『新しいことをはじめるコツを紹介します!』という動画を投稿しました。
その台本を加筆、修正したものです。
こんばんは。作曲家のこおろぎです。
現在、新型コロナウイルスで色々ありますけど、これって一過性のものじゃなくて、今後、社会は大きく変化して行くと思うんですよ。
今までの事が継続してやることができない。それで、新しいことを始めようかなっていう方も多いと思います。
なので、今回は、どうやって新しいこと始めていったらいいかっていうことについてお話ししたいと思います。
こおろぎについて
僕は新しいことを始めるのが大好きなんですよ。
本業の音楽のことでも、自動作曲のソフトやAIを使ったソフトウェアを試してみたりだとか、モデリングマイクやモデリングギターなどの新しいテクノロジーはなるべくすぐ試します。
能管とか三味線とかの新しい楽器をはじめたりと、そういうこともやってます。
最近は動画をとったり、手書きアニメーションや3Dモデリングを始めました。
そういう人間がこれからお話します。
心理的な問題をクリアする
とにかく、心理的な問題をクリアするってことですね。
新しいことに手を出すのが苦手な方って、心理的な問題がすごく大きいと思うんですよ。
そこをクリアするために、心を軽くするための心構えを話します。
4つあります。
・若くなくても新しいことは覚えられる
・失敗の経験も成長
・興味が醒めないうちにやろう
新しい事って気持ちいい
新しいことを始めるってね気持ちがいいんですよ。
人間って成長曲線ってあるんですよ。物事を始めてそれが身について成長していく速度の曲線。
それは始めた瞬間っていうのがいちばん上がり幅が大きいわけですよね。
続けるにしたがってだんだん緩やかになっていく。
緩やかになってきて成長が止まってくると面白さが少なくなってくるわけです。
新しいことをやるたびに、その成長が激しくて気持ちいい部分を何度も体験できる。それが中毒になる。
ゲームとかもね結構似たようなものだと思います。ゲームの新作って楽しいじゃないですか。でも、ずっとやってると飽きる。新しいゲームをやるとまた楽しい。
この飽きはどこから来るのか、って言うと やっぱり成長が止まるからだと思うんですよ。
なので、ゲームのように新しいことに挑戦すること。
若くなくても新しいことは覚えられる
「年だからもう新しいことを覚えられない」っていう人、結構いるんですけど、
若くなくても新しいことが覚えられます。
若い学生の人で「3年でこれだけ成長しました」みたいなその画像とかあるじゃないですか
それってすごいなと思うんだけど。
逆に自分もここまでやれば3年で成長できるんだ、と思いますね、自分は単にやってないからできないだけで、やったらできるな、っていうニートみたいなマインド。
そもそも、なんでその若い人が成長が早いのかって言うと今、制作ツールも学ぶツールも進化してきてるわけです。
昔それに取り組んだけれどもうまく上達しなかったって言う体験があるのかもしれないけど
今は制作ツールも学ぶツールも進化してるから自分も同じように成長できるんですよ。
若いからすごいっていうわけじゃなくて、学びの環境がよくなってる。
年配の方とか、パソコンは難しくてできないっていうかたがいるんですけど、
昔のパソコンって難しかった。それでね挫折した人多いんですよ。
今はもっと機能が複雑でもっと難しいんじゃないか、って思ってる人がいるんですけど 。
今はUIがよくなったりして、逆にパソコンは簡単になってるんですよね。
だから昔一度挫折した経験があっても、今始めたらうまくいくかもしれない。
失敗の経験も成長
道具とか買って、結局あんまりやらなかったらどうしようかな、とか思っちゃう方もいると思うんですけど、
そういう失敗した経験も成長です。気持ちいい。失敗は気持ちいい。
自分が知らない分野ほど成長になる。
道具とかはあまり安いのを買うのはよくないよ、って言われるんですけど、安くてもいいからさっさと買ったほうがいい。
悩んでる時間がもったいないんですよ。失敗したなと思ったらもっと良いのを買えばいいわけで。
結局のところ自分の分からない範囲の事って触ってみないとその先が見えてこないんですよ。
もっとこうすれば良かったな、とか、そういうのが実際に買ったりやってみないと分からない 。
今はメルカリみたいなフリマアプリとかですぐ売れるんで、現代って機材の失敗のリスクってすごい低いと思います。
僕もいろいろ楽器を買って失敗をしてる楽器ってのはたくさんあります。全然弾けないとか。変な楽器買っちゃったとか。
でもそれって「成長」ですよね。
例えばバイオリンを挫折したっていう動画も出したんですけど
バイオリンってここが難しいんだな、とか、こういう音の出し方をするんだな、とか、そういう学びがあったわけですね。
僕はバイオリンの方とお仕事することもあるので、曲を作るときにそういう知識が役に立ったり、雑談のネタになったりもします。
興味が醒めないうちにやろう
何かをはじめるときは「いいな」と思った瞬間にやりましょう
やっぱり興味っていうのは時間で醒めてくるんですよ。
この期間が終わったらやろうかな、とか、そういうこと考えてると、いざその時になったときに興味がなくなっている、ということがある。
やる気になってるうちに手を出しておくのが大事です。
すこしできるようになったら、やる気がなくても作業はできるようになるんですよ。あと、そうやって手を動かすと新しいアイデアなんかも出てくる。
やっぱり実際にやって、その脳みそに切り替わらないとアイデアも出てこないんですね。
一番最初、何かを始める時はやる気になった瞬間がすごく大事。
なので常に、時間的、精神的な余裕をもっておくっていうのも大事ですね。
で、すぐ役に立たなくてもいいんですよ。
今すぐ稼げるスキルを身につけなくちゃ、っていう感じじゃなくて 、10年20年後くらいに身についてればいいか、ぐらいの感覚でやってみるのが大事です。
興味があるから、何になるかわかんないけどとにかくやってみるっていうのが大事です。
そういう無駄なものっていうのは長い時間をかけてすごく効いてくるんじゃないかなと思ってます。
今このスキルが必要だから、稼ぐためにスキルを身につけなきゃいけないっていうことになっちゃうといきなり競争の中に入ることになってしまう。
自分がしょぼい状態からその競争に入らなきゃいけないっていうのはかなり精神的にしんどいです。
なので、何かを始める時は、趣味的に始めた方が絶対いいんですよ。
例えば今YouTubeで稼ぐために参入しようと思っても、今すごいクオリティの人がたくさんいて、
もっと稼げる人がたくさんいる中で自分がしょぼいクオリティで勝負してるって言うのは、かなりしんどいんですよね。
でも、採算を考えずに趣味的にやろう、って思えば他の人はあまり気にしなくていいわけです。
実際僕も、YouTubeは趣味的にやってます。喋ることの練習をしよう、とか、うまく撮影する練習、っていう感じでやってます。
ここまで
・若くなくても新しいことは覚えられる
・興味が醒めないうちにやる
・失敗の経験も成長
しんどい部分をどうやって抜けるか
ここからは始めた後の話。しんどい部分をどうやって抜けるかっていう話です。
僕は新しいこと始めるのは好きなんだけれども、どうしてもしんどいチャレンジっていうのがあります。
特に全然知らない分野の最初の期間はしんどい。
そこをどうやって抜けるか。
っていうのは4つあって。
・とにかく手を動かす
・時間を置いて何度もチャレンジする
・何度も別方向からチャレンジする
・人に習う
とにかく手を動かす
「とにかく手を動かせ」ってなんかよく言われる事だと思うんですけど、
どうやって動かせばいいの?と思いますよね。そういう時にはチュートリアルを見るのが一番いいです。
動画とか本とかのチュートリアルを見て、その通りに手を動かすと、自分の頭でほとんど考えなくても身につくんですよ。
余裕があったら自分のアレンジをちょっと加えて、発展させていく。
あと、短い時間でのトライアンドエラーの早さ。
この前実家に帰った時に、甥っ子とか姪っ子も一緒に帰ってきてたんですよ。それで親と甥っ子の両方にiPadの使い方を教えたんですけど。
それに違いがあって、子供の方が教えてすぐ触る。お絵かきソフトを渡して1秒後には書き始めてました。
逆に親の方はすごく慎重に触ってましたね。
子供の学習が早いのは、このトライアンドエラーの速さがまず違うんじゃないかなと思いました。
とにかく早く試して失敗してみるって言うのが結構大事なんじゃないかなっていう。
時間を置いて何度もチャレンジする
時間を置いて何度もチャレンジする、そうすることで最初の期間を超えることもできます。
途中でやめてもいいんですよ。途中でやめるけど色んな事をやって、時間をおいて、また戻ってきた時にうまくいく時がある。
先ほど言ったように、時間が経つほどツールとかチュートリアルとかも進化するので、
昔挫折しても、もう1回チャレンジしてうまくいくってことあります。
何度も別方向からチャレンジする
何度も別方向からチャレンジするといいです。
大体しんどいチャレンジをしてなければいけない時っていうのは、何か目的があるんですよ。
例えば、僕は音楽につける動画を作れるようになりたいっていう目的があるんですけど。
実写でカメラで撮った映像をやったけど、うまくいかないな、っていう時はVR内で撮影してみようとか、手書きアニメ書いてみようとか、3Dアニメを作ってみようかなとか、
スライドしてやっていくことでその目的に対する大きなスキルはついてくるんですよ。
例えばカメラワークとか照明とか、そういう大きなスキルはついてくる。
常にいろんなことにチャレンジしてればだんだん少しずつ少しずついろんな方向から掘り進めていけるんですよ。
そういう目的に対して手段をスライドさせていくことによっていつか自分が得意なものが見つかって、目的に到達できるんじゃないかなと思ってます。
人に習う
僕はあんまりやらないんですけど、本腰を入れてやるなら人に習うっていうのもいいんじゃないかなと思います。
最初の期間って本当に何をすればいいかっていうのは全然わからないんですよ。
僕はプログラミングはめちゃくちゃ苦労しました。成果物ができないからフィードバックもなくてどこがダメなのかも分からないし。
やっぱりそういう点で、しんどいなっていう時は一人の先生をつけて教えてもらった方がいいかなと思います 。
お金をちゃんと払ったりとか、先生の時間を取ってもらったりすることでモチベーションにもなりますし。
新しいことを始めないとどうなっていくか
最後に、新しいことを始めないとどうなっていくか。
あまり脅すようなことは言いたくないんですけど。
まずは稼げなくなっていくというのが現実的な問題としてあります。
時代が進むにつれ、新しい技術とか稼ぎ方ってのがどんどん出ていくわけですよね。
昔、僕のおじいちゃんの時代は川まで水を汲みに行ってたらしいんですけど、
川まで水を汲みにいく速度がどんなに早くなっても、水道の便利さとか安さにはかなわないですよね。
必要なスキルも全然違いますよね。
川に水を汲みに行くなら体力が必要なんだけど、水道管を管理するみたいなスキルが必要で、全然違う。
やっぱり時代が変わるってそういうことなんですよ。一つのスキルを突き詰めるより他のスキルにを身につけたほうが早く先に行けるって言うことがある。
音楽家ももう音楽ができるだけじゃなくて動画とかプログラムとか、自分の見せ方とか、そういうものと融合させて表現するってのがもう当たり前になってきてるわけですよね。
必要なスキルとか評価軸自体も変わってきている。
そして、新しいことを始めるクセを付けておかないと、新しいことが始められなくなっちゃう。
例えば、引きこもりの方とかいると思うんですけど、長くと引きこもりの状態であればあるほど外に出づらくなっちゃうっていう。
学校も1回休むと行きづらくなるじゃないですか。ああいう感じにも似てますね。
ちょこちょこ新しいことやって、できない自分からできる自分にする体験をやっておかないとだんだんそのハードルが高くなっていくんですよ。
仕事でもプライベートでも、新しいこと始めるのはちょっとなー、っていうマインドになってきちゃうわけですよね。
逆にいつも新しいことやる癖をつけておくと、自分は新しいことをやるのが得意だっていうマインドになってきて、能力自体も上がってくる。
おわりに
小さいことからはじめて、そういうマインドにしていけばいいんじゃないかなと思います。
あと、僕は「恥ずかしいは気持ちいい」と思い込んでやってます。
今まで見せていなかった自分の一面を見せる時とか、はじめたばかりの自分のしょぼいところとかを見せるのってすごく恥ずかしいじゃないですか。
でも「恥ずかしい」は「気持ちいい」んですよ。
恥ずかしいっていうのは気持ちいいっていう変態みたいなマインドを持ってやってます。
ではまた。