はじめて買う音楽理論書は『作曲少女』でもいいと思う。

公開日: : 教則本・その他本

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はじめて買う音楽理論書は『作曲少女』でもいいと思う。作曲少女

どうも、音楽理論書、教則本収集家のこおろぎです。

『作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~』をヤマハミュージックメディアさんから頂きました。

この本は、ライトノベル形式の作曲入門書。

著者は作詞・作曲家としても活躍する仰木日向さん。イラストはまつだひかりさんです。

ざっくり

・超初心者向け
・難しい話は最低限
・キーの概念が把握できる
・作曲の動機、内面について書いてある

読者が主人公と一緒に、実際にありがちな壁を少しずつ突破して、最初の1曲を仕上げられる本になっていて、これからはじめて作曲をする、超初心者におすすめです。

難しい話は最低限ですが、かならず習得すべきキーの概念については丁寧に説明してあるので、はじめての理論書として、きちんと身になる本でもあります。

普通の理論書ではあまり触れられない、音楽を作る動機や内面について書いてあるところが好きです。

作曲はね、『今まで自分が感動してきた体験や記憶、空間や時間を、自分なりの形で音楽として再現する』っていうことなんだ

作曲を身につけるために必要なのは、理論書ではない。何にもわかってなくていいから『何がなんでもとにかく1曲作る』。これなんだ。

最終的には、アイデアが作曲のほどんど全部なんだ

初心者どころか、中、上級者も見失いがちな、音楽制作の本質についても触れられていると思う。

間違うということ

理論的にひとつも間違ってない”正しいもの”を作れたとしても、おもしろいものじゃないなら意味がない

正しいバージョンを知っているからこそ『狙って間違う』ことができる

「間違う」という言葉がたびたび使ってあって、この言葉選びが絶妙だなと思っていて。

普通、理論書みたいなものには「正解」が書いてあって、初心者は「そこから外れたらダメなんだ」と思い込んでしまう。

実際は間違いの音なんてないし、今の理論書は間違いに厳しくもないんだけど。

でも、あえて「間違う」というワードを入れる事によって、この本を読んだ人がルールに沿いすぎて、正しすぎて面白くないものを作る人間にならないようにしている。

テクスチャーについて

すべての理論書を読んだわけじゃないけど、たぶんこの方法をとっている理論書はこの世にないと思う。

テクスチャーという作曲法が紹介されているんですが、マッシュアップ、リミックス、MADなどと似たようなものですね。はじめは、そういうふうに他の曲からパーツを拝借して作るといいと思う。売らなければ怒られないし。

ちなみに、音楽用語の「テクスチャー」とは違います。

おわりに

作曲少女
実は前からイラストのまつだひかりさんのファンでもあります。絵がふわっとしててかわいい。

小説だからこそ、作者の言いたいことがつまってる本だなあと思いました。

なんと、JKのお風呂シーンもあります。

 
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  • フリーランスの作・編曲家。ドラマ、舞台、CM、Youtube、VRなどの映像やゲーム、アプリの音楽を作ったり、歌モノの編曲をしたり、ワインを飲んだりスプラトゥーンで遊んだりしてます。ファンタジーな音楽が好き。→詳しく

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