コンパクトなアナログシンセKORG『monotribe』レビュー

楽器・ハードウエア

ソフトシンセじゃ物足りない!

と思ってて、ツマミがたくさんあるアナログシンセが欲しかったんですが、シンセメインで曲作ってるわけではないので、どれも値段が高くて手が伸びなかったんですよね。

いままでは。

KORGさんがやってくれました。僕の願いを全部叶えてくれるわがままシンセサイザーmonotribeを発売しました!そしてすぐ買いました!僕のファーストアナログシンセです。

KORG/monotribe ANALOGUE RIBBON STATION コルグ アナログ音源シーケンサー

もうこれは僕のために作ったとしか思えません。

公式デモ

今回はシンセに詳しくない僕でも操作が直感的で分かりやすい、男らしい作り、monotribeのレビューです。

使える音とこだわりのツマミ

アナログ感たっぷりですね!ってはじめてアナログシンセを買ったからわかんないんですけど。音は太いです。

エフェクトはないです。シンセの基本的なパラメーターのみで音を作ります。男らしいです。

リズムはちょっと音が軽いですが、後述するようにミキサーを繋げてEQすればいいでしょう。

シンセって安いものほどツマミが少なくなって、細かいパラメーター設定は深い階層に行かなきゃいけないんですが、monotribeはほとんどツマミで操作できます。ここまでツマミにこだわったシンセ、今まで見たこと無いです。はじめてアナログシンセを買ったからわかんないんですけど。

音程を演奏するのは諦めよう

鍵盤の絵がプリントしてあるリボンコントローラーに触って音を出すんですが、メロディを演奏するのには全く向きません。ただリボンコントローラー自体は触ってて楽しいです。演奏はツマミをぐりぐりするのが基本。

軽いのにツマミしっかり

全体の大きさは手を広げたよりちょっと大きいくらい。

本体重量735g(電池含まず)なので、うちにあるワウペダルより軽いです。

ツマミはしっかりしていて手ごたえがあるので、演奏しやすい。こだわりを感じる作りです。

少ない入出力

アウトはモノラルフォンと、ヘッドフォンのみ。男らしいです。ギターのケーブルをそのまま使えます。

AUXセンド&リターン等もないのですが、ミキサーを繋げればそこを補いつつもっと遊べそうです。

MIDI IN/OUT、USBがない

MIDI IN/OUTがないです。USBもないです。DAWと同期なんてくそくらえ、といったところでしょうか。しかも今のテンポすら確認できません。男らしいです。

しかし、そこはさすがKORGさん。SyncKontrol for monotribeというBPM、タップ・テンポ、スウィングができるiPhoneアプリを出してます。

 

さらにこのアプリ、iELECTRIBE、iMS-20などとのワイヤレス同期再生、Wireless LAN経由でMIDIクロックと再生/停止を受信する機能があるらしいです。

そういや先日MIDI IN/ONTを装備したmonotribe見かけました。改造勢もいるみたいですね。

スピーカーがついてる

買うまで全く知りませんでしたけど、スピーカーが付いてます。しかも裏。

音質は申し訳程度ですが。こういう機器には珍しいです。MIDIをつけないでスピーカーを付けるというのはなかなかおもしろい判断ですね。

ミニジャックのAUDIO INがあるのですが、そこにiPod等のプレーヤーを繋げて、バーベキューやキャンプでも楽しめます。

魅力的なお値段

忘れてました。驚異的に安いです。僕は専用アダプターも買いました。