アニメソング(アニソン)といえば、一般的には楽しい曲やノリの良い曲が思い浮かぶと思うんですが、僕はファンタジー系のアニソンが大好きなんですよね。
というわけで、今回はわりと新しめのおすすめファンタジー系アニメソングをまとめてみました。
ファンタジー系アニソンの、壮大だったり過剰なエフェクトやリズムが入ったりしている曲調は、架空の物語というベースありき。
現実系?のアーティストだとそういったアプローチが浮いてしまってハマらないんですよね。こういう曲調はアニソンならではなのです。
ではいきましょう。同じアーティストは似た雰囲気のものが多いので、泣く泣く割愛しました。
world’s end, girl’s rondo | 分島花音
『selector spread WIXOSS』OP
作詞・作曲:分島花音
編曲:江口亮
シンガーソングライター、チェリスト、イラストレーターでさらに美人という、完璧感ある人物、分島花音さんの曲。
美しいストリングス、攻撃的なボーカルエフェクト、めまぐるしく、ひねった和声やベースライン、フィルインなど、情報量が多い。
ダークな内容のアニメの世界観ともマッチしている。このシリーズの他の曲も担当されています。
月光シンフォニア | AKINO & AIKI from Bless4
この動画はカバーです。多少違うものの、オケからほぼ同じように再現してあります。すごすぎ。
『創聖のアクエリオン・EVOL』ED
歌詞 Gabriela Robin
原曲 作曲・編曲 菅野よう子
原曲 歌 AKINO & AIKI from Bless4
古くはカウボーイビバップや攻殻機動隊、今や大河ドラマや朝ドラも担当する作曲家、菅野よう子さん作曲。
ピアノ中心のバラードで男女のデュエット。
どこか別の世界へ連れていかれるようなコードワーク、ベートーヴェンの月光を思わせるようなアルペジオに乗せて歌われる。
オケは特殊な響きにもかかわらず、ボーカルラインは伸びやかで素直。ディズニーのような王道な雰囲気もある。
ビジュメニア | 悠木碧
『世界征服~謀略のズヴィズダー~』ED
歌 悠木碧
作詞 藤林聖子
作曲 bermei.inazawa
シンセサイザーとストリングスを中心にした浮遊感のあるサウンドがbermei.inazawaさんらしい曲。
囁くような歌い方。歌詞の言葉遣いも独特で、かわいらしさもある。
クピドゥレビュー | 悠木碧
『彼女がフラグをおられたら』OP
歌 悠木碧
作詞 藤林聖子
作曲・編曲 zakbee
暗い曲ばかりになりそうだったので悠木碧さんからもう一曲。
フルートとブラスのユニゾン、トイピアノ、ベル、SEが印象的。
細かい音が多く騒がしいけれど、それぞれが効果的なアプローチになっていて、無駄がない。
かわいらしいんだけど、おしゃれにまとまっていてアニメっぽ過ぎないのもよいですね。
Magia | Kalafina
『魔法少女まどか☆マギカ』ED
歌 Kalafina
作詞・作曲・編曲 梶浦由紀
幻想的な楽曲が多い、梶浦由記プロデュースによる女性3人組ヴォーカルユニット「Kalafina
」。その中でもこの曲は特殊な雰囲気があります。
冒頭から銅鑼と中東を思わせるコーラスライン、うねうねとしたストリングスで世界に引き込んできます。
シンプルだけど特殊なメロディ1本を徹底して聴かせる、というのは梶浦由紀さんらしい。
物語の世界観とのマッチングと、曲の使い方もすばらしい。アニメ視聴より先にこの曲を聴いたあなたは今、損をしました。すいません。
Paradisus-Paradoxum | MYTH & ROID
『Re:ゼロから始める異世界生活』OP
歌・歌詞・作曲・編曲 MYTH & ROID
プロデューサー・Tom-H@ckを中心としたコンテンポラリー・クリエイティブ・ユニット「MYTH & ROID」の曲。
美しくも特殊なアプローチで演奏されるストリングスや、ピアノに加えて、グリッチのような強引なドラムパターンがリズムを引っ張っている。
美しさと汚さのコントラストが気持ちいい。本編の狂気をよく表現している。
unravel | TK from 凛として時雨
『東京喰種トーキョーグール』OP
歌・歌詞・作曲・編曲 TK from 凛として時雨
バンド「凛として時雨」のギターボーカル、TKのソロ曲。
ピアノやシンセ、ストリングスが幻想的で美しくも、歌、ノイズやギター、ドラムが狂気的。
本編の雰囲気とマッチしています。
aLIEz | 澤野弘之
『アルドノア・ゼロ』ED
歌 SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki
作曲 澤野弘之
同アニメの劇伴を担当している澤野弘之さんの曲。
劇版のメロディパターンが引用されており、本編の一部のような印象になっています。
チップチューンのような音色が印象的。日本語と英語を混ぜた特殊な歌詞も耳に残ります。
このアニメはファンタジーというか、ロボアニメでありSFチックなんですが。
オラリオン | やなぎなぎ
『終わりのセラフ 名古屋決戦編』ED
歌・歌詞 やなぎなぎ
作曲・編曲 藤間仁
歌唱はアニメソングを多く歌うやなぎなぎさん。
動画ではカットされていますが、冒頭はアカペラで始まり、バンドがインして高速カッティングのアプローチ。
そこから、テンポが急激に遅くなり、別の世界へ連れていかれて、また現実に戻ってくる、というジェットコースターのような展開なんですが、違和感どころか、かっこよくまとまっている。
My Dearest | supercell
『ギルティクラウン』OP
歌 こゑだ(supercell)
作詞・作曲・編曲 ryo(supercell)
引用できそうなのがこれしかなかったんですが、イントロの入りが映像と相まってめっちゃいいんですよね。
ryoさんらしい疾走感あるリズムと、ストレートで気持ちよく伸びる歌声。
物語とリンクする歌としては、歌声に透明感が欲しかったところですが。
おまけ EXiSTENCE | SiM
『神撃のバハムート GENESIS』OP
歌 SiM
歌詞 MAH
作曲・編曲 SiM
バンド「SiM」の楽曲。
思いっきりロックバンドで楽曲もそうなんだけど、王道ファンタジーの主題歌というギャップ。映像とリンクしていてかっこよい。
おわりに
フラットに選んだつもりなのに、結果的に有名な人が多くてなんかくやしいです。
もともとビジュアル系が好きだったんですが、その影響もこの選曲に表れている気がしますね。