手堅い民族楽器の総合音源『World Suite』レビュー

ソフトウェア音源

民族楽器の総合音源『World Suite』
UVI Workstationに読み込んで使うバーチャルインストゥルメントです。

以前のバージョン「Ethno」から今まで愛用しています。

ざっくり ★★★★☆

・320以上の楽器、8,000以上のループとフレーズが収録
・楽器1つあたりの完成度はすこし低い
・音が固くて近い
・楽器固有のパラメータがある
・視覚的にわかりやすい
・ループを直接DAWに張り付けられる

アフリカ、アジア、オーストラリア、ケルト、東ヨーロッパ、インド、インドネシア、中東、欧米、南米、スパニッシュジプシー、カリブのサンプルとループが収録されています。

総合音源にありがちな大味な感じもありますが、それぞれの音がきちんと使えて、収録されている量も多いので、コストパフォーマンスのよい音源。

適度に泥臭さがあり、楽器固有のおいしい感じがきちんと出ているのがすきです。

キースイッチによる奏法切り替えはそこそこ多い。

音色は固く、ベロシティによる表情変化も少なく、マイクも近いので、特にオーケストラに混ぜるときに苦労します。

あと笛や弦楽器など、レガートがある楽器はサンプルでの表現力に難があります。そういうものはフレーズを組み込んで使うほうがよさそう。

楽器のシルエットが出て、見た目がわかりやすいのもいいですね。知らない楽器でもどんなものなのかざっくりわかる。

特に使うもの

和楽器

特に締太鼓はこれくらいしか音源がない。尺八もキースイッチやフレーズが多いので使えます。

金物は収録されていない。

アコーディオン

アコーディオンの種類、音色が多いです。選び放題。

ただ、ダイナミクスがつけられないので、プラグインで音量のオートメーションを書きます。

インド系

打楽器の種類が多い。

あと、ガムランもすきでたまに使います。味わいがあっていい。最近はマンドリンもよく使う。

コンガなどのキューバ系は少なく、ざっくりしているので、他の音源を使ったほうがよさそう。

楽器ごとにパラメータが違う

キースイッチの種類はもちろん、楽器ごとにいじれるパラメータが違う。

尺八。レガートやポルタメント、ビブラートが設定できる。

アコーディオン。レジスター・スイッチの切り替えができる。

長胴太鼓。マイクの種類が選べる。

楽器のシルエットも出るし、パラメータもシンプルで見た目がわかりやすい。

ループを直接DAWに張り付けられる

ループを直接DAWのトラックに貼り付けられるので、素早くエディットできます。神機能。

フレーズもドラムも早い段階で貼り付けて使っています。

おわりに

民族楽器って特定のジャンルを作り続けないかぎりはそれぞれをちょこちょことしか使わないので、これさえもっていれば広く対応できます。

レアな楽器も収録されているので、おもしろい生楽器の音がないかな、と探すときにもいい。

■World Suite | Rock On Line eStore

■World Suite | UVI