ツイッターで
「バンドをやっているorやっていた方に質問です。バンドの支出、収入を記録していますか?」
というアンケートをとったところ、こんな結果になりました。
バンドをやっているorやっていた方に質問です。
バンドの支出、収入を記録していますか?— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年8月26日
なんと、記録していないバンドが72%。
僕のフォロワー周辺は、比較的ネットなどの情報を見て活用している層だと思いますので、現実には記録しているバンドはこのアンケート結果よりも少ないでしょう。
僕も10年以上バンド活動をしていたんですが、きちんと記録していた時期はほとんどなかったですね。かなり反省しています。
収入、支出を記録し続けるだけでバンドのお金の問題が改善する説
ここで、「収入、支出を記録し続けるだけでバンドのお金の問題が改善する説」を提唱したいと思います。
食べたものをメモするだけで痩せるという「レコーディングダイエット」と同じで、記録するだけで数字に意識的になり、結果が出てくる。はず。
特に支出ですね。バンドってその場で割り勘をしたりして、全体でどのくらい使っているのかというのがきちんと把握できない。
そういった、分散された支出に意識的になり、無駄な支出を減らすだけでもかなり効果がある。はず。
収入と支出を合わせた「営業損益」を把握するとさらによいですね。
慣れてきたら、損益の具体的な数値目標を作って活動してみるとおもしろいんじゃないかなと思います。
「この数字を毎月超えられるようになるとバイトを1日辞められる」とか、「ここになれば全部辞められる」とか。細かく設定して少しづつ達成する。
毎月少しづつ改善するだけでも食える生活に近づいていくし、横ばいになっていたら、大きく路線を変えないとダメだな、という判断基準にできる。
とにかく、数字を眺めるだけでも、これからの活動方針の目安になるはず。
自動化して楽に記録、分析できるようにする
レシートを集めて入力するとか、アナログのノートに記帳するとか、バンドマンが続けられるわけがありません。
なので、記録や分析を自動化するというのはかなり重要。というか必須です。
会計係を決めて、その人がバンド用の口座とクレジットカードを作り、freeeなどの会計サービスに自動で記録されるようにする、というのがわりと楽なはず。
楽に記録するための設定
バンドの収支を記録するには、会計係が以下の設定をします。
✔銀行口座を作る
✔クレジットカードを作る
✔会計サービスに登録する
✔現金を使わない
最初にやることは多いですが、1度設定してしまえばあとは楽なはず。実は、事業主とやることが同じです。バンドも会社みたいなものなので。
銀行口座を作る、クレジットカードを作る
楽天カードの審査が通りやすいらしい。ついでに楽天銀行の口座も作ってしまえばよいですね。
会計サービスに登録する
会計サービス「freee」に登録し、口座とカード情報が自動で記録されるようにする。科目の入力が必要ですが、同じような取引は自動化できます。
こんな感じでグラフも出ます。
個人事業主プランで毎月1000円ほどかかります。事業主として登録することで、意識も変わってくるかもしれないですね。
常にオンラインで決済する
バンド関係の支払いはできる限りクレジットカードを使い、メンバーへの集金はLINEの機能「LINE Pay」の割り勘を使いましょう。支払いもLINE Payで。
現金にするときに200円かかりますが、個人の間で何度もやりとりするならこのサービスが一番よさそうです。
おわりに
記録するだけで状況が改善するなら、とりあえずやってみたほうがいいと思いませんか!