僕は「こおろぎ」という名前で活動をやらせていただいてます。
そうすると、エゴサなどで、昆虫関係のものをよく目にするんですよね。特にコオロギは食用として流行ってきている。
繰り返し接すると好意度や印象が高まる、という単純接触効果のせいか、ずっと目にしてると食べたくなってきたんですよね。あと、ディスカバリーチャンネルをよく見ていると味が気になってくる。
というわけで、弟から昆虫食が送られてきたので食べてみました。
ざっくり
・食感は、エビフライの尻尾を食べられる人はいける。かも。
・匂いは金魚のエサっぽい
・味は煮干しに近い
オケラ、タガメ、タランチュラの3種類。
それぞれ加熱したあと、乾燥、塩で味付けされています。
食べてみると、どの昆虫も似た傾向の味なのかな、という印象。
匂いは金魚の餌を思い出してもらえると結構近いんじゃないかなと思う。スルメにも近いかも。
味や食感は煮干しに近くて、ダシにはわりと使えそうな気がする。子供のころ、ダシ用の煮干しをよく食べていたのを思い出しました。
でも、わざわざ食べるほどおいしくはないな、という感じです。まあ、常食されてない時点でそうですよね。
では、それぞれの味の感想。
オケラ(Mole Crickets)
食べやすい。おすすめ。
ビジュアルは極度に乾燥させたナスのヘタみたい。
食感はわりとよいがパサパサしている。味も薄いけど悪くはない。
ダシをとったあとの煮干しをもう一度パサパサに乾燥させたような味。
居酒屋でさりげなく出てきてもわからない気もする。
マヨネーズやケチャップをつけると味のすべてが支配される。
一応コオロギ科(Crickets)。
タガメ(Giant Waterbugs)
サイズがでかい。ビジュアルはまるで巨大なGのようなので、抵抗感もでかい。
味は悪くない。苦かったり、ということはない。
が、とにかく食べづらい。食感が最悪。
特に羽根。固いというか、尖っている感じというか。
焼いたエビの尻尾の感じに近いんだけど、そもそも、エビの尻尾を食べない派なのでしんどい。
粉にしたい。
味は、食感も含め、だし用のいわしの煮干しに似ている。
タランチュラ(ZEBRA TARANTULA)
手足はタガメやオケラと同じような味わいだけど、腹の部分が特殊な味。
酸っぱさというか、苦さというか、今まで食べたことのないような。
好き嫌いが分かれると思う。
おわりに
田舎育ちなのでもともと虫にはあまり抵抗感がないのですが、
不思議なもので、一度食べると、他の虫も食べ物として見てしまう気がします。
そもそも、虫に対する嫌悪感って思い込みだと思うんですよね。エビとそう変わらない気がする。
なぜエビが平気なのかというのは「おいしいから」で、昆虫も「おいしい」と認知できれば感じ方もかわる…?
食べている様子も配信してみました。(虫の映像はなし)
こちらで買えます。
送ってきてもらったものは、熊本の自販機で購入したものです。