最近フリーの音源、プラグインエフェクトをめちゃめちゃ目にします。もうフリーだけでひと通り作れるような気がしてきたので、使えるものを厳選してまとめてみました。
パソコンはwindowsを想定してます。
DAW
これがないと始まらない、楽曲制作の要。
Studio One Prime
・無制限のトラック数
・必要な機能だけアドオンで拡張できる
Studio Oneの無料版。操作が簡単で、日本国内のユーザーが多い。
mp3に書き出せないなどの機能制限や、コンテンツ、プラグインの少なさはあるものの、アドオンとして単品で購入することで使うこともできる。
・無償のStudio One 本物のフリーDAW、それがPrime | Presonus
Cakewalk by Bandlab(SONAR)
・完全版を無料で使える
・アップデートが不透明
元は有料だったが、会社が移ったことで無料になった。これからどう運営、アップデートされるのかは不透明。
詳細は以下の記事から。
■シンガポールのBandLab社によりCakewalk=SONARが奇跡の復活、全ユーザーへ完全無料公開!インストール方法と、いくつかの注意点
REAPER
・Windows/Macハイブリッド対応
・とにかく軽い
・機能制限がない
機能制限がないのがすごい。他のDAWの無料版だと、書き出しが出来なかったり、VSTが使えなかったりするんですよね。
エフェクトや音源も多少入っているみたいなので、これだけでも曲は制作できそうです。海外ではプロもよく使用していて、拡張性が高い。
詳細、DLは以下の記事から。
軽くて高性能なオンラインソフトDAW、Reaperを使ってみよう : 藤本健の“DTMステーション”ソフトウェア音源
音を鳴らすためにDAWに読み込ませて使うソフトウェア。たくさん入れ過ぎるとパソコンの容量を圧迫するので注意です。
総合音源
楽曲制作に使う様々な楽器が入っている音源です。総合音源の弱点は、個々の音色のクオリティが低いことですが、最初のうちは色々な音をどんどん入れていったほうが楽しいと思うので、総合音源を持っておくとよいかなと思います。
下の3つがあれば大体網羅出来そう。
Kontakt 5 Player
Kontakt Playerは他のフリー音源を使う時にも必要だったりするので、入れておきたいです。さらに、上位版のKontaktなら、無料で使える音源の幅が増えます。
Komplete : サンプラー : Kontakt 5 Player | 製品independence free
ライブラリは1.7GBもあり、かなり評判がいいですね。ちょっとダウンロードが手間みたいですが。
「Independence Free」のダウンロード方法: DTM的雑記UltimateSoundBank UVI Workstation
UVI Workstationと、UVI デモサウンドパックをダウンロードすればOKです。
こちらは日本語に対応しているのでメーカーへのリンク。
UVI Workstation – UVIアコースティックドラム(生ドラム)
バンド系の楽曲なら、生ドラムさえあれば他のトラックは自分で録音すればいいですよね。
Labs Instrument Drums
音源メーカーSpitfireaudioのドラム音源
他にも、ピアノ、チェロなど、少しずつ無料音源が増えています。
DrumMic’a(ドラムマイカ)
マイクの老舗メーカー、ゼンハイザー(sennheiser)の無料ドラムキット。
キットは1種類しかないですが、色々加工はできるみたい。
ゼンハイザーの無料ドラム・プラグイン音源「DrumMic’a」(ドラムマイカ)が凄すぎる! | Digiland (デジランド) 島村楽器のデジタルガジェット情報発信サイトMT Power Drum Kit 2
全体的にクリアでいい音です。貼り付けられるMidiグルーヴが付属しているので、このためにダウンロードしてもいいと思います。
市販で売っているものと比べると、ハイハットの表情、キットの種類が少ない、細かいエディットが出来ない所が不自由ですね。
ICON » 高品位なアコースティック・ドラム音源、Manda Audio「MT Power Drum Kit 2」がフリーに! 数千ものMIDIグルーヴを使って簡単にドラム・トラックを作成可能!シンセ
Synth1
ツマミとか多いけど、有名なフリーソフトなのでプリセットやら使い方やらが見つけやすい。
Software Synthesizer Synth1オーケストラ
VSCO 2
「versilian-studios-chamber-orchestra」の略。
オーケストラの音源はなかなかないんですが、この「VSCO」はまあまあよいです。特に音程打楽器。グロッケンとチューブラーベルはドライなのでポップ系にめちゃめちゃ使ってます。
ボーカロイド
UTAU
なかなか高いんですよねボーカロイドって。無料でボーカロイドのように歌わせる事ができるのがUTAU。
「野生のボカロ」歌声合成ソフトUTAUとは。ざっくりわかる基本から導入まで。サウンド・エフェクト(SE)
99sounds
様々な用途で使えるフリーのSEを定期的にリリースしているメーカー。
99Sounds | Free Sound Effects & Sample Librariesその他
SAMPLEPHONICS
高品質なフリー音源、サンプルを多数配布してるブランドです。どれも使えます。
Free loops and samples | Free wav samples to download | Free sample packsプラグインエフェクト
略して「プラグイン」と呼ばれたりもしますね。最低でもEQ、コンプレッサー、リバーブの3つがあればなんとかなるはず。最初はシンプルで使いやすいものを使い込んで、機能や役割を覚えるとよいかなと思います。
コンプレッサー
音量を整える役割をします。
TDR Kotelnikov
現代的な機能も網羅してあるコンプレッサー。このメーカーはEQなど、他のプラグインの質も高いです。
■「TDR Kotelnikov(コンプレッサー)」のダウンロード方法と使い方
アンプシミュレーター
ギター、ベースをアンプに通したような音にするエフェクター。
DTMのためにギター、ベースを始める人はアンプ、エフェクターの実機を買わずにこちらで音作りをしちゃったほうがいいかも。
IK Multimedia AmpliTube Free
歪みが好評なメーカー。
ページ左中央にダウンロードのボタンがあります。
IK Multimedia | AmpliTube Custom ShopIK Multimedia ではこちらからもコンプを中心にした無料のプラグインエフェクトをダウンロードできます。これもクオリティ高い。
IK Multimedia | T-RackS Custom Shopその他
フリーソフトのまとめ記事。ここに紹介されているものは全部よさそうですね。
無料で使える!優秀なDTMフリーエフェクトプラグインまとめ
あと、ゆにばすさん(@universe_ex)の運営するComputer Music Japan
で「無料」で検索するとめっちゃ出てきます。
■「無料」で検索した結果 | Computer Music Japan
おしまい
いかがだったでしょうか。現代では、全部無料でも音質、音色がいい楽曲が作成可能だと思ってます。色々使ってみて、自分にあったものが見つかるといいですね。探すのもDTMの楽しみのひとつだと思います。
ソフトウェア関係で有料でグレードをあげるなら、あまり総合音源は買わずに、自分がよく使う楽器の、専門の音源を買うとよいかなと思います。ドラムとか、ピアノとか。
プラグイン関係で有料でグレードをあげるなら、まずはマキシマイザー系の最終段に挿すようなものがあると音圧が出しやすく、また音もまとまるのでよいかなと思います。例えばwaves L3、iZotope Ozone、Slate Digital FG-Xなど。
また、安くてもインターフェイス、モニタースピーカーがあるとグンと制作環境がよくなります。長くなるので今回は割愛。
理論はこちらで。行き詰まった時にその都度調べるくらいでちょうどよいです。
ネットでも作曲を学べる!おすすめの教材4選 | ハヤシユウのブログではでは、死なない程度にDTMを楽しみましょう。