フィジカル・モデリング方式のギター音源AAS Strum Electric GS-1を買いました。
自分で弾けるので、ギター音源って全くチェックしてなかったんですけど、最近のやつってすごいですね。びっくりです。
ざっくりレビュー
・別のアンプシュミレーターは必須だけど音はすごくいい
・手軽にギターっぽく鳴らせて、多機能
・操作がめんどくさい
・リードよりコード系
デモ
アコギみたいな音はオムニスフィア、ベースだけ打ち込みじゃないです。
どうすかこの感じ。すごくいい。僕のセミオーダーしたギターより音いいんじゃないかな泣いていいかな。音が似てるから音作りしやすいしカブるから僕のギターいらなくなるね泣いていいかな。
参考に、僕のギターのボディはアルダーで、指板はローズウッドの割とシャープな音。そんな感じ。
別のアンプシュミレーターは必須だけど音はすごくいい
まずはね。まずは褒めちゃおう。弦をね、ジャランってする感じとかね。本物ぽい。すごく。
しかし、内蔵シュミレーターがショボすぎます。やっぱり専門のソフトすげえ。僕はLINE6のPOD Farm使ってます。フリー版もありますよ。
やっぱりギターの音ってアンプ大事っていうかアンプの音そのものなの?アンプってサラダのドレッシングみたいなものなの?とかちょっと思ったけど違うね。元音がやっぱりいいんだね。
あ、アンシュミを別で使うならSE1のAMPLIFIERってやつはオフで。
手軽にギターっぽく鳴らせて、多機能
押した鍵盤のコードを自動的にギターのボイシングに直してくれるんですけど、それがなかなかいい感じ。
あんまりギター知らない人でもギターっぽく鳴らせます。ボイシングって大事ね。ストロークも勝手にシュミレートしてくれるので、弾いてる感出ます。
あとは、DAWに張り付け可能なMIDIループも用意されてるので、フレーズもそれっぽいのがすぐ作れる。
奏法もハーモナイズド・チョーキング、カッティング・ミュート、トレモロ・ピッキング、トリル、ブラッシング、ブリッジ・ミュート他、かなり多いです。
音色に関するパラメーターもやたら多いんですけど、ギターやってる人なら見ただけで大体意味がわかるかなと。弾くポジションとか、ピックアップとか。
操作画面。
各弦について細かく。ほとんど使わないと思いますが
この2つの画面しかないです。
操作がめんどくさい
上記のように手軽に鳴るんですけど、使いこなすのは大変です。
まずこの音源、キーボードを押すように鍵盤を押してもそのままの音が出ません。
勝手にコードを直されちゃうし、Auto-Strumモードを外した時は、左手でコードを押して右手で各弦に対応した鍵盤を弾かないといけない。めんどくさい。
ピッキングとか奏法とかストロークで対応するキーが沢山あるので、それも覚えるのに時間がかかると思う。あと、ハイポジションの音を出すときもちょっと工夫が必要です。
鍵盤のように弾けるモードに切り替えられればいいのに。
使ってて思ったんですけど、キーボード奏者が使うものなのか、ギタリストが使うものなのか、ユーザーの想定が中途半端なのかもしれない。
ギターの事を知らないとわからない事が多いし、キーボード奏者じゃないとうまく弾けないと思う。両方できろってことか・・・・
ちなみに、打ち込み画面はこんな感じ。コードを押さえて弦の場所を弾く。デモの最初で、左に出てくるアルペジオね。
途中の歪んだ白玉。繋げても弾き直してくれてサウンドは自然。
リードよりコード系
リードもできない事もないですけど、多分クソめんどくさいと思います。自分で弾こう。
インストール失敗してた
他のプラグインだと適当でも大体いい感じの場所にインストールしてくれるんですけど、SE1の時は32bit版を64bitの所にインストールしてたみたいで、Cubaseが立ち上がらないし、立ち上がっても読み込まないという自体に陥りました。ちゃんと確認しないとね。
あとがき
ストラトだけじゃなくて、他のモデルも出して欲しいですねこれは。レスポールとか、フルアコの付属のMIDIフレーズがジャズに特化してるやつとか面白そう。たぶん買わないけど。
あとドロップDとか、半音下げとか、チューニング変えたりした音も欲しい。
あとこの動画ね。これで一気に欲しくなる呪いがかかる。
こちらのブログにこの動画の詳細が。
Strum Electric GS-1 と nanoPad2でかき鳴らせギター!: 駄記