バイオリンを買ってみたけど予想以上の小ささにびっくりした

楽器・ハードウエア

バイオリンを買ったんですが、触ってみたらすごく小さかったんですよね。大人用(4/4)を買ったはずなのに。

「子供用のものと間違えて発送されたのかな」と思って調べました。

合ってた。これであってた。

ちょっとまって。指板が出てる範囲、親指を立てた手くらいなんですけど。

握るところほとんどないじゃん。指板の幅も親指2つぶんくらいだし。こんなに小さいんですねバイオリンって。

フレットレスベースを持ってるからその勢いで弾けるだろうと思ったけど、デカさが違いすぎてほんと別モノ。

こんな繊細な楽器を弾いてるのか…凄すぎる…っていう感想しかない。

でもわりと押弦の感覚はフレットレスベースに近かった。

構えたところ。

チューニングなどの細かい調整は無視して、とりあえず鳴らしてみようと思ったら全く鳴らない。ほんとに「全く」です。

バイオリンは「松やに」というものを弓につけて弦と弓の間に摩擦を生ませ、弦を振動させて鳴らすということをいまさら知りました。このシステム考えついた人天才だと思う。

これが松やに。ベタベタはしてません。むしろ硬い。

これを予想以上にめちゃくちゃ塗らないといけなくて、かなりの時間こすりつけました。

そして、鳴りました。

きちんとチューニングもしようという事になったんですけど、全然合わない。一度巻いてもペグが戻って音程が下がっちゃう。

さすがにこれはこの楽器が安すぎるからかもしれない。チューニングを安定させるコツがあったら教えて下さい。

※6/6 追記 強く挿したり鉛筆を塗るといいらしいです。

ペグはこちら。エレキギターみたいに巻き戻らない機構にすればいのに。

なぜかファインチューナーはついてます。ここだけ現代。

駒も固定されておらず手で動くので、色々な部分で古さがそのまま残っている楽器だなと感じました。

しばらく練習したんですけど、ほんとにマスオさんやしずかちゃんみたいな、キーキーという音ばっかり出ます。

音程も指が少しずれるだけで変わってしまうので取りづらい。そのおかげでビブラートはかけやすいけど。

まあ、左手はギターで慣れているのでわりと楽なんですが、右手で持つ弓の扱いが難しい。強さとか、弓を返すタイミングとか。

普通に弾けるようになるまでかなり時間がかかりそう。

前回はトランペットでしたが、今回も実際にじっくり触ってみないとわからないことが多かったです。

やはり、バイオリンは表現力が高い故にそのコントロールも難しい楽器なのだなと。

ギャラリー

楽譜を挟むといい感じに見えますね。色も濃くてかっこいい。つやはありません。

細かいところに粉みたいなのがついてて、ちょっと雑さは感じます。

裏。

ケース。黒い。

開けた所はシックでかっこいい。

スタンドも付いてました。

乗っけてみた。

おわりに

僕の場合、触って感触を確かめられればよかったので音色やチューニングなどの部分は気にならないんですが、まあ、この値段だったら十分な質じゃないでしょうか。