専用の道具を使わずにコーヒー豆からコーヒーを作ってみたら大変だった

ぼっちクリエイター生活

コーヒー豆をもらったけど器具がなにもない

なんか色々あってコーヒー豆を1袋(500g)頂いたんですけど、うちにはコーヒー用の器具が何もないんですよね。

しかし、ちょっと前に書いたとおり今後はコーヒーをほとんど飲まないようにするので、コーヒー専用の道具を絶対買いたくない。でももったいないからきちんと消費したい。

というわけで家にあるものでコーヒーを淹れてみました。

豆のまま淹れてみよう

とりあえず、豆から粉にしないとな、ということで包丁で砕く事にしました。もちろんすり鉢は持っていません。

しかし、コーヒー豆って丸いしめちゃめちゃ硬いからうまく切れない。叩いてもどっかに飛んでいっちゃう。

諦めよう。

豆のままフィルターに入れてみました。フィルターに直接豆を乗せているというあまり見られない光景。

ちなみに、1杯のコーヒーにはおよそ10gのコーヒー豆が目安だそうですが、重さを計れる道具もありません。

コンビニでもらった中濃ソースがちょうど10gなので、感覚で同じくらいの重さを目指しています。

ソース_700

では、粉と同じ要領で上からお湯を注ぎます。

動画右下の音声をオンにすると、ジョボジョボという音が聞こえますでしょうか。お湯が素通りしていく音です。絶望感がすごいです。

色もあまりついていません。

味も薄いです。しかし、お茶と思って飲むとこれでもいいかなっていう味わい。色もお茶っぽいし。新しい飲み方を発明しちゃったんじゃないかこれ。

これだとコーヒー豆本来の能力を引き出せてないような気がしてもったいないのでもうちょっと頑張ってみよう。

豆のまま煮出して作る

豆のまま鍋で煮だして作ってみました。沸騰させないのがポイントらしい。

長めに煮たはずなんですが、このくらいしか色がつかない。

コーヒーの黒さには遠い。

今度は紙のフィルターを使ってみました。

うーん…粗雑で原始的な味です。そのままお湯を通したものより味わいは中途半端な感じ。

豆のままで一晩水に浸けてから煮出す

そんな事を言っていたら、「豆のままで一晩水に浸けておくと濃いコーヒーが出る」というツイートを頂きました。

やってみよう。

豆は多めに。水と一緒に鍋に入れる。

この状態で蓋をして12時間後。コップにいれてみました。うーん、あまりコーヒーぽい色になってないなあ。

煮ても色はそのまま。

できた。相変わらず薄い。

少し濃くなったけどコーヒーには遠いなあ。

牛乳に一晩浸ける

牛乳に漬けておいてもいいらしい。確かに、コーヒーとして失敗してもベースが普通の牛乳なのでおいしいはず。

しかし僕は牛乳が飲めないので却下。

砕いてから一晩水に浸けて煮出す

砕こう。砕けばいいじゃないか。その発想はいままでなかった。

カナズチはありました。調理器具がなく大工道具はある、まさに男の家です。木片も下に敷きました。

コーヒーフィルターに包んで砕く事に。結構丈夫なので破れません。

砕けました。粉には程遠いのですが、気力が尽きたのでここまで。

鍋に入れる。やばい、すでに色が出てきてる。これは期待できる。

そして翌朝。濃いぞ!いい感じ。

煮て、フィルターで濾す!

できた!色もいい感じ。コーヒーだこれ!

香りもコーヒー。コーヒーの香りがしただけで感動です。そういえば今までのやつは香りがほとんどなかった。

味もコーヒーそのもの。おいしいかと言われたら微妙かもしれませんが、紛れもなくコーヒーです。

コーヒー1杯でこんなに感動するとは思いませんでした。苦労の甲斐がありました。

コーヒー豆をもらって困ってしまった方、是非「砕いてから一晩水に浸けて煮出す」という方法で飲んでみてください。間違いなく器具を買ったほうが楽です。

おわり

このコーヒーを飲み終わる頃、コーヒー豆を消費するまで毎回この工程をやらないといけないのを思い出すのでした。

スイッチひとつで豆からおいしいコーヒーが数分で作れるコンビニのコーヒーメーカーってめちゃめちゃすごい。

こおろぎさんちマグカップもよろしくね。

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