ミュージシャンがお金を稼ぐ手段はCDやライブだけじゃありません。直接楽曲を売るのも含め、ミュージシャンと関連する「稼げるWebサービス」をまとめてみました。
楽曲販売
TUNECORE
自分の楽曲を世界中の配信ストアで販売できるサービス。アルバム:¥4,750(税抜)/年〜 でストアの手数料以外は100%還元。配信先をまとめて管理できるのが強み。レポート機能も。
配信先はiTunes store・Amazon MP3・Music.jp・Spotify・Music Unlimited など。多くの販売チャネルを持っておきたい時によさそう。
Bandcamp
デジタル楽曲ダウンロード販売サイト。手数料(売上の15%)とpaypalの手数料を引いた残りがアーティストの取り分。カスタマイズに柔軟性があり、高音質配信や、価格がリスナーの方で決められたりもする。ランニングコストがかからないので、楽曲をあまりリリースしない人はよさそうです。
下はちょっと前の記事だけど。手数料は変わってるっぽい。
Audiostock
ロイヤリティーフリーの音源販売&クラウドソーシングサイト。BGM、歌モノ、効果音を売れます。利益率は40~60%。直接依頼はシステム使用料30%を差し引かれて支払われる。
BGM、効果音を売るならここ。歌モノも少ないので狙い目です。
ファンクラブ
Frekul
無料で楽曲配信、月額100円~9999円のプレミアムサポーターを獲得し収益に。他にも色々なサービスと連携。
ファンクラブ型収益モデルって、毎月有料会員用にコンテンツを用意しなきゃいけないので大変そうではありますね。
映像
Youtube
動画投稿サイト。楽曲、演奏、解説、ネタ系など。広告収入が入りますが、1再生あたり0.1円とシビアな数字。Youtubeのみで生活している人もいます。研究も進んでいて、新規参入するにはかなりレッドオーシャン。視聴者が低年齢化している事も注目です。
ニコニコ動画
動画投稿でポイント、または関連作品が作られる事でポイントが入る。親作品1再生あたり0.3円、小作品登録で1再生あたり0.1円程度。ブログサービスのブロマガも課金記事にできたり、ユーザーチャンネルでコミュニティに課金できたりと、様々なマネタイズ方法がある。
音楽に関してはカバー曲、ボカロ曲、歌ってみたが強い。流入が少ないので、Youtubeよりもバズが重要。
Ustream.tv
生放送サービス。ニコ動と違って放送時間の制限がないのが特徴。プランによっては、ユーザーから直接課金することも可能。
メインで使うより、配信チャンネルの一つとして考えたほうがいいかな。
文章
ブログ
ご存知文章を投稿するサービスの総称。主に広告、アフィリエイトでの収入がある。サービスはWordPressが代表的。このブログもWordPressです。アメブロは広告が貼れないので稼ぐのには向いてません。
ブロガー界隈では日々研究がされているので、ブログに適した文章を勉強しておきたいところ。
Webに沿った文章の書き方はイケダさんのこの本がおすすめです。
note
文章や写真、音楽を直接売れる。「課金できるTumblr」という感じのサービス。これから期待されています。アップロードが簡単で、利益率は90%とかなり高い。文章、写真は見せた後に投げ銭的に課金してもらうことも出来る。あとはアプリさえ来れば…
Amazon(KDP)
Amaoznのストアで電子書籍を出せます。 ブログを編集したものを売ってもいいんじゃないかな。バンドだったらツアーの旅行記とか。Livedoor Blogで簡単に作れるとのこと。
売り方はこちらが参考になります。
クラウドソーシング
ランサーズ
クラウドソーシングサイト。10万円以下なら手数料20%。音楽の仕事は少ない。あっても編集が多め。
ココナラ
500円でスキルを売れます。頼まれる経験を詰むためにやってみてもいいかも。あと相談とか。
物販
SUZURI
在庫を持たずに、画像をアップするだけでオリジナルグッズを作れる。基本価格から自分の「トリブン」を決めて値段をつける。現在Tシャツ・トートバッグ・マグカップ・iPhoneケースのみ。
登録は無料なので、商品にできる画像がある人は今すぐ登録しておいていいかもしれない。
BASE
無料で簡単にネットショップが作れるサービス。手数料は3.6%+40円(PayPal)。グッズの在庫を持ってる方はこちらで。
BOOTH


初期費用・月額利用料・販売手数料は無料。決済・保管・梱包・配送などの代行サービスも提供する。決済手段はクレジットカード決済となり、商品代金の3.6%+10円の手数料がかかる。イラスト、写真、音楽、動画、電子書籍などのデジタルコンテンツも販売可能。
pixivと連携したサイトなので同人の方はこちらを使ってるみたいです。
資金調達
CAMPFIRE
みんなからお金を集めるクラウドファンディングサービス。アルバム制作をこれでやっちゃう人もいる。金額毎に特典を考えたり、動画を作ったりするのが大変かも。
日本だと元々ファンがいる人が強くて、通りすがりの人がお金を出す事は少ないみたい。
イベント
詳しくないのでざっくりと。
TANZAK
音楽イベント企画・共有サイト。とりあえず企画する事に特にリスクがない。
everevo


ライブ・クラブ・セミナー・イベントの集客管理ツール。
Zusaar
決済できるソーシャルイベントプラットフォーム。
まとめ
最近ミュージシャンがマネタイズできるサービスが出揃ってきた雰囲気ですね。といっても色々なサービスが早いサイクルで出てくるので、今回は【2014年5月版】としました。
あとは自分の活動に合わせてどう組み合わせていくのか。
例えばTUNECORE で楽曲を売りつつ、動画の素材として適切な尺にしたバージョンをオーディオストックで売るとか。ニコニコ動画、Youtubeに同時投稿とか。手間とお金がかからないなら多くのプラットフォームで出しておいてもいいかなと。そのサービスにしかいないお客さんもいるので。iTunesのストア内試聴だけで買う人もいるし。
Webサービスだけでなく、リアルを拡張する方向もアリですね。ライブをUstで配信とか。機材さえあれば手間はかからないはずです。色々ありそうで面白い時代ですねー。
あとはコンテンツ自体の質を上げられれば!という感じでさよなら!