3ヶ月で100曲作った僕のスピード作曲メソッド

テクニック

この間3ヶ月で100曲を作ったんですが、このペースで作る人は少ないのではないでしょうか。

というわけで、速度を出してインストゥルメンタル(器楽曲)の作曲をする方法を書いてみたいと思います。

ちなみに僕がなぜ早く多く作ったのかというと、上達のためです。何でもそうですが、初心者のうちは数を作りながらちょっとずつ改善したほうが上達は早い。

テーマ、場面の設定

なんとなく作らない。どんな曲調なのか、なんのための曲を作るのか、最初にしっかり決めておくと曲の方向がブレずに早く作れます。以下その方法。

◆音楽以外のものを見て決める
既存の絵や小説などをモチーフにしてみる。このやり方は仕上がりが音楽的になるのでおすすめ。

◆音色や素材から決める
音源やループをざっと聴いてインスピレーションが湧いたものを使う。

◆上達したい曲調や楽器をメインにしてみる
課題をもって作ると上達も早い。

◆作った事のない曲を作る
どんな曲を作ったらいいか悩んだ時、作った事のない曲調、使った事のない楽器を探してみる。

◆理論的に作ってみる
新しく覚えたコード進行をつかってみるなど。理論に引きずられずイメージを持って作りたい。

◆先にSEを入れてみる
1つのトラックに雨音などのSEを入れて、それを流しながら鍵盤を弾いてみると、その雰囲気にあわせた曲が自然と作れる。

◆何に使うかを決める
リスニング、劇伴、ゲームなど、どういう風に使うのかを決めると時間や雰囲気、音圧感が決まってくる。

◆時間を決める
フォーマットに準じた時間、例えばCM用に29秒のものを作る、とか。

◆他の曲を聴いて続きを作る
既存の曲の頭1秒だけを聴いて続きを作曲する。ドラマやアニメなどを観ながらいい雰囲気の曲出てきた!と思ったらそこで一旦停止して続きを作曲してみる。

制作

考える時間を減らし、とにかく手を動かして外堀を埋めていくと作業時間を少なくできます。

◆素材をぶち込む
DAW内に曲の雰囲気にそったサンプルやループ素材をどんどん放り込む。また、合いそうなソフト音源も全部立ち上げる。

◆出し惜しみしない
「このフレーズ、曲調かっこいいからもっと力を入れた曲の時使おう」というのはやらない。出し惜しみしちゃうと世間的にも、自分の中でも旬が過ぎちゃう。さらに面白い事に、引き出しを出し切るようにすると、また新しい引き出しが湧いてくる。

◆構成を決める
ある程度出来たら時間に合わせてざっくりと構成を決めていく。

◆練習だと思って作る
「かっこいい曲作るぞ!」って意気込むより「かっこいい曲作る練習しよ」って作ったほうがアソビが入るし早い。経験のないジャンルの曲でも軽く踏み出せる。雑になると思われがちですが「いつもよりキレイに仕上げる練習」と思えば追い込める。

◆とにかくDAWに触り続ける
集中力ってそんなに続かないんですよね。途中で他の事をしてもいいんで、とにかくDAWを立ち上げたまま、PCの前に座る。

◆作業時間を決める
1日で終わらなくてもいいので、今日はここまで作ろう、というのを決めます。

一生懸命作ってここまで終わらそう、っていうんじゃなくて、ゆっくり作っても確実に終わる所を目標に。ダラダラ作業するのを防げます。

◆プレイバックを少なくする
プレイバック(聴き返す時間)をなるべく少なく。ざっくり全体を作ったあとに聴き返しながら変なところを直す。

◆どこで筆を置くか見極める
最初のうちは時間がかかると思いますが、慣れてくると筆の置き所がつかめてくるはずです。ズルズル作業せず見極めましょう。作業時間との兼ね合いもありますね。

◆投稿する
Soundcloudなど、公の場所にアウトプットの場所を確保しておくことで作曲に区切りを付けられます。直しがきく時代なので、戻れないようにするのが大事。

翌日聴いたら全然ダメに聴こえるっていうのもよく聞きますよね。なのでその日のうちに投稿して明日は別の曲を作りましょう。

その他

◆音楽理論を学んでおく
なんか音が合わないなーっていう時に原因がすぐ分かります。技術的な事を学ぶのも大事。

◆寝る
実はこれが一番大事。睡眠不足だとクリエイティブさと集中力がなくなります。結果、作業が遅くなる。

おわりに

早作曲メソッドを使って早く大量に作る上達法、おすすめです。

 

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