音を元気にするプラグイン、ハーモニック・エキサイター『COSMOS』レビュー

プラグイン

ハーモニック・エキサイター & サブ・ジェネレーターのNomad Factory『COSMOS』のレビューです。

評価★★★☆☆

・特に中低域・低域に有効
・強くは効かない
・CPU負荷が軽い

32~256Hzのサブベースを上げるSUB-BASS、600kHz以下を緩やかに上げるBOTTOM DRIVE、600Hz以上を緩やかに上げるEXICITER DRIVEの3つのパラメータがあり、600kHzを基準に調整すればほぼ全帯域をカバーできます。

実は僕、エキサイターを使うのははじめてです。なのでEQとの違いも聴き比べてみました。

STEREO IMAGING

Nomad_factory_cosmos_1

STEREO IMAGINGは左右の広がりを出すパラメータ。自然ですね。モノラル素材は広がりません。

EXICITER DRIVE

Nomad_factory_cosmos_2

EXICITER DRIVEは高域の空気感がふわっと上がってきます。全体が明るくなります。

しかし、すぐシャラシャラしてくるので、かける量に注意したい。EQで上げたほうがしっとりと持ち上がるのでそちらのほうがいい結果になる場合も多いですね。

BOTTOM DRIVE

Nomad_factory_cosmos_3

BOTTOM DRIVEは自然にふんわりと中低域を上げられます。スネアや、細く録音されてしまった音源によいです。ここはEQでやるとすぐこもった感じになっちゃう帯域ですね。

SUB-BASS

Nomad_factory_cosmos_4

SUB-BASSはサブ・ベース。WAVESのRenaissance Bassと比べてQが広く、がっつりとは効かない印象。しかし空気感はあります。Waves「Renaissance Bass」はわざとらしい所があるので、オーケストラにはCOSMOSを使いたいです。低域はEQだとこもった感じになったり、そもそも無くて上げられなかったりしますね。

おわりに

各トラック、2MIXの高域と低域を味付け程度にブーストして、元気を出してやる使い方が気に入ってます。

かなりCPU負荷が軽いのもいいです。僕の環境では0~1%しか消費しません。

関連

購入はこちらから
・Media Integration COSMOS