重さは220gと軽いです。持ち運びやすそうな感じ。デザインもスタイリッシュですね。

USBハブとの相性がある

ドライバーをインストールして本体を繋ぎ、Cubaseを立ち上げたんですが、反応がない。

実はUSBハブとの相性というものがあるようで、PCにUSBを直挿しにしたら起動しました。

その後は特に設定もしないですぐ使えました。

各ボタンについて

JOG

 タイムポジションスライダーをAIノブで操作できるモード。これは結構使える。すぐ巻き戻せたりして便利です。

VOL

 マスターボリュームのみを操作できるモードがあるんですが、僕は使わないです。マスターボリュームを上げ下げする人ってそんなにいるのかな。

<>

 真ん中に<>こういうボタンがあるんですが、”ブラウズオペレーションが動作している時だけ、このボタンは有効になります”ということです。

ファンクションボタン

 ショートカットを割り当てて使うんですが、手元に近いので慣れれば便利そうですね。

操作感

ツマミの感じが軽い&ステップ(ガタガタする)がなんとも微妙。べリンガーBCR2000の方がツマミの感じはいいです。

逆にボタンの感じは好きです。フニュって感じで。そしてジワジワって光るのがまたいい。

まとめ

「俺はスタインバーグの純正プラグインしか使わねえよ!」っていう硬派な方にオススメです。

でも機能の割に値段は高いかなあ。失敗しても大丈夫かなっていう余裕がある方は買ってみましょう。

■Steinberg CMC-AI Controller