音源やWAV、MIDIループなど、StudioOne 2.6 現在の付属のサウンド・セットのお話です。今回は【Artist編】。
ざっくりレビュー
・エレクトロなリズム系が豊富で音質もいい
・シンセ音源はチープな音
・付属サウンド・セットでみるとArtistよりProducerのほうがはるかにコストパフォーマンスが高い
全体的におまけ感漂いますが、リズム系はいいいですね。特にVengeance Soundのものはさすが。
あと、StudioOneでは、右側にエフェクトや、サウンド・セットや、その他素材のスペースがあって、そこからドラッグするだけで配置できます。試聴も出来てクソ便利。
次回で紹介しますけど、Producerについているサウンドセットのほうが質も量もかなりいい上に、Artistってサードパーティ製プラグインが使えなかったり、mp3の読み込み、書き出しができないんですよね。
なので、定価でArtistを買うならProducerのほうがはるかにいいです。
では音色チェックも兼ねつつ感想を書いていきますね。Presonus公式サイトからの引用も一緒に。
Studio One Instruments Volume 1
Digital Sound Factoryが手がけたこのサウンド・セットには、Presenceバーチャル・インストゥルメント用の200に上るサンプル・インストゥルメント・プリセットが収録されています。ピアノ、キーボード、ベース、ギター、シンセ、オーケストラソロ、オーケストラ・セクションなどのインストゥルメントが含まれています。
うーん、はっきり言っておまけ程度。Presenceという音源のもの自体ほとんど使えないかなあ。色気がない。
プレーンなので、エフェクトなどでガンガン加工したほうがいいですね。
バンドネオンの音色で。
うん、アコーディオン系の音色はそこそこ好きです。
Ueberschall Impact Drums
世界的に有名なコンテンツ・メーカーUeberschallによる、Impactバーチャル・インストゥルメント用のハイクオリティな32のエレクトロニック・ドラムキットを使用すれば、このサウンド・セットを使用してあっという間に魅力的なビートを作成できます。
ベーシックな音がほとんど。面白みとか新しいなーっていう音はないです。音質はなかなかよいです。パーツ毎に収録してあるフォルダがあるのもよいですね。
そのなかの「Oriental RnB」で。ドラムは全部この音。
あと、ベースはStudio One Instruments Volume 1のBelow sub bass。
Studio One Expansion
ベテラン・サウンドデザイナーのロブ・リーにより作成されたこの拡張サウンド・セットは、Studio One Instruments Volume 1をベースに構築されています。巧みに作成された50を超えるPresenceバーチャル・インストゥルメント用インストゥルメントとImpactバーチャル・インストゥルメント用の2つのマルチ・ベロシティー・レイヤー・キットを含むこのサウンド・セットは、クリエイティブな可能性にあふれています。
Studio One Instruments Volume 1のものにエフェクトをかけた感じなのかな。ちょっと使える音になってる…かな?うーん。
Elektronik Kit Multi Layerは音色を重ねてあったり、ベロシティで大幅に音色が変わったりするのがおもしろい。
といわけでほとんど「Studio One Expansion」で作ってみました
シンセ系だけで曲を作る事が少ないので難しい…
Studio One Musicloops
このサウンド・セットには、Studio One 2で新たに導入されたMusicloopファイル・フォーマットの優れた柔軟性を示す、幅広いスタイルの150を超えるMusicloopが収録されています。Musicloopには、演奏ループ(MIDI)、インストゥルメント・プリセット、ループ作成時に使用されるチャンネルFXプリセット、ループの可逆圧縮のオーディオ・プレビューが含まれます。これにより、バーチャル・インストゥルメントによる演奏をドラッグ&ドロップひとつで即座に再現できます。ループの作成に使用されたバーチャル・インストゥルメントを持っていなくても、ループをオーディオ・トラックにドロップすることが可能です。このサウンド・セットで、Musicloopの可能性を体感してみてください。
なんだか機能は凄そうだけどループの内容がいけてない…これだけ組み合わせるとすごく安っぽい感じの曲が出来ます。うん。
まあ要するにMIDIループなのでちょっといじってやればいいんですけどね。あんまりいじりすぎるとゼロから打ち込んだほうが早いんじゃないかなっていう気もしてくるね。
エフェクトで歪ませたりしてかなり加工してます。キックだけ別のサンプルを使ってます。SEはProducer付属のSTUDIO ONE FX。
Studio One Piano
このサウンド・セットは、Presenceバーチャル・インストゥルメント用のハイクオリティなマルチ・ベロシティー・レイヤー・ピアノ3種を提供します。リアルなサウンドをもたらすアコースティック・ピアノが必要なら、Studio One Pianoサウンド・セットをおすすめします。
これは予想通りの音ですね。おまけ程度の…Rock、pop、Balladの3種類ですが、違いがほとんどわかりません。
Popだとこんな感じです。
おもちゃっぽい音なので、こういう曲が一番似合うかなと思います。なぜかパンが揺れるんですけど…
Vengeance Sound
Musicloop、Impactプリセット、オーディオ・ループを集めたこの魅力的なパッケージは、きっとあなたを躍らせることでしょう。ダンス/エレクトロニカのスタイルを幅広くカバーしたこのサウンド・セットでは、Vengeance Soundのサウンド・ライブラリのすばらしさを垣間見ることができます。
リズムのループは素材が豊富でかなり使えそう。音質もいいし、今っぽい音です。FXっていうのも使える感じで嬉しいです。
逆に上モノのループはなくて、素材も断片的なので使いづらい。Vengeance Soundで買えってことなんだろうね。
44.1kHz24bitっていうフォーマットもいいですね。リズムで16ビットだと荒さが気になったりするので。
Electroshockってキットで最近のEDMっぽく作ってみました。
シンバルやベースはサイドチェインでエフェクトをかけてますが、全体的にはわりと素のままです。
Voodoo One Synth
元はStudio Oneの謎めいた非公式マスコット「Voodoo One」によりリリースされたこのサウンド・セットには、Presenceバーチャル・インストゥルメント用の魅力的な150のリード、パッド、シーケンス・シンセが収録されています。
Voodoo One…一体何者なんだ…
これだけで曲を作ってみようかなと思ったんですけど、パッドとリードしかなくて辛いのでリズムにProducerのELECTRONIC AUDIOLOOPSを入れてます。
Native Instruments Komplete Players
僕はultimateを持っているので、どこまでの機能が使えるのか把握できません。
Artistだと Reaktor 5 Player、Guitar Rig 5 Player、Kontakt 5 Playerが使えるみたいです。
この先は君の目で確かめてみてくれ!
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リンク
■Studio One 4 Artist 日本語版 | Rock oN eStore