教則本マニアの僕が、かつてこれほどまでに熟読した本があっただろうか、いや、ない。
ベースの教則本『R&B/ファンクスタイル』 を紹介します。内容は、中級者以上向けです。
収録されてる演奏がいい
数人のベーシストが参加していて、誰がどこを弾いてるか正確にはわかりませんが、音作り、フレーズ、グルーヴに尋常ならざるこだわりが感じられます。
音数の多いフレーズが中心で、ラインをたくさん動かしたい、という人に参考になります。
練習がしやすい
基本4~8小節のループなので、長いフレーズを覚えるのがメンドクサイ、という人でも大丈夫です。
フレーズが多い
基本フレーズ、奏法、時代・地域別、ベーシスト別など、ほんとにフレーズが多い。モータウン系からPファンク系まで、スタイルも広い。
R&B、ファンクならではのキャッチーでインパクトのあるフレーズはベーシストなら押さえておきたい。そして理論的な説明が少なめなのが男らしい。弾いて覚えろっていう。
個人的にはアシッドジャズ系のフレーズがあったらよかったなと思いますが、この本は泥臭い系中心なので外されてるんでしょう。
情報が多い
参考音源の紹介があったり、説明がしてあります。
時代背景をわかって弾く大事さを教わりました。R&B、FUNKについては大体これで知ったかぶれるはず。
他の教則本にあるような、「R&Bってこんな感じだよ~」っていうのじゃなくて、かなりガチな感じが最高です。
演奏、執筆してる方々の、本当に好きだ!っていう感じが伝わってくる超良書です。