DAWの操作用にタッチスクリーンのモニター『WIMAXIT 15.6インチタッチモニター』を追加してみました。
スペックは
・画面サイズ 15.6インチ
・寸法 36 × 24 × 1cm
・解像度 1920×1080
OSはWindows10、DAWはStudio One。
ざっくり
・DAW操作用としては悪くない
・薄い
・ペン必須
ペンは必須レベルですね。指で操作すると皮膚が削れる感じがすごい。一日指で作業をしていたら間違いなく指紋がなくなると思う。
ペンを使うと身体を消耗せずに細かいタッチもできるのでなるべく持っておきたい。
本体が薄いので配置の自由度が高くてよいです。文字キーボードの手前に置くのもよさそう。
15.6インチ、大体手のひらを広げたくらいの大きさですね。小さすぎるのは嫌だなと思って気持ち大きめを選びましたが、ちょうどいいサイズでした。
操作別に評価
できることが多いので、人によって使い方が全然違うだろうなと思いつつ、操作別にやりやすさを評価していきます。
フェーダー操作 ☆☆★★★
ちょっとまったりしているけど、まあまあ快適。複数同時にも動かせる。
まあ、Faderportの物理フェーダーのほうがいいです。
オートメーション ☆☆☆★★
ペンで触ってから書き込むモード(右クリック判定)になるまでに少し時間がかかってしまうので、サクサクとはいかない。
でも、思い通りに書き込めるというのは気持ちいい。
途中で右クリックが外れるとスクロールになってしまうのがしんどい。
プラグイン操作 ☆☆☆☆★
悪くはない。シンセなども音作りがちょっと楽しい。
プラグインの操作をメインにしたいなら、解像度を下げてサイズを大きくしたほうがよさそう。
ピアノロール編集 ☆☆★★★
個人的に期待していたポイントなんだけど、
触ってから動かせるまでに時間がかかる、なぜかメニューが開くので、一度空でタッチしないと次のノートを編集できない、等によりうまく操作できない。
慣れとペンでちょっとはマシにはなりそう。
スクロール ☆☆☆☆☆
通常Shift + マウスホイールでスクロールすると思いますが、それよりもはるかに快適。
左手でスクロールして、マウスで該当箇所を編集する、という使い方がよさそう。
Studio Oneだとピアノロールとメインの画面を連動できるのでなかなか気持ちいい。
スクロールするとマウスが別の場所に行ってしまうけど。
お絵かき ☆☆☆☆☆
快適。
DAW操作もできる液晶タブレットと考えるとめちゃくちゃ安い気がしてくる。
薄いので、文字キーボードの手前に水平に置いて、ほんとに液タブみたいな運用をするのもアリな気がします。
ギャラリー
表。縁の幅が狭いのがいいですね。画面を黒塗りしてたらモヤモヤしてしまった。
表のカバーをかけたところ。
裏。モニターアームをつける穴などはないです。
右側。ヘッドフォン、USB Type-Cの電源用、USB Type-Cの接続用、ミニHDMI1、ミニHDMI1。
左側。設定などと入力用のミニUSB。
設定方法
ちょっと戸惑ったので設定方法を書いておきます。
ただ繋ぐだけだとタッチが反応しません。
まず、USB Type-Cとmini HDMIのケーブル2本をPCに繋ぐ。
USBはなるべく3.0のポートがよさそう。
コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > タブレット PC 設定
右上のセットアップをクリック。
Enterで該当のディスプレイに下記の文字を表示させてタップで設定完了。
これでタッチができるようになります。
おまけに、そのあと「その他」から「ペンとタッチ」に移動。
長押しやダブルタップの設定をします。
とりあえず右クリック長押しは最短にする。
あと、視覚フィードバックは邪魔なので消します。
アクション方法自体の変更はできません。
周辺機器
買っておくと捗りそうな周辺機器も紹介。
ケーブル類
ミニ HDMIとHDMIの変換ケーブル。
ミニ HDMI to HDMIだと今後他の機器に使いたいときに応用が利かないので、通常のHDMI+変換ケーブルという構成にします。
HDMIケーブル。付属のものは50cmくらいしかないので、今後の運用も考え3.0mにしました。
USB-C to USB-Aケーブル。こちらも付属が短いので3.0mのものを。
スタイラスペンとスタンド
細かい部分を触りやすくなったり、指の消耗をなくせる。スコアへの書き込みなども捗る。
ペンスタンドはマウスと持ち替える時に楽。
ノートPCスタンド
角度をつけるためのスタンド。
一応単独でも角度をつけることができますが、角度がつきすぎてしまうのと、ちょっと不安定です。
うちはいい感じのブックスタンドがあったのでそれを使用してます。
おわりに
タッチモニターの評判を全く聞かないのでどうなのかと思ってましたが、思いのほかいい感触。
無くてはならないデバイスの1つになるポテンシャルを感じてます。
個人的にマウス操作をやりすぎて腱鞘炎っぽくなっているので、負荷を分散するという方向でもいい効果が得られそうです。