Q.効率的なインプットのしかたを教えてください
A.僕がやっていることを3つ紹介します
アウトプットしながらインプットする
試しに、身につけたいアプローチを真似した曲を1曲まるごと作ってみたり、曲を作るときに意識して一部を取り入れてみたり。
参考にする曲をDAWに直接貼り付けて、聴き比べながら作ってもよいですね。
そうすると、いつの間にか自分の血肉になっています。
しかし、身についてしまったことは無意識にできるようになるので、引き出しになる感覚というのは薄いんじゃないかなとは思います。
僕も、常に「俺って何も知らないな」と不安になっているので、作曲と勉強がやめられません。
頭の中のものを再現できるかどうかチェックしてみる
頭にサウンドが浮かんだ時に、「どうしたらそのサウンドにできるか」という手順がすぐ思いつくでしょうか。
例えば、オーケストラ全体でのトゥッティが思い浮かんだ時、そのサウンドの中でトロンボーンはどう重ねているのか。ような。
その手順がわからなかったら、技術として身についていないということなので、似たアプローチのスコアを見たり、本を読んだり、耳でコピーしたりして、頭の中で出したい音がすぐ現実の音として再現できるようにしましょう。
頭の中だけでなく、聴こえてくる音楽すべてをそうやって再現可能になると、ずいぶん上達すると思います。いや、それをすべてできたらプロに限りなく近くなるはずです。
好きな分野だけを掘り下げる
好きな分野ならどんどん頭に入りますし、好きでもない分野のことは頭に入っていきません。
なので、とにかく好きなことだけを掘り下げていく。
そのためには、常に自分の「好き」を見逃さないようにする。「好き」のストックを溜めて続けておくことが重要です。習得したら減っちゃいますから。
そういう意味では「幅広く曲を聴くこと」というのはとてもよいことをしていると思います。
意識的にいつも聴かないようなものを聴くことで「好き」の量を増やせますので。
質問はこちらから
基本的にブログに掲載します。
最近、インプットとしての意味で色んな曲を聴くことの重要性を痛感し、積極的に実行に移しているつもりです。
幅広く曲を聴くこと自体に関しては困っていないのですが、いかんせん身になっていない自覚があります。
曲を知る事が出来ているだけで、あとあと作曲の作業に入りいざ画面に向かった時に自分の引き出しになっている気がしないのです。
こおろぎさんはなにかこれと決めたインプットの「やり方」のようなものはお持ちでしょうか。