普段、音楽制作をするときは「モニタースピーカー」と言われる、原音の再現度が高いスピーカーを使っているのですが、
制作した音楽は、最終的にテレビやスマホ、ノートPC他、いろいろなスピーカーで聴かれるので、制作中の聴こえ方と、最終的なユーザーへの聴こえ方が違う場合が多い。
なので、最終的に聴かれる環境を再現し、チェックするため、聴きやすくて”音の悪い”サブモニターを探しています。
せっかくなので、今まで試したものをレビューします。
SONY『SRS-A1』★★★★☆

うちのメインサブスピーカー。周波数レンジがそこそこ広く、ダイナミックレンジが狭い。
音が柔らかく聴きやすい。ちょっと音がよすぎる。
今回紹介した中で、リスニング用途ならこれを使いたい。
生産完了しているみたいだけど、似たようなモデルなら傾向は同じだと思う。
BUFFALO『BSSP29UWH』★☆☆☆☆

紹介する中では最安。
高域にジャリジャリした成分があり、ホワイトノイズが乗っていてSN比が悪い。
さらに、音量の大小が極端なので、かなり聴きづらい。
音の悪さ自体はいい感じなんだけど、聴いていて不快なのでつらい。どんな用途でもおすすめしない。
LOGICOOL『Z120BW』★★★★☆
適度に音が悪く、かつ聴きやすい。
リスニング用にもおすすめ。うちのは壊れてしまった…
ANKER『SoundCore mini 』★★★★★

Bluetooth搭載。
手元に置いて音が出せるので、スマホ感をチェックしたいときはいい。
音質は中域に寄っていて、声が聴きやすく、気持ちよさもある。見かけによらず、低音が出る。
リスニング用途なら声中心のライブ配信におすすめ。
ラグが体感で40msくらいあるので、そこは注意。
2があるみたい。
Noise Ash『Speaker Sim』★★★☆☆

スピーカーのシミュレートをするプラグイン。悪くないが、やはり現物から音が出ていないと気分が出ない。
テレビの音がシミュレートされてないのが不満。
おわりに
昔は紙みたいなペラペラなスピーカーも多かったんですけど、最近のものはどれを買っても音がそこそこよくて、スピーカー単体でスマホやテレビのような音が出るような、音の悪いものはほぼないですね。
テレビの音に近いスピーカーを探すより、小さいテレビを買って、モニター専用にしたほうが早いのかもしれない。
スタジオのサブモニターとしては、SONY「ZS-M5」も有名ですね。
サブモニター用途のスピーカーならフリマアプリ「メルカリ」で探すのもよさそう。