投げ銭やクラウドファンディングは「動」の応援。VALUは「静」の応援。
最近、個人に対する応援方法として、投げ銭やクラウドファンディングが定着してきているなと感じてます。
しかし、そういったものは、わかりやすい成果を出し続けている人、まとまった資金が必要な人のための方法なんですよね。
今回紹介するサービス『VALU』は、上記の方法で結果を出しづらい、長いスパンで成果を出す人や、地道な活動の人も資金を獲得できるサービスだと思っています。
投げ銭や継続課金が「動」の応援とすると、VALUは「静」の応援、という感じ。
VALUとは
VALUとは、個人が株式を発行するようなサービス。自分が持っている、VAという株券のようなものに値段をつけて売り出し、買ってもらう。
また、買われたVAは値段が上がったり下がったりして、さらに他人に売ることもできます。トレーディングカードのようだと言われていますね。
どういうものなのか、というのは鈴木みそさんのマンガがわかりやすい。
といっても、株にピンとこない方は、始めてみないとよくわからないと思います。僕も始めてからちょっとづつ理解している感じです。そんなものです。
「優待」というものもあり、買ってくれたかたにお礼もできます。
何かの目的を達成する、クラウドファンディング的に使いたい時は魅力的な優待を出して、値段を上げて売り出す、ということもできます。
ちなみに、僕は優待を設けていません。特別に何かをするときにそのカードを切ればよいかなと思っています。
実は買うほうがおもしろい
値段の変動がある、というのが一番おもしろいポイントで、VAを買って終わりじゃないんですよね。
応援したい人のVAを買って、そのあとどうなっていくのかを見守る楽しみがあります。
高い値段になったけど、もうファンじゃなくなったから売る、とか、生活に困ってるから売る、ということもできる。投機は禁止されてますが、そういう買い方もできる。
僕は売る方よりも買う方のほうが面白いんじゃないかなと思ってます。今のところ現金に替える気はほとんどなく、売って得たお金を全部VAを買うことに使ってます。
「この人は今は値段が低いけど、もっと高くなるだろう、本来はもっと価値があるはず」という人は買い。単純に応援するだけじゃなく、自分の見立てを試すゲームのプレーヤーにもなれる。
裏を返せば、自分のVAを楽しんで買ってくれそうな人も多いということですよね。見守るだけじゃなく、積極的にその人を広げる活動をして自分で価格を上げることもできる。だから、VAを買った人は積極的に行動して、買われた人の価値を上げようとする。積極的なファンになる。
買われたほうも、自分に価値を見出して安いうちに買ってくれた方のために、価値を上げていけるように頑張ろう、というモチベーションになります。
買ってからがはじまりなんですよね。
フリーランスはやっておいてもいいんじゃない?
まだ参加している人が少ないので、フリーランスで活動している人はやっておいていいんじゃないかなと思っています。
もちろんですがこのサービスも、自分の活動に合う、合わないがあります。発信力が強めの人のほうが強いですしね。
自分の価値がはっきり数字になってしまう、というリスクもあるかもしれません。
僕は自分の活動のしかたとマッチしている気がして、しっくり来ています。
2017年7月31日、VALUをはじめて1週間くらいで時価総額(VAを全部売ったと仮定した金額)が1170万円、ミュージシャンで6位になっています。
やはり、VALUプレイヤーが少ないこと、単純に知名度がそこそこあることが有利に働いていますね。
はじめかたはこちら。僕は5000円をビットコインにしてはじめました。
■トップユーザーが解説!個人の株を売買する「VALU」の始め方。
※いろいろあって2017年8月からしばらくビットコインの取引が停止されています。
おわりに
久しぶりにグッとくるサービスに出会った気がします。
まだ全然わかってないので手探りですが…それでもおもしろい。今まで知らなかった人も知ることができるし。
投資をテーマにした作品、インベスターZもかなり参考になってます。