あらゆる機能を詰め込んだEQ。 Waves『H-EQ』レビュー

プラグイン

Waves『H-EQ』。このEQを一言で言うならば

今現在の技術をすべて詰め込んだ超わがままEQ

と言う感じ。通常のEQの機能に加えて

・ビンテージシミュレート
・MS処理
・アナライザー

が一緒になっております。

音について

肝心の音について、まず各セクション毎に英国系、米国系、デジタルのシミュレートが選べます。

シュミレート系でブーストするとざっくりした音で固めの倍音が出てきます。この前紹介したOxfordEQは高域がシルクのようでしたが、それとは方向が違う音です。

カットする時はデジタルのモードにしないとQが狭くならないので注意ですね。

右下にアナログセクションという謎のボタンが付いてるんですが、アウトプットでサチュエーションや低周波ノイズ・・・?(誰得?)を加える事が出来るようです。

かなり見やすい&機能満載のアナライザー

一番最初に目が行くのがアナライザー。最近珍しくはないけど、これはすごく見やすい。

IN/OUTやフリーズ、ピークホールド、MS時も別々に表示できたりして、もうこれ以上つける機能ないでしょ!っていう感じ。あと沢山立ち上げるとグラボが落ちました。

MSモード搭載

出ました、最近流行のコレ。センターとサイドを別々にEQ出来るアレです。

使ってみると予想以上に便利。ストリングスのサイドだけ高域上げて広がりを出したり。使ってないスペースが使えるようになった気分になります。

あと、MSモードの時、アナライザーのセンターとサイドが自動で切り替わるようにして欲しかったなあ。いちいち変えないといけないのがめんどくさい。そしてちょっと操作しづらいです。

鍵盤で周波数を指定できる

このプラグインの七不思議の一つとして有名なのがコレ。

鍵盤がついてて音階でEQをかけられるんですが、どの場面で使うんだろう・・・・ループ系の音楽向けな感じかな?特定の音程がピーキーな時なんかにはいいかもしれないけど。

まとめ

エンジニアさんだったら聞けばEQのポイントはすぐわかるでしょうけど、モニター環境もままならないDTMerにはこういう親切なEQがいいと思う!

単体トラックはもちろん、マスターでも使えまくるH-EQはミックスをもっと簡単にしたい!っていうDTMerにオススメしたい一品です。

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